おっさんが野良猫を保護したら5匹の父ちゃんに、衝撃ビフォーアフターに「もうこの子たちを手放せない」
2023-11-14 08:30 eltha
■「人間のエゴか」自分の行動に憤りを感じ、2ヵ月悩んだのち保護
「最初によもぎと出会ったのは、野鳥撮影に向かっていた時(6月5日付近)でした。車内から見かけた感じ、エサ・水、簡易的な寝床があったので、誰かが世話しているのだろうと思うくらいでした」
そのことを気にすることもなく、1ヵ月が経ち、7月初旬頃同じ場所に行ってみると、そこにはよもぎの姿が。車を降りて近づいてみると、よもぎのほうから足元に歩み寄ってくれたという。その時点で『この子は誰かに飼われていたが、何らかの理由で放棄された』と思ったが、先住猫もいるため保護しようとは思っていなかったそう。ただ、人への甘えぶりを見て不憫に思い、よもぎのことが心に引っかかってはいたそうだ。
そうした中、天気が悪くなる予報を見て、よもぎをとりあえず連れてこようと決心。夜に迎えに行ったが、同じ場所に姿はなく、20分ほど待機したが会えなかったそうだ。
「その時思ったのは『自分の都合の良いときは連れ帰り、邪魔なときは山中に放置しているのか』と憤り、次会えたら絶対連れ帰り終生飼育しようと決めました」と当時を振り返る飼い主さん。その2日後(8月5日)に、よもぎと再会し家に迎えた。出会った場所が笹わらにヨモギが混生している場所だったことから「よもぎ」と名付けたそうだ。
■保護後に発覚した感染症、でももう手放せないほど猫たちを溺愛
出会った時も飼い主さんによく甘えていたよもぎだったが、家に来てからも甘え方は強くなり、ツンデレの先住猫より寛容で甘えん坊だったとか。
1週間ほど経つとよもぎの体に異変が。
「お腹が大きくなり始め、『よく食べてるからなぁ』と思ってました。どんどんお腹大きくなるので撫でていると、胎動を感じるように。『これは間違いなく…』と思い、産床を急遽作り設置しました。すると、よもぎも即入り安心しているように見えました」
妊娠がわかると「何匹生まれるんだろうか。大変になるなぁ」と動揺したという飼い主さん。よもぎは野良猫なため、何かしらの感染症などはあるのではと思い、先住猫との関係は持たせないようにしていた。のちに、よもぎは「猫免疫不全ウィルス感染症」いわゆる「猫エイズ」であることが発覚。今後も先住猫との交流や、外に出すことは考えていないという。
猫エイズをインスタで告白した際には、「もともとよもぎを連れてくると決めたときから覚悟もしていたので、これからも何も変わらず一緒にいよう。チビ達もどんどんパワーUPして手を焼くだろう。外にも自由に出られなくなる。そして、おっさんに毎日抱かれ、わしゃわしゃすーはーされるだろう。ただ残念なのはくろず・あまず・おばちゃん(3匹の先住猫)と一緒にいる所を見れない事。まぁしょうがない。それぞのスペースで一緒にいよう。(中略)なのでよもぎには存分に甘え、存分に子どもたちと遊び、存分に生きてほしい」と綴っている。
今後どのように暮らしていきたいかという問いに、「家の中だけでもストレスのない空間を作り、生涯のんびりと過ごさせてあげたい」と話す。
「子供達も里親さんを探そうと思ってましたが、よもぎからの(猫エイズの)感染も可能性はありますし、なにより自分がもう手放せないので、よもぎとともに元気にのんびりと過ごしてほしいです」