夜景100選の絶景も見られる!? ユニークサービスエリア
2015-09-19 13:17 eltha
まずは、気分が上がる絶景スポットから。長野道の姨捨(おばすて)SA(上り)は、『夜景100選』にも選ばれている善光寺平の夜景を楽しむことができることが知られる。善光寺平は5度にわたって武田信玄と上杉謙信の戦いの舞台になるなど、さまざまな歴史の表舞台になった地としても有名。夜景だけでなく、伝統的な棚田作りなどの自然が堪能できる昼間の景色もまた美しい。水鳥の生息地を守るラムサール条約に登録されている、化女沼(けじょぬま)に隣接した東北道の長者原(ちょうじゃはら)SA(上り)では、渡り鳥も観察できる見晴らしの良い展望台が。夕日がオススメなのは、新潟県・佐渡弥彦米山国定公園にある、北陸道の米山SA(下り)。大海原が広がる絶好のロケーションで、天気が良い日には佐渡島も見えるとか。
最近は、テーマパーク感覚で楽しめるSAもある。関越道の寄居(よりい)PA(上り)にある、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ作の人気小説の世界観を表現した「星の王子さまPA」はその代表格。南フランスの雰囲気が漂う外観が特徴で、プロバンス地方の家庭料理が味わえるランチやディナー、焼きたてを提供するパン屋、カフェなど、リラックスして楽しめるお店も充実。土・日、祝日には、物語のフレーズなど、各所に散りばめられた施設の秘密を紹介する、ミニガイドツアーも行われている。
東北道の羽生PA(上り)には、池波正太郎の名時代小説『鬼平犯科帳』とコラボした「鬼平江戸処」なるスポットも。建物や小物など細部にまでこだわり、江戸の町並みを再現。天井が朝、夕、夜で色を変えたり、季節によって流れる音が違ったりと、ドラマチックな演出が魅力的だ。少し趣向が異なるが、常磐道のPasar守谷SA(上り)には、施設内に人気キャラクター・ハローキティを模した巨大な自販機があるほか、いつの時代も男の子たちの心を掴んで離さないウルトラマンキャラクターに会えるスポットも。東北道の安達太良SA、関越道の高坂SAには、各上下線にウルトラファミリーの“誰か”のオブジェが佇んでいる。
長いドライブの最中、甘〜いスイーツで気分転換したいという人は多いはず。SAスイーツの定番ソフトクリームは、以前よりもさらに地域性が豊かで、ユニークなものも増えている。小岩井の濃厚なソフトクリームに、地元ならではの南部せんべいとわらび餅をトッピングした、甘じょっぱい『小岩井めんこいサンデー』(400円/東北道 紫波SA上り)や、フローズンヨーグルトに甘みのある津南産雪下にんじんのジュレをトッピングした『雪下にんじんカップ』(420円/関越道 越後川口SA上り)などが。トマトジュースベースの野菜ソフトクリームに、新鮮なミニトマトときゅうりを添えた関越道の赤城高原SA(上り)の『トマQソフト』(400円/すべて税込)は、味も見た目もインパクトたっぷり。
フラリと立ち寄ったSAやPAでの時間が充実していれば、旅やレジャーはより楽しく、また思い出深くなるもの。出かける前に、一度ルート内のスポットをリサーチしてみてはいかが?