1匹だけ、笑顔のレベルが違う…？ 独自の行動をとる柴犬たちに反響「わが道を行っている」

　キメ顔でたたずむ柴犬姉妹のなかで、”末っ子”だという白柴犬のヒナちゃんは、写真撮影になると変顔をしたり、そっぽを向いて大あくびをしたり、舌が顔にかかってしまったり、独自の行動と表情で魅了していると話題に。飼い主さんのインスタグラムでは「集団で写真を撮ると、こういう子いる」「わが道を行っている」「ヒナちゃんに目がいってしまう」と反響を集めている。写真の反響について、飼い主さんに話を聞いた。

■ワンパクなイメージも、実際は飼い主さんを一番気にかける忠犬

　飼い主さんは香港でヨガインストラクターとして活躍しているYokoさん（@yokokikuchi_ks）で、柴犬4姉妹と暮らしている。長女：赤柴キッコ（8歳）、次女：黒柴サーシャ（7歳）、三女：黒柴モモ（6歳）、四女：白柴ヒナ（6歳）という構成で、末っ子のヒナちゃんは他の柴犬に比べて「飽きやすいところがある」という。

「末っ子の白柴・ヒナは、上のお姉ちゃんたち同様、写真撮影にはとても慣れているんです。どんな注文にも応じてくれるのですが、飽きやすく、すぐ欠伸をしてしまいます（笑）。そんな場面を撮影者である私がキャッチして収めることが多く、私もクスッと笑ってしまうことが多いです。ポージングはだいたい主人が決めていて、4姉妹は主人のことが一番大好きで、信頼関係も厚く言うことはなんでも聞きます」

　写真では、おもしろい表情と行動を見せているヒナちゃん。末っ子気質、自由な性格かと思いきや「物凄く従順で、温厚な性格」だという。実際に柴犬4姉妹を運動させている時も、飼い主さんの歩くペースを気にかけながら遊んでいるのは、末っ子のヒナちゃんだったというエピソードも。

「リード無しでも、逃げてしまうことは一切ありません。とにかく従順で温厚です。写真で見るといつも違った行動をしていて、ワンパクなイメージを持たれることがあるのですが、実は一番シャイ。お姉ちゃんたちは誰に対してもすぐに懐いてしまう傾向がありますが、ヒナは見知らぬ人には怯えて隠れてしまう怖がりな部分もあります」

　柴犬4匹を育ててきた飼い主さんは、柴犬の魅力を「実際は飼い主第一、忠実で賢く勇敢なところ」だと語る。

「柴犬＝我が強く、リードがないと直ぐに逃げてしまう、という印象がありますが、実際は飼い主第一、忠実で賢く勇敢な犬種だと思います。犬たちは家族の一員なので、喜びを共有しあい、これからも常に笑顔で日々を過ごしたいと思います」

■飼い主さんに抱き着いて眠る柴犬「我が家ではよくある光景なんです（笑）」

　これぞ、忠犬の姿…？ まるで恋人との甘いひと時を過ごしているかのような、昼寝姿を披露した柴犬がツイッターで話題に。飼い主さんの上に乗り、満足気な表情で眠り続ける柴犬には「幸せそうな２人にニヤニヤしちゃう」「最高ですね」「暑そうだけど幸せそう」などとコメントが殺到した。飼い主さんに、投稿への反響や柴犬との暮らしについて話を聞いた。

　柴犬のはなちゃんは飼い主さんのことが大好きすぎるあまり、よく抱き着いたまま昼寝をしてしまうという。「たまたま一緒に写っていた夫も寝ていて、はなも寝ていたので思わず写真を撮り、投稿しました。我が家ではよくある光景なんです（笑）。多くの皆様からコメントをいただき、我が家の日常が幸せな瞬間なんだなぁと改めて気付かされました」と飼い主さんは投稿への反響を語る。

　飼い主さんの家には、黒柴のゆずちゃんという後輩犬も一緒に暮らしている。長女であるはなちゃんは、後輩犬が来るまで階段の上り下りもできずにいた。運動音痴な部分は飼い主さんも気にしていたが、2匹が慣れてきたころに見た光景を飼い主さんは忘れられないと話す。

「ある日、後輩のゆずが、はなに階段の上がり方を教えていたんです（笑）。はなが階段を上り終えた時に、ゆずが労っている姿に笑ってしまいました。笑うというより、微笑ましいというか…」

　2匹はそれぞれわが道を行くタイプだというが、時には寄り添って仲良くしている時も。ドッグランで、はなちゃんが他の犬とトラブルになりそうなときには、猛烈な勢いでゆずちゃんが守ってくれるのだそう。

「年齢的に、はなが少し上ですが、実際はゆずの方が上下関係は上なのかもしれません…（笑）。いつまでも元気で楽しく過ごせるようにこちらも一生懸命努力していこうと思います」

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2021-08-15