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大好きなウインナー、シューマイ、カツがびっしり…”会社に向かうため”の弁当作り「弁当箱に詰めることで、諦めがつく」

2022-02-09 15:30 eltha

 ウインナー、シューマイ、チキンカツ…おかずが限界までパンパンに詰められた会社員のお弁当がツイッターで反響を集めた。お弁当の写真に添えられるのは、「まだ行ってないけど帰りたい」「水曜日は悲しみに満ちて」「ど、ど、土曜の大出勤」など、働くことへの愚痴やぼやき。おかずの詰め方や言葉に、どこか面白いクセがありユーザーを楽しませている。投稿者のしろねこ銀行さんは「お弁当に白米を詰める」ことで「もう弁当作っちゃったし…」と、会社に向かう気持ちを切り替えているという。お弁当作りの時間がどのようなものになっているか、話を聞いた。

カツがぎっしり詰められているお弁当。仕切りのサイズにぴったり合わせている

カツがぎっしり詰められているお弁当。仕切りのサイズにぴったり合わせている

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■猫のためでもある毎日の弁当作り…健康でいることの大切さ

 投稿者さんには、21歳になる愛猫がいる。猫ファーストの生活で、猫の起床時間やエサの時間に合わせて会社に行く前の時間を過ごしているが、その朝の時間にお弁当を作るようになったのも実は猫のためだという。

「会社の健康診断で、それまでは平気だったのに、いきなり生活習慣病に引っ掛かりました(高脂血症、高血圧、やや肥満)。猫のために、健康でいようと思ったんです」

 お弁当を作り始める前は、ファーストフード中心の生活。料理をしないので、自宅の台所はピカピカで、朝食抜き、昼はカツ丼や牛丼といった丼ものシリーズ、ファミレスや中華、夜はビールとスナック菓子という生活だった。

「仕事は朝6時頃に家を出て、20時前後、遅ければ22時の帰宅になります。仕事も猫の世話もあるので、自分の食事にかける時間は削っていました。猫は、仕事で遅くなってクタクタで帰る時、遠くに見える家の灯りのような存在です。思い出すといつも胸がぽっと温かくなります」

■「弁当箱にピタリと収まるのを見るのが気持ちいい」

 作り始めた弁当の1日の予算は400円。朝の慌ただしい時間のなか、15分程度で手早く作るため、メインのおかずはレンチン後にそのまま入れられるものを選ぶという。週末には作り置きのサブおかずも準備して、肉と野菜のバランスを調整している。

「弁当箱には仕切りがあるので、栄養バランス的に左上は肉か魚のコーナー、右上下は野菜のおかずコーナーと決めました。隙間があると後で寄ってしまうので隙間なく詰めているだけなのですが、写真を撮って比べるとものすごくギュウギュウに見えてしまう。でもおかずを間引くと、不自然なつまみ食いしたような穴が空くだけなので、自分でもどうしたらいいのかわかりません(笑)。一番テンションの上がるおかずは、ウインナーです。太さ、長さが弁当箱に合っていて、弁当箱にピタリと収まるのを見るのが気持ちいいです」

 「火曜日 から揚げ もう2月」「まだ行ってないけど帰りたい」「げん・げん・ゲンナリ月曜日」と、毎日仕事に向かう会社員ならではの”つぶやき”も見られる弁当写真。投稿者さんは「月曜が辛いです。土曜の夜から日曜の楽しさとの落差にやられます。そんな時も、とりあえず弁当箱に米を詰めると『もう弁当作り始めちゃったし』と諦めがつきます」と話す。

「それでも嫌なときは弁当詰めながら歌ったり、独り言を言ったりします。その時にでたフレーズをそのまま弁当写真とともにtwitterに上げたりします。弁当を作る時間は、平日の労働というイベントを前に、早起き・面倒くさい弁当作りという敵と戦った仲間が各々勝ち名乗りを上げ、共に讃え合うtwitterをアップするための時間です」



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