旦那がママ友と不倫、「仲のいいパパとママじゃないな…」子どもに伝わる親の“不仲” それでも離婚しない理由
2022-09-22 07:00 eltha
■さりげなく旦那をリサーチ? 不倫相手のママ友は「ボディタッチが多いなぁ…」
――ある晩偶然、旦那さんの寝室から「愛してる」という電話の声が聞こえたことから不倫を疑い、調査の結果「クロ」でした。当時の心境は?
【アカリさん】まさかうちの旦那が不倫? という驚きが先にきて、そこから怒りと悲しみが交互に押し寄せてきました。今なら笑って話せるようなことですけど、当時はどんな顔をして、どんな会話をして1日過ごしていたのか記憶にないですね。
――アカリさんが体調不良で入院していた時も、旦那さんは不倫していたとのこと。当時を振り返って、あやしい素振りはありましたか。
【アカリさん】気づけばスマホを肌身離さず持っていたところと、通知がきてもメッセージ画面が見えないように、手帳型のケースにしていたことです。手帳型ケースにしたのは「カードが数種類入れられるから」と言っていましたが、実際のところはどうなのか…。
――不倫相手のマリコさんは、家族ぐるみの付き合いをしていたママ友。衝撃的なキャラクターで、不倫の問題がますますこじれる展開に目が離せませんでした。2人の関係に違和感などは?
【アカリさん】今思えばですけど、家族同士で出かける時、マリコがうちの旦那に対してボディタッチが多いなぁとか…それくらいです。あとは、「休みの日はどうしてるの?」「旦那さんとは産後どう?」とか、さりげなく旦那のことを何度か聞いていました。でも、ママ友同士だったら普通の会話だったと思います。
■「不倫したら離婚だ!と思っていたんですけど…」難病発覚で揺れ動く決意…
――不倫発覚と同時に、アカリさんが100万人に1人の難病を患っていたことも発覚し、決意した離婚への気持ちが改めてゆらぎます。大変な状況でしたね…娘さんを支える使命感もあったかと思います。
【アカリさん】不倫したら離婚だ! と思っていたんですけど、いざ自分の身に起きると、そう簡単に離婚届を書く行動に出られませんでした。しかも進行性の病気で、予後不良の難病ということもあり、子どもの事が心配で。進行して重症化したら車椅子生活や寝たきり、心不全になったりするので…。でも親権は渡したくないし、かなり悩みました。離婚をつきつけて、旦那がどういう態度にでるのか見てみようという想いもありました。
――そんな状況の中、娘さんへのケアやフォローでとくに心がけたことは何ですか。
【アカリさん】とにかく不安にさせないことでした。でも旦那の不倫がわかってから、日常で笑うことができなくなり旦那との会話もなかったので、娘も何となく「仲のいいパパとママじゃないな」と分かっていたみたいでした。娘が抱っこをせがんだ時は絶対に応えて、話をちゃんと聞いてあげて、寝かしつけの時は手を握ってあげる。そういうことを心がけていましたね。病気のことはあまり理解出来ていなかったので、入院するときは「病院でねんねしてくるね」「あと10回ねんねしたら帰ってくるからね」と伝えていました。
――不倫相手に立ち向かうアカリさんが、とても冷静に対応していたのが印象的でした。
【アカリさん】それでもストレスで抜け毛や肌荒れもひどく、日々の食事も楽しくありませんでした。子どもが保育園から帰ってきて、1日の出来事を聞いてる時間が唯一楽しいと思える時間でしたね。
――不倫に悩む人は多いですが、何かアドバイスをするとしたら?
【アカリさん】一度相手に裏切られると、たとえ謝られて態度を改めたとしても、以前のように気持ちが戻るのは難しいですよね。それなのに、簡単に離婚はできず、子どものことや生活のことなど、簡単に割り切れない問題ばかりが出てきます。とても1人で抱えられることではないので、まずは誰かに聞いてもらったり、紙に書いたりして、すべて吐き出してください。自分がどうしたら納得できるのか、笑顔でいられるのか、ということが大切だと思います。