ブランケットのタグを破壊、どちらが犯人? 怒られて反省顔…ボクサー犬のギャップ「常に爆笑させてくれます」
2023-11-15 16:30 eltha
■「"ヒマ、時間を持て余す"ということがこの2頭のおかげでなくなりました」
ーーボクサー犬のアポロくん、タイソンくんとの暮らしはいかがですか? お迎えする前と比べて、どのように変わりました?
「想像もしていないくらい、犬中心の生活になりました。いい意味で。何かを中心とすると自分を見失いがちですが、この2頭を世話をすることで、私自身が満たされることが多いです。この子たちから笑いをもらったり、寝顔から癒されたり、トイレ失敗に無心を貫くようにしたり…"ヒマ、時間を持て余す"ということがこの2頭のおかげでなくなりました」
ーーおろしたてのブランケットのタグが破かれていた時、飼い主さんの追及に目をそらしたアポロくんタイソンくん。シラを切り通そうとするも、内心はびくびくしている様子が伝わりました。飼い主さんはどのようなお気持ちでしたか?
「どっち? と聞きながら問い詰めましたが、心の中ではタイソンの単独犯だと確信があり、"まぁた、タイソンにやられた!!!"という気持ちでいっぱいでした。もうすぐで2歳なのに、本当に落ち着きがない子です…アポロは、悪くないですが、連帯責任です」
ーーアポロくんはタイソンくんの様子をチラチラと見ていて、暗にタイソンくんの犯行を伝えているのでは…という考察もありました。2匹の特徴も見えてくるものがありますが、どのような子たちですか?
「アポロは、常に泣き顔でタイソンのイタズラに巻き込まれがちです。ボクサーのなかでも、目がクリクリで、タルタルしている部分が長く、被り物を被らせたら、常に爆笑させてくれます。
タイソンは、とにかくイタズラがすごいんです。去勢手術して帰ってきた日に、120cmの小屋を飛び越え、100cmの部屋のゲートを飛び越え、台所のゴミを散らかして、リビングのテーブルの上に置いてたアップルパイを4切れ完食してました。留守中に、セコムから侵入者アラームありと確認の電話を受けて慌てて帰ったら、リビングを荒らしていたことも。これまで幾度とない戦いがありましたが、タイソンのガッツにはただただ感服しています」
■見た目から来る”怖い”イメージ「残念だなと思いつつ、致し方ないです」
「見た目、犬種で差別して欲しくないという思いはありますが、私も犬のことがわからなけば、"怖い犬だな"という印象を持つと思います。残念だなと思いつつ、致し方ないです。"怖い、噛みそう"って言われると、悲しいというより、この子たちにそういう思いを抱かれてしまって申し訳ないなって思います」
ーー実際に「怖い」という反応を感じることも当然ある?
「家の近所をいつもの時間に、いつものコースで、いつも通りに散歩していたら、初めて会う中型犬を連れた年配の方に、"この近くに住んでるの? こんな恐ろしい子たち連れて二度とこの近所散歩しないでくれるかしら?"とおはようございますもなしにいきなり言われたり。ドッグランで仲良しの子たちと吠えることもなく、普通に4頭で遊んでいたら、管理人さんが飛んできたり…」
ーーボクサー犬のお世話をされてきたなかで、どんなギャップを感じますか?
「家の近くの海岸やアウトレットなど人が溢れるところによく連れていきますが、必ず言われるのが、"パッと見怖いのに大人しい"ということです。だからこそ、他人や他のわんちゃんには絶対に迷惑をかけないようにしています。
感動したのは、永遠の弟キャラだったアポロが、タイソンを迎えた瞬間から急にお兄ちゃんになったことです。初めてタイソンが川で泳いだとき溺れたのですが、アポロがサーっとタイソンの元に向かって、下から押し上げて助けていました。2頭の世界があるようで、犬でもこんなに仲良いのかというくらい、いつもベッタリです。ドッグランでも、家の中でも、お昼寝、夜寝、私たちが留守の時もずっとひっついてます!」
ーーアポロンくん、タイソンくんに、今後どのように過ごしていってほしいですか?
「とにかく健康であれば、それ以上望むことはないです! 欲を言えば、アポロは今のまま優しい子で、タイソンはイタズラがすぎるけど今のまま無邪気な子でいてほしいです。私たちがいるからこそ与えられる安心感を感じて、どっちも自由にのびのびと過ごしてほしいです!」