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子ども時代、苦手だった野菜の思い出…どう食べさせる? AI技術が苦手克服のカギに

2022-08-31 18:00 eltha

 8月31日は「野菜の日」。スーパーに行くと、野菜売り場には「野菜を積極的に取ろう」といったメッセージが目に入る。実際に1日に必要な野菜を取れている人がどれだけいるか。ましてや、苦手な野菜を食べさせるのは至難の業。子どもに野菜を食べさせるには、どのような考え方が望ましいのか?

NECのAI技術によって開発された「AIのプリン」

NECのAI技術によって開発された「AIのプリン」

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■何をしても食べられず…嫌いな野菜の代表格・ピーマンの苦い思い出

 子どもの時に食べられなかった野菜の代表格がピーマンではないか。何も工夫せずに食べたとき「苦み」や「臭み」を感じて吐き出されてしまうことも。ピーマンだと分からないくらい細かく刻んでハンバーグなどに混ぜ込んでみたり、ごま油やマヨネーズなど濃い味のものと一緒に食べさせたり、苦みが残らない切り方を実践してみたり、保護者は様々な試行錯誤を。

 他にも、「トマトのぐちゅぐちゅした食感が嫌い」「お味噌汁に入ったドロドロしたナスがトラウマ」「ネギは生でも火を通してもダメ」など、人によって様々な嫌いな野菜エピソードがあるはず。大人になった今は自然と食べられるようになった野菜も、子どもの時は食べられるよう様々な工夫をしてもらっていたのかもしれない。その苦労が分かるのは、大人になってからだったーー。

■苦手な野菜と相性の良い食材の組み合わせを”AI”が導き出す

 「4つの食品群の年齢別・性別・身体活動レベル別点数構成」(女子栄養大)によると、子どもの理想的な野菜の量は、3歳〜5歳(幼稚園)が240g、6〜7歳(小学1年生)が270g、8〜9歳(小学2・3年生)が300g、10歳(小学4年生以上)が350g。1日の野菜量の目標を350gとすると、過去10年間で食べている野菜量の平均は約290gで、約60g足りていない現実がある。

 カゴメが実施した「子どもの野菜に対する意識調査(2019年)」では、野菜が好きな子どもでも、そのうち74%は嫌いな野菜があるという調査結果が。身体の調子を整えるために、どうしたら野菜をより食べることができるか。その解決の一助となるかもしれない取り組みが、NECの独自のリンク予測AI技術によって、子どもの苦手な野菜と相性の良い食材を導き出すという手法だ。

 カゴメの同調査を参考に選定した21種の野菜とNECが収集した50万以上のレシピ情報から、NECのAIにより相性の良い食材を導き出し、この組み合わせを老若男女問わず人気がある”プリン”に活用。苦手な野菜をおいしく、楽しく食べられる機会にしてほしいと、伝説のプリン職人として有名な岐阜のお菓子屋「プルシック」の所浩史オーナーシェフの手により6種類の野菜プリンが開発された。

「AIのプリン」とうもろこしとヨーグルト 販売時期:9月〜10月

「AIのプリン」とうもろこしとヨーグルト 販売時期:9月〜10月

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 今回開発された6種類のプリンは「AI(愛)のプリン」と名付けられ、同レシピはNECのホームページで公開されている。プルシック店舗やオンラインショップでは、第一弾として「トマトとクリームチーズ」、「とうもろこしとヨーグルト」の2種類のプリンが発売。9月1日(木)からオンラインでの販売受付が開始となる。



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