「#看護師さんありがとう」チューリップ300本を配布、感謝のメッセージを届けるイベント開催
2023-05-15 11:50 eltha
■看護の仕事で嬉しい瞬間、「感謝の気持ちを伝えられたとき」が8割
政府の新型コロナウイルス感染症対策本部により、2023年5月8日から新型コロナウイルス感染症が感染症法上5類へ移行することを受け、「レバウェル看護」は、5月12日「看護の日」を機に、改めて地域医療や人々の健康を支え続ける看護師に対して感謝の想いを伝える取り組みとして、同プロジェクトを企画した。
企画にあたり、看護師303名、一般生活者500名を対象に「看護の仕事」に関する意識調査を実施したところ、これまで看護師に感謝の気持ちを感じたことがある人が約7割にのぼる一方、直接感謝の気持ちを伝えたことがある人は約3割にとどまり、5割以上の人が「実際に感謝の気持ちを伝えるために行動に移したことはない」と回答。また看護師が「勤務している中で経験したことのある嬉しい瞬間」には「感謝の気持ちを伝えられたとき」が約8割を占めたという。
■看護師に向けて感謝のメッセージ、300本のチューリップを配布
「1ヵ月に1度、訪問看護師さん本当にありがとう お会いすると悩みがなくなり、又お会いする事を楽しみに1日1日をたいせつにすごしています」「初めての妊娠・出産・子育てで不安だらけでしたが、やさしくよりそっていただき本当にすくわれました!いつも優しさと安心をありがとうございます!」「コロナ期間の大変な時期を支えていただきありがとうございました。リスペクトと感謝の想いを込めて...」など、たくさんのメッセージが。イベント開催から約2時間半後にはチューリップの配布が終了、感謝のメッセージでボードが埋め尽くされた。
イベントに参加した人にインタビューすると、「コロナ禍になり、より看護師さんへの感謝の想いが強くなったが、直接言う機会がなかったため、メッセージを書いた」「つねに看護師さんや家族など、自分の周りの人たちへの感謝の気持ちを持ってはいるが、恥ずかしさで感謝を言葉にすることができなかった。しかし、このイベントを機に何かしらの形で感謝を表したいと思った」「今年の母の日にはチューリップを送ろうと思う」といった前向きな意見が寄せられた。
情報発信拠点である渋谷から全国の看護師たちへ、感謝の想いはしっかりと届けられた。同時に「看護の日」は自分の身近な人への感謝の気持ちに気づくきっかけの日にもなったようだ。まだまだ5月12日が「看護の日」という存在を知っている人は少ないだけに、今後、こういったイベントなどを通じて多くの人に浸透していくことを願うばかりである。
(取材・文/星野彩乃)