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自分のお金でする整形、夫の許可は必要? 妻の本音は「悔いはない。つらさは、本人にしかわからない」

2023-09-26 07:30 eltha

 思春期の頃から自身のクマがコンプレックスだったもいもいさん(@moimoimoi2712)は、メガネを外すと急に老けた印象になることがずっと気がかりだったと言います。「顔色悪いね」「大丈夫?」と心配されるたび「大丈夫だよ」と答えますが、その回数に比例して虚しさを感じるように。「コンプレックスとして気にしたまま、この先過ごして本当に悔いはないのか?」。 当時息子が生まれたばかりで、母として妻として葛藤がありましたが、家族に内緒でクマ取りの整形手術を受ける決断をしました。当時抱いていた率直な気持ちを聞きました。

整形の相談をした妻に夫は「大金払ってまでする必要ある?そんなことで悩むなんて暇なんだよ」と一言

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■「そんなことで悩むなんて暇なんだよ」心に引っかかっていた夫からの一言

 子どもの頃からクマがあり、その存在がコンプレックスとなったのは中学生の時から。「常に目の下が膨らんでいて、茶色と紫が混ざったような色でした。当時はメガネをかけていたのですが、メガネをたまに外すと、なんか人相悪いというか急に老けたような印象になって。周りからも、なんか最初は話しかけにくかったとか怖いとか色々言われることはありました」(もいもいさん)。

 「顔色悪いね」と言われるのは日常茶飯事でしたが、相手は心配の気持ちから言っているので無下にもできず、「大丈夫だよ」と答えるしかない。そのやりとりに比例して、「虚しい気持ちはだんだんと大きくなっていました」ともいもいさん。

「傷つくこともやっぱり言われた気がしますが、あまり覚えてないです。私としては、これがあったから整形しようという決定打があったわけではないんですけど、整形っていう改善策がまだ残ってるのに、このまま死ぬまで悩むのは嫌だと思いました。他にもクマ改善の対策は色々していて、整形は最終手段にしようと思ってました。かといって、もう整形以外の対策をやりつくしたからすぐ整形しようとなったわけでもないですし、やはり決断までには時間がかかっています」

 もいもいさんはクリニックや施術方法について調べ上げ、自身が貯めていたお金で施術することに。そこで壁となったのは家族の存在でした。以前夫に「整形についてどう思う?」と何気なく聞いた時、「大金を払ってまでする必要ある? そんなことで悩むなんて暇なんだよ」と言われたことがずっと心に引っかかっていました。

 「今回の手術で金銭面の援助をしてもらっているわけではない。夫の許可は必要なのか…?」。自問自答した結果、黙って施術を受けることを決めたもいもいさん。帰宅後、偶然にも手術の同意書が入ったカバンが床に落ちてしまい、その流れで夫にも手術したことが知られてしまい、同意書などの書類を見ながら「これ、何? 説明して」と問われる場面が緊迫感あるかたちで描かれています。

「漫画に描いてある通り『これ何?』って手術の同意書を見た夫に言われたんです。もう心臓の音が聞こえるくらいバックバクで、冷や汗がすごかったです。漫画では物事をスムーズに進めるために色々端折ってますが、実際はもっとテンパってアワアワしてました」

「後悔してないか? その選択で今幸せか?」が大事

夫に内緒で美容整形した話

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 施術したことを夫に話すとき、「母親なのに整形?」「お金もったいない」「そのお金、子どもに使えばいいのに」「夫に嘘つかれても何もいえないよ?」などと、様々な考えが頭の中を巡ったと言います。

「完全に私一人の問題なんですが、もともと周りの反応を昔から気にしてしまう性格で、どこか他人の軸で生きているところがありました。子どもを産んだばかりのママが整形するって、言葉だけ聞くと世間的にはあまり良い印象は持てないじゃないですか。

 でもこのクマで困ってるのは私で、すべての責任を取るのも私だし整形しよう!って決意した傍らで、今までの周りに合わせて生きてきたもうひとりの私が邪魔してくる、みたいな心境でした。『全部私の脳内劇場です!』と笑い飛ばそうとしたけど、夫にバレたときに様々な感情がワッと押し寄せてきました」

 もいもいさんは整形を「後悔していない」と、本音だけは伝えようと夫と対話をしたと言います。

「リアルでその時、夫とどんなやりとりをしたのか実はあんまりよく覚えていないんです(笑)。漫画内の夫とのやり取りは半分以上フィクションですが、私の本音でもあります。整形した理由も挙げればたくさん思いつくんですけど、それを夫に言ってもあまり意味がないかなと思ったので、『後悔してない、やってよかった』と伝えたのは覚えていますし、それが私が一番伝えたいことでした」

 コンプレックスのつらさは本人しかわからない側面があるからこそ、自分で解決する方法をとったもいもいさんは、あらためて、自身の選択に「悔いはない」と言います。

「コンプレックスの辛さは確かに本人しかわかりませんが、誰かに相談するうちに気にならなくなる場合もあれば、強みに変わることもあるので(コンプレックスを隠す、または活かすためにめっちゃメイクの練習をして上手くなるとか)、信頼できる人がいれば相談するのももちろんいいと思います。解決方法は人によって様々なので、最終的に、『コンプレックスは小さくなったのか?後悔してないか?その選択で今幸せか?』が大事かなと思います」



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