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子どもの寝かしつけ、「ママじゃないとイヤ」と言われるもどかしさ…偏る負担を解消するには?

2023-06-08 16:39 eltha

 時間をかけても眠ってくれなかったり、何かのタイミングで覚醒したり、ストレスを感じることが多い子どもの寝かしつけ。「ママがいい!」と言われてしまうことも多く、その大変さの比重はパパとママの間で差が開いている現状も。現役保育士として情報発信するてぃ先生は、このギャップを解消する方法として「”パパがいい”ではなく、”パパでもいい”にもっていくことが大事」と日常生活におけるパパと子のコミュニケーションについて語った。

寝かしつけギャップの解消についてアドバイスしたてぃ先生

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■「パパに意識してもらいたいのは、リラックスした状態」

 Kenvue (旧ジョンソン・エンド・ジョンソン コンシューマーヘルス)が実施した「育児や寝かしつけに関する意識調査」では、育児の中でも「寝かしつけをする」「夜泣きの対応をする」に最もストレスを感じるという結果が。

 寝かしつけについては、約8割が主にママの担当であり、職場復帰後もその分担は変わっていない。「自分が寝かしつけをした時しか子どもが寝てくれない」「自分以外の家族が子どもの夜泣き対応をしようとしない」など、ママがパパの寝かしつけの「実施頻度」「やり方」「知識量」に満足していない傾向にあることがわかった。

 同社はこれを「寝かしつけギャップ」と定義し、同社社員に向けて「寝かしつけギャップ解消セミナー」を開催。ゲストのてぃ先生を交えて、パパとママの間で差ができてしまう背景、それを打開する方法について解説した。

 てぃ先生はママにかたよる原因として「年齢が低いほど、ママのほうが愛着が進んでいるから」と解説。

「今の時代、パパも積極的に育児をしていますが、小さいお子さんほど必然的にママの役割が多くなります。対してパパは、短い時間で子どもに関わることが多く、お子さんが興奮状態になりやすい時間帯を担っている。お子さんからすると、ママはリラックスできる存在。パパが帰ってくるとリラックスできないイメージがついているかもしれません。パパに意識してもらいたいのは、リラックスした状態。落ち着いてスキンシップをしたり、ひざの上で絵本を読んだりして、日頃から雰囲気を作るとよいでしょう」

■”赤ちゃんの五感”は寝かしつけに大いに関わる

寝かしつけギャップの解消についてアドバイスしたてぃ先生

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 同社のブランド『ジョンソン(R)ベビー』が実施してきた研究によると、”赤ちゃんの五感”が寝かしつけにも大きく関わるという。そのなかでも”嗅覚”は記憶や感情と最も直接的に関連する感覚とされ、赤ちゃんはさまざまな匂いを感知し、その匂いをさまざまな状況と結びつけることができるという。

 てぃ先生も「もちろん匂いに好みはあるのですが、特に小さいお子さんの場合だと、『この匂いがしたときは、リラックスできる』と思ったほうが、赤ちゃんがお休みモードに入りやすいことがあります。声かけや、お部屋の環境など、色々大切なことはあるんですが、匂いを使ったきっかけ作りがすごく大事だと思います」とアドバイスした。また入眠の意識付けも、親の負担が大きい授乳をルーティンにするのではなく、スキンシップ等で対応するのがオススメだと話していた。

「『ママがいい!』に負けないようにするんだ、という意識よりも、とりあえず『パパ“でも”いい』を目指すことをオススメします」とてぃ先生。

「そのためには、いわゆる“ママと同じ流れ・雰囲気”をパパが作れるかどうか。小さいお子さんにとっては、ママが普段やっているルーティンとは違うことをパパがやるから違和感があるんです。ママがお子さんにやっている『そんなことまで?』というような細かい情報を普段から共有しておくと、パパでもうまくいくのではないでしょうか」

YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」


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