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「こんなに無視できるものなんだ」盗み食いした犬…飼い主さんの追及も”黙秘”貫く、凛々しすぎる振る舞い

2023-11-14 08:00 eltha

 つまみ食いした痕跡を飼い主さんに指摘されるも、「私はやってないですが…」とでも言っているような”凛とした佇まい”で、知らん顔をするワイマラナー。その様子に「絶対にシラを切り通す強い意志を感じる」「こんなに無視できるものなんだ」「問い掛ける飼い主さんの”声”が渋すぎる(笑)」と反響が寄せられた。愛犬に無視を決め込まれた経緯、渋すぎる声の所以を飼い主さんに聞いた。

「何を言われても知りませんよ…」強い意志で無視を決め込むリリーちゃん

「何を言われても知りませんよ…」強い意志で無視を決め込むリリーちゃん

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■「注意をするといつも真剣に凹む」悪いことをした自覚はアリ?

 写真のワイマラナーは横浜妙深寺の住職・長松清潤さん(@batsugun)と暮らすリリーちゃん。お寺の”看板娘”として大切に育てられ、普段はお利口で「家族の言うことを聞き、家族の心を見つめてくれている」が、今回は一瞬の隙をついてお皿に盛りつけられていた卵焼きをペロリと食べてしまったそう。

ーー飼い主さんの卵焼きをリリーちゃんが食べてしまい、怒られているときの表情に笑いが止まりませんでした。リリーちゃんの表情を見たとき、どう感じましたか。

「リリーは自分が悪いことをしてしまった時、『やっちゃったー』という自覚があるようなのです。注意をするといつも真剣に凹んでいます。『これはヤバい!』という時には、今回のように『なんのことですか?』という感じでシラーっとします。近づいて追及すると、案の定その通りのリアクションをしていたので、笑いをこらえるのが必死でした。いつも、そうなってしまいます(笑)」

ーーリリーちゃんは食べ物に目がない?

「一瞬の隙をつかれました。キッチンにはカギを二重にしていて、誰もいない時、リリーが入れないようにしていますが、この時は一瞬で90センチという高いテーブルをも乗り越えて、卵焼きをペロッと食べていました。玉ねきが少し乗っていたはずなのでとても心配しました」

ーー「リリー、どうなっている?」と語り掛ける飼い主さんの声について「いい声」「藤岡弘、みたい」というコメントがありました。

「お坊さんなのでこんな声になってしまいました。声についてコメントをいただき、恥ずかしく、ありがたいです。実はFMヨコハマで毎週水曜日の5時半から『ヨコハマラグーン』という番組を担当させていただいていて、5年目になります。これからもお坊さんの声を活かして頑張ります。たまにリリーの話もさせていただいています。名前を呼んで叱るのはいけませんとアドバイスをいただいて勉強になりました。でも、どうしても笑いをこらえながら名前を呼ぶしかなくなってしまうのでした…」

■「法衣を着ている時と、普段の違いを明確に認識している」

移動式のお寺の前で、くつろぐリリーちゃん

移動式のお寺の前で、くつろぐリリーちゃん

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ーーリリーちゃんとの出会いは? なぜワイマラナーを迎え入れようと思われたのでしょうか。

「実は20年以上前、リリーと同じ犬種を飼っていました。映画にも出てきた憧れの犬で、グレーの大きな犬の後ろ姿がどうしても忘れられずにいたんです。当時は本当に日本では見かけない犬種で、遠くのブリーダーさんを探してお迎えしました。ただ、残念ながら『アカラス』という病気を患い、わずが4年で亡くなってしまったという経緯があります。『もう二度と犬は飼わない』『こんなに悲しいのは無理だ』と思いましたが、息子たちが大きくなり、ほぼ独り立ちしてゆくなか、コロナ禍もあったので、沸々と犬との暮らしを求める心が湧いてきて、再びワイマラナーを迎える決意をしました。ワイマラナーについて最高の専門知識を持ち、この犬種の保護活動もなさっている最幸のブリーダーさんと出会い、リリーが生まれる前から待ち望んで、迎えました」

ーーリリーちゃんはどのような子ですか?

「彼女は11月15日で3才になります。実は、生まれてすぐ、ブリーダーさんの家で指を折ってしまい、なかなか大変でした。一生トラブルを抱えてしまうかもしれないと言われましたが、お寺に来てくれる子だから、絶対にリリーがいいと思って、お迎えしました。何とかスクスク育ってくれて、今でも左足の人差し指は短いのですが、歩くのも走るのも上手にしています。ケガをした頃、兄妹たちと離れ離れに過ごしていたせいか、とても甘えん坊で寂しがり屋です。愛情が深くて、私たち家族の表情から全てを読み取ってくれます。楽しみたいのに僕たちが遊べる時間まで待ってくれていますし、我慢強いです。それもこれもリリーの家族を想う愛情の深さだと思います」

ーーリリーちゃんは住職として活躍している飼い主さんの姿を見てどんな反応を示しますか?

「法衣を着ている時と、普段の家の中の服の違いを明確に認識していると思います。リリーはもともと絶対に飛びつかない、いわゆる前足で人間の身体に飛びかかるような態度をしませんが、僕が法衣を着ていると邪魔しないようにしています。法衣を着ていても『近づきたい』という時、『今はだめだよ』と言うと廊下に出て待ってくれます。その待ち方が、座ったり、前屈したり、めちゃくちゃかわいいです。僕は家の中では、海にいるような恥ずかしい姿でいます。短パンにTシャツのような。その格好になった時には、飛びかかりはしませんが、一緒に走り回ったり、寝っ転がったり、楽しく遊びます」

ーーリリーちゃんと今後どのように過ごしていきたいと考えていらっしゃいますか?

「もはやリリーの方が住職の僕より人気で、YouTubeでもTikTokでも僕の動画なんて千回くらいの視聴数なのに、リリーになったら突然80万回を超えたりしています。それだけで、リリーはお坊さんとして頑張っている僕を応援してくれているのかな? とも勝手に思っています。横浜と京都、海外にもご奉公に出たり、離れる時間も多いのですが、家族全員でリリーとの時間を大切に楽しく過ごしたいと思っています。

 また、妙深寺には『動くお寺』という移動式のお寺があるのですが、リリーと一緒に北は北海道から南は九州、四国まで、日本中を車で走りながらご奉公に回れたらと思っています。リリーと一緒に『ご住職』ではなく『車住職』になる日を夢見ています(笑)」



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