“八百屋のオッチャン”に猛烈アプローチをする柴犬、人に引き寄せられる姿に「愛情表現がすごい」

　人間のことが大好きで、人懐っこさのあるワンちゃんは、やはり可愛らしく見えるもの。自分のところに擦り寄って来てくれたり、撫でるとうれしそうにしてくれたりすると、グッと心を掴まれてしまう人も多いだろう。SNS上でも、人のことが好きで、思わず人に引き寄せられてしまった2匹のワンちゃんが話題を集めている。1匹目は“八百屋のオッチャン”が好きすぎて、思いっきり愛をぶつける豆柴犬のマメちゃん。あまりの猛烈アプローチに、「前世恋人だったのかな？」「愛情表現がすごい」「こんなに求愛されたら、誰でも笑顔になる」と多くの反響が寄せられた。

■笑顔と声の良さに惹かれた？ “八百屋のオッチャン”が大好きな柴犬

　マメちゃんは八百屋が近づくと駆け足になって店の前で必ず立ち止まり、“八百屋のオッチャン”がいないか確認する。見つけると両前足をパタパタとさせて興奮し、撫でてもらうと満足気な表情を見せるという。たまたま散歩中に店先に座っているオッチャンに絡んでいくようになったことが、そもそもの出会いのきっかけだという。

「マメは“オジサン好き”で、自分から絡んでいきますが、八百屋のオッチャンに対してはほかのオジサンよりも興奮していました」

　ほかのオジサンよりも八百屋のオッチャンのことが特に好きな理由に関しては、「笑顔と声が良くて触り方が上手だから」と飼い主さんは分析する。

「マメは人好きなので普段から散歩中には老若男女にアプローチをしています。相手の顔色をうかがって、自分に好意がありそうな人には感情を爆発させて抱きついていき、顔をペロペロしたりします。逆に、犬見知りというか犬嫌いです」

　人好きなマメちゃんと家族になったからこそ、たくさんの人との関わりが増えたことも飼い主さんは実感している。

「マメが人懐っこいことで老若男女とお近づきになり、普段は話さないような人とも会話をする機会が増えました。昭和の古き良き時代の人付き合いのようです」

　「ワンちゃんのことを“飼う”と言うのは、人間が上からモノを言う言葉に感じる」と飼い主さん。マメちゃんのことは“同居人”のように感じているため、得られることも多いそう。

「言葉を発しない生き物と一緒に生きることで、常にどうしたら喜んでくれるのか？どうすれば健康でいられるか？そんなことを考え、日々いろんなことを学んでいます」

■赤ちゃんの足にスリスリするポメラニアン、お互いに興奮してブレイキングダウン状態

　2匹目はポメラニアンのおもちちゃん。赤ちゃんのムチムチの足に吸い寄せられる姿がなんとも可愛らしく、SNSでも大きな話題となった。普段から仲良しなワンちゃんと赤ちゃんだが、仲が良いからこそ起こる、微笑ましい掛け合いが見られることもあるという。

　おもちちゃんと飼い主さんの娘さんは姉妹のような関係性で、おもちちゃんが娘さんに体を擦りつけたり、ヨシヨシをしてもらおうと手の所に向かって行ったりするのをよく見かけるそう。

　一方の娘さんも、おもちちゃんが近くに来るとテンションが上がり、興奮して足をバタバタさせる。それが引き金となっておもちちゃんもさらに興奮し、飼い主さんが「我が家のブレイキングダウン」と表現するような状態に…。

「娘の足のバタバタにおもちが反応して、どんどん興奮が高まり、ブレイキングダウンが始まりました（笑）。娘が足元のおもちに興奮し、それにまたテンションが上がって…という感じでエンドレスでした」

　人の足が大好きで大人の足にもよくスリスリしているというおもちちゃんだが、とても頭が良くて言葉を理解しているようにすら思えることもあるそう。

「悪いことをして怒られると、ソファの下に入ったり隙間に隠れたりしますが、『おやつ？ 散歩？』と尋ねると首を傾げて反応してくれます。頭隠して尻隠さずの状態がとても可愛いです」

　娘さんが生まれた当初は、飼い主さんを取られた感覚があったのか、おもちちゃんは寂しそうにしていることもあったそうだが、一緒に過ごしていくなかで段々と慣れていき、お姉ちゃんのような存在になってくれたという。

「優しくスリスリしたり、泣いているとそばに寄っていったりして、今では姉妹みたいにとっても仲良しです。娘はおもちと触れ合うことでさまざまなことに興味が向いており、好奇心旺盛な子に育っています」

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2023-06-04