無理しがちな働きママに訪れた”低血糖”の恐怖、「震える手で乳児用の煎餅を詰め込んだ」
2023-10-14 08:40 eltha
■帰宅して一息つく暇もない、働きママのリアル
昼を軽く済ませて、昼休みもぶっ続けて働いていたというUさん。勤務が終わると、子どものお迎え、お風呂、ご飯の支度、寝かしつけと、めまぐるしく動かなければなりません。しっかり休息できる時間も取れず、夕飯の支度をしている時に低血糖状態となったのか、震えと目まいが起きてしまいました。「何かお腹に入れたかったけど、赤ちゃん用煎餅しかなくて、キッチンの陰に隠れながら震える手で口に入るだけ詰め込む…そんな日があった」とイラストとともにXに投稿。
イラストは1.5万のいいねが集まり、「思い出して泣けた」「夕飯の支度するくらいの時期、きますよね」「子どもたちが反応しないよう、音を立てずにキッチンに隠れて食べるんですよね」と共感の声が寄せられました。
投稿を振り返り、Uさんは「お母さんたちには元気でいてほしい」と話します。「皆さんも経験してるんだな、と驚きました。自分も含め、お母さんたちには元気でいてほしいですし、どんなに忙しくても食べたり休憩したり、睡眠を取ったりする時間は作らないといけないと感じました」。
■「誰もが違った大変さを抱えている」相手を思いやる気づきに
仕事、家事、育児で、知らず知らずのうちに無理をしていることもあります。子どもを寝かしつけたいのに「おもちゃが散乱している」「歯磨きもまだ終わってない…」「でも体が動かない」。先が見えない極限の状態です。
「そういう時、私は『辛い、悲しい、何で私だけ…』という感情になりがちです。
全てネガティブに捉えてしまうのですが、今回の投稿に対して、共感、応援、労りの言葉をいただき、『私だけじゃないんだな』と勇気をもらえた反面、『みんなも頑張ってるんだからもっと頑張らなきゃ』ではなく、『しっかり体調を整えよう』と思えました。状況を客観的に理解してもらえるので、旦那に話を聞いてもらうことでスッキリすることも多いです。役割分担を見直すきっかけにもなります。あとはやはり、イラストを描きそれを見ていただくことが日々の励みになっています」
ライフステージが変わり、その立場になってみて分かることが多いにあったと話すUさん。
「母の立場になり、初めて自分の母や職場のお母さんたちの大変さが分かりました。その立場に立たないと気付けないことがあることを知りました。それは母の立場だけではなく、誰もが違った大変さを抱えており、気付いてあげられていないかもしれない、と考えるきっかけにもなりました。相手を思いやり、相手の状況を理解してあげられるような人になりたいなと常々思っています」