「僕の女王様になってください」デート初日に破壊力あり過ぎる”愛の言葉”、フランス人男性が家族に捧げる深い愛とは?
2022-07-02 08:40 eltha
■駆け引きせず、まっすぐに愛を表現するフランス人の恋愛観
シングルマザーとして2児の子育てに奮闘していたイケイさん。離婚直後は、何もかも失って、1ヵ月半ホームレス生活をしていたことも。子どもを立派に育てなきゃ…というプレッシャーと、週7日休みなく働く毎日で「言いようのない孤独感。永遠に終わりのないトンネルにいるようだった」と当時の状況を振り返っている。
大変な時期を乗り越え、ほどなくしてフランス人のダビドさんと出会った。ダビドさんは、とても長いロン毛で、ヘビメタラーな出で立ち。デートをすることになり、初回のデートで「ジュテーム(愛してます)」と告げられ、「あなたを幸せにしたい」「運命、僕は絶対信じてる」「君のピカピカの瞳にそっくりな星を夜空から捕まえて、その星で作った指輪をプレゼントします」などなど、シャワーのように”愛の言葉”が降りかかる。
個人差はあるかもしれないが、フランス人の恋愛戦闘能力が高すぎることを実感したイケイさん。恋の駆け引きはせず、自分の気持ちに正直、甘い言葉を恥ずかしがることなく投げかけるダビデさんの姿が印象的だったという。
「一緒に暮らすようになった今でも、どれぐらい私のことを愛しているか考えるだけで、秒で泣いてしまう。すぐに愛が溢れて、涙が出ちゃうそうです(笑)。
驚いたのは、毎日毎日わざと私を嫉妬させるようなことを言い続けれてくることに私がぶち切れてパンチをしたら、たまたまそれでアザができてしまったことがありました。それを『私から嫉妬してもらった証だ』と喜んでいたことには、さすがにドン引きました(笑)」
■「”食べ物の大切さ”は母より厳しく教えている」子どもに注がれる愛情
イケイさんは「彼の大きな愛に包まれてるおかげで、恋愛中に抱いていた不安な気持ちはまったく無くなりました」と話す。現在イケイさんとダビドさんは、ステップファミリーとして暮らしているが、ダビドさんはイケイさんのお子さんたちにも大きな愛情を注いでいる。
「私や子どもたち家族に、毎日かかさず手料理を作ってくれます。子ども達には食べ物の大事さ、残さずに食べること、好き嫌いは許さないことを、私よりも厳しく教えてくれています。変に父親ぶらずに、本当に自然体で子ども達に接してるので、子ども達も全く警戒することなく、違和感もなく、すぐに馴染めました。むしろやっと念願の新しいお父さんができて本当に喜んでます」
毎朝お子さんを見送る時、ダビドさんとお子さんたちの間で恒例の儀式となっているものがあるという。
「毎朝、学校に行く時、ダビドは必ず子ども達を玄関先や、ベランダから見送ります。その時は必ず『アイラブユー!気をつけて!』と子ども達に言って、子ども達も毎朝、『アイラブユー』とダビドに返事をしてから登校します。うちの毎朝の恒例の儀式(?)です」
今後もダビドさんの「濃いキャラクターを伝えていきたい」とイケイさん。
「ダビドには、日本人には無い感覚や、文化、カルチャーギャップがあるので、それを色々と漫画にして伝えていきたいです。ダビドのキャラクターがとっても濃いで、その面白さを皆さんとシェアしていけたらなと思ってます」