機能性ヨーグルト、次のブームは「美容系」？

　近年話題の機能性ヨーグルト。2000年に入ってから乳酸菌の機能性商材が発売され始め、2012年にはテレビで乳酸菌の特定疾患への効果について報道が多くなり、市場が活性化。ピロリ菌抑制、インフルエンザ予防、コレステロール低下、花粉症対策等々、さまざまな効果が謳われ人気だ。

　そもそも、ヨーグルトに含まれている乳酸菌類は腸内環境を整えると言われ、以前から女性たちのデイリーフードとして取り入れられてきた。腸がキレイになると比例して美容にも良いという意識が定着しているほか、最近では、より明確に「美肌」を意識した商品が各社から続々と発売されている。

　美肌に対するアプローチもバラエティに富んでいて、コラーゲンやヒアルロン酸を加えたものなど多彩だが、なかでも注目を集めているのが、「コラーゲンを補う」のではなく、「コラーゲンを自ら産み出す」という、森永乳業の『アロエベネ』だ。

　美肌系ヨーグルトブームの火付け役である同商品が発売されたのは昨年9月のこと。ヨーグルトドリンクの中でも好調な、299グラム以下の小容量タイプであるほか、アロエベラから発見した美容食品成分“アロエステロール”を配合している点が大きな特長で、美容意識の高い女性たちを中心に「美肌体質」になれると支持を広げていた。なお、同社は23日、アロエステロールが紫外線によって誘導されるコラーゲンやエラスチンの分解やヒアルロン酸量の低下を予防することを確認したと発表。紫外線に対する新効果が明らかになったこともあり、今後さらに注目される可能性を秘めている。

　スムージーやコールドプレスジュースなど、美容に良いとされるドリンクは多数出てきているが、販売している店が限られている等の難点がある。毎日続けやすく、身近な存在である美容系ヨーグルトは今後、キレイを作るスタンダードになるかもしれない。

⇒『アロエベネ』公式サイトはコチラ

• 
• 

2015-03-31