「早く二人きりになりたい…」「まだ20時だぞ」愛犬に誘われるじぃじ、ラブラブすぎる会話が150万回再生

　テレビを観ているおじいちゃんに、「早く2階に上がろうよ」と積極的にお誘いするワンコ。保護犬きな子ちゃん（@ryuuhoumaru）は、おじいちゃんと眠りにつくのが大好きだそうで、この日も「まだ20時だぞ！」とたしなめられるも、熱意に根負けして早すぎる就寝となってしまったおじいちゃん…。そんな2人のやりとりを撮影した動画は150万を超える再生回数となり、「幸せなかんじが伝わってくる」「ラブラブ」「会話できてる」と反響コメントが寄せられた。ご家族に、支え合う2人の関係性を聞いた。

■保護してすぐ、なかなか鳴き止まない…「寂しいのかも」と一緒に寝るようになったおじいちゃん

ーー2階に行ってから、きな子ちゃんとおじいちゃんは、どのように過ごしているのでしょうか？

「2階のじいちゃんの部屋へ行ってから、じいちゃんはベッドへ、きな子はベット横に敷いてあるきな子専用の布団におとなしく寝ます。　基本遊ぶのは下にいる時だけで、2階に上がってからはすぐに寝るようです」　

ーーおじいちゃんと2人きりになりたいのかなと想像していました。

「きな子は、夕方の散歩から帰ってお風呂で足を洗い、晩御飯を食べて、しばらくはリビングで一緒に過ごしますが、7時くらいになるときな子だけ2階のベランダ前に移動します。廊下なのですが、きな子のお気に入り場所なので布団を敷いてます。きな子だけベランダ前の廊下で過ごしていますが、8時前後になるとじいちゃんを迎えに降りてきます。そしてあのように誘うんです（笑）」　

ーー早朝はおじいちゃんと散歩に出かけられるようで、「散歩に行きたいがためにおじいちゃんを早く寝かせているのでは？」という推察コメントに笑ってしまいました。きな子ちゃんは、特におじいちゃんのが好きなようですが、ご家族から見てどのように写っていますか？

「保護した日は、下のケージで寝かせていたのですが、2日目の夜になると『くぅ〜ん くぅ〜ん』と泣くので、寂しいのかもと、じいちゃんが自分の部屋へ連れて行って、一緒に寝るようになりました。なので、多分きな子はじいちゃんのことを親だと思っているのではないかと感じています」

■漁に出るご家族を見守り「きな子は何時間も頑張って留守番してます」

　きな子ちゃんの飼い主さんは、底引き漁業を営んでいるご一家。おじいちゃんは40トンある中規模漁船の船長を何十年も経験してきたが、55歳の時にガンが発覚し、治療のため船を降りて息子さんに船長の職を託した経緯がある。きな子ちゃんはそんな時に出会い、「2021年3月にきな子を迎えてからは、毎日とんちんかんな生活を仕事の合間に楽しんでいます」と飼い主さん。

ーーお家にやってきた当初と今を比較して、きな子ちゃんの様子や態度、見た目など、どんなふうに変化していますか。

「保護した時は3キロ未満の子犬でしたが、1ヵ月ごとに病院へ検査やワクチン接種で通院していたら3キロずつ増えていってますと言われ、1年経ったときには30キロと大型犬となりました。体は大きいですが、やはり女の子なのでおとなしいと思います」　

ーー漁師さんならではの独特の生活リズムはありますか？

「9月から5月までは漁期中ですが、6月から8月の3ヵ月は休漁期で、船のメンテナンスをしています。11月からは松葉ガニが解禁になるので、真夜中の12時ぐらいから仕事に出かけますが、そんな時はじいちゃんの部屋からベランダ前の布団に出てきて寝ています。出かける時はきな子に『お利口さんにして留守番しとってな』と声掛けして留守番させます。朝10時ぐらいに家族が帰ってくるので、きな子は何時間も頑張って留守番してます」

ーー日中、おじいちゃんとはどのように過ごしていますか？

「家の近くにビーチがあり、シーズンオフになると砂浜を走り回って海でじゃぶじゃぶしてから、砂浜を走り回ります。いつも砂まみれで大変ですが、とても楽しそうなので、じいちゃんはいつもきな子をシャワーする時『今日も楽しかったなぁ。明日も行こうで』などと話しかけているのを見ます。カニをとっているので、食べていると欲しくて近くに来ますが、塩分がすごいのであげてはダメなので我慢させています。きな子もわかっていて、横にじっとしています。なるべくきな子の前では食べないようにしているじいちゃんです」　

ーー今は思う存分、おじいちゃんやご家族に甘えているきな子ちゃん。今後、どのように過ごしてほしいと思いますか？　　

「このままの状態でじいちゃんと仲良くそして楽しく病気にもならないように毎日を過ごしてくれればいいと思います」

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2024-01-18