病院で注射と点滴のダブルコンボ…絵に描いたようなしょんぼり姿の柴犬に788万の反響「採血中は『裏切り者…』というような目で見ていた」
2023-10-17 16:00 eltha
■病院が苦手なゆめちゃん「注射と点滴が終わった後にはもうしおれちゃっていました…」
――しょんぼりしたゆめちゃんの姿の投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。反響についてはどう感じていますか?
【飼い主】ゆめの具合が悪くて病院に連れて行ったときの写真なのですが、しょんぼりしていて、かわいそうだけどすごくかわいくて、フォロワーさんにも見てもらいたいと思って載せてみました。具合が悪いときの写真だったので批判されないか心配でしたが、「ヨーダみたい」「偉いぞゆめちゃん」などと楽しくて温かいコメントばかりだったのでうれしかったです。
――ゆめちゃんがこんなにしょんぼりすることになった背景を教えてください。
【飼い主】前日の夕方から急に具合が悪くなって嘔吐が続き、水を飲んでも5分以内にすべて出てしまうという状態でした。かかりつけの病院は受付時間が終了していたので、ネットでいろいろと調べて、私の吐き気止めの薬を半量飲ませたところ少し落ち着き、明け方にはなんとか眠ることができました。
――心配ですね。その後の体調はいかがでしたか?
【飼い主】病院では血液検査で異常がなかったので、吐き気止めの注射と点滴をしてもらいました。採血中は「裏切り者…」というような目で私を見ていましたね(笑)。病院での治療後は少しずつ体調も良くなり、今は元気におもちゃを振り回しています。
――ほかには、ゆめちゃんはどんなときにしょんぼりするのでしょうか。
【飼い主】だいたいは病院で注射などの痛いことをしたときです(私に対して不信感を抱いてしょんぼりします)。この写真のときは部屋の隅でびっくりするほどしょんぼりしていて、注射と点滴が終わった後にはもうしおれちゃっていました。たくさん頑張ったので、帰りの車内ではぐっすりと眠っていました。
■先天性の心疾患と股関節形成不全、2度の乳がん乗り越えてきたゆめちゃん「これからも元気に楽しい日々を過ごしてほしい」
――ゆめちゃんをお迎えすることになったきっかけについて教えてください。
【飼い主】先代犬のポポ(ゆめと同じ柴犬の女の子)が亡くなって半年ほど経ったときに、「ポポが生まれ変わる」とふと感じたんです。ちょうどその頃、私は大学院を卒業して就職のために地元へ帰りました。そこで、父の知り合いを通して柴犬のブリーダーさんと出会い、たくさんの子犬を見た中で「この子だ!」と思ったのが、ゆめでした。生まれ変わりを探していましたが、先代犬は先代犬、ゆめはゆめとして愛情を注いでいます。
――普段のゆめちゃんはどんな性格ですか?
【飼い主】やんちゃな面は年齢とともに落ち着いてきましたが、縄張り意識が強く、自分のテリトリーに知らない人が近づくと吠えたりおもちゃ振り回したりして、「ここは私の家よ!」とアピールします。病院ではぬいぐるみのように大人しいので、獣医さんには「家でもお利口さんでしょうね」とよく言われますが、家での様子を話すと、「病院ではこんなにお利口さんなのに…」と驚かれますね。
――ゆめちゃんと暮らすなかで、思わず爆笑したエピソードを教えてください。
【飼い主】お散歩中に「プーップッ」とリズミカルにオナラをしたこと。病院の待合室でへそ天で爆睡し、獣医さんに「ゆめちゃん具合悪い?」と心配されたこと。母とのお散歩から帰宅したら全身が汚れていて、汚れた部分を確認したらなぜか左腕に×印があり、「いつの間に麦わらの仲間になったの!?お散歩で何があったの!?」と驚いたこと。挙げるとキリがないくらい、いつもたくさん笑わせてもらっています。
――ゆめちゃんの魅力はどんなところですか?
【飼い主】表情が豊かなところです。お気に入りのぬいぐるみを洗われたときは明らかに不機嫌になるけど、大好きなおやつを見ると目を輝かせて「早くください!」と舌をペロペロし続けます。飼い主の愛情表現が重いときには、魂が抜けた顔をしながら受け入れ、終わってからものすごく冷たい視線を送ってきます。
――魂が抜けた顔というのが面白いですね(笑)。
【飼い主】あとは、とにかく優しいところ。私の体調がイマイチのときには、お散歩中も私のスピードに合わせてくれて、周りに危険がないか確認しながら歩いてくれます。私の気持ちが沈んでいるときも、おもちゃを押し付けてきたり、体をくっつけて寄り添ってくれたりします。
――ゆめちゃんと一緒にいてよかったと思うのはどんなときですか?
【飼い主】つらいことや嫌なことがあっても頑張れるのは、ゆめがいてくれるから。ゆめのために仕事を頑張れます。いつも私や家族を笑顔にしてくれて、家族の中心には必ず、ゆめがいます。ゆめは私の人生を豊かにしてくれています。
――今後はゆめちゃんとどのように過ごしていきたいですか?
【飼い主】ゆめは、もうすぐ9歳半。生まれつき心疾患と股関節形成不全があります。過去に股関節が外れた際に痛み止めの薬の影響で血便がひどい状態になり、「このままだと持って1週間…」と獣医さんに言われ、そこから復活したこともある子です。乳癌も2度見つかり手術しています。大変なことをたくさん乗り越えてきたゆめには、これからも元気に楽しい日々を過ごしてほしいです。