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「猫なのに目ちっちゃ」それには理由が…、「目に光を取り戻せ!」盲目になった猫が手術で劇的チェンジ

2024-01-08 16:10 eltha

 外の厳しい環境で生きる猫はまだまだ多いが、もし病気やケガで視力を失ってしまっていたら? エサを探すこともできず、周りは危険でいっぱい。誰にも助けてもらえない猫たちは、どうなってしまうのだろうか。愛媛から保護されてきた盲目の猫たちについて、NPO法人『ねこけん』代表理事の溝上奈緒子氏に聞いた。

ちょっと目がちっちゃい?(写真:ねこけんブログより)

ちょっと目がちっちゃい?(写真:ねこけんブログより)

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■「たかが風邪」じゃない、目がつぶれ命を失う猫も

 外で生きる猫が多い愛媛県で、『愛・CAT』(・はハート)などの地元保護団体と協力し、多くの猫のTNR(捕獲・不妊去勢・戻す)を行っている『ねこけん』。本来であれば元いた場所に戻すのだが、健康面で問題があり、外では生きられないと思われる猫は、そのまま保護することもある。実際、TNRに連れてこられる猫は、病気を患っていたり、ケガをしたりしていることも多く、「目」に問題を抱えている猫もいる。

 「風邪を引いた後に治療を受けられず、目が見えなくなってしまうケースは、実はよくあります。眼球に白い膜が張ってしまうのですが、そのままだと癒着して全盲になってしまうんです。目が見えなくなったとしても、家の中で暮らす猫なら大丈夫なんです。どこに何があるか場所を把握することもできるし、なによりゴハンは飼い主さんからもらうことができる。でも、外では難しい。食べるものを探すこともできないし、生きていくことはできません。たかが風邪と思われがちですが、ときには目がつぶれ、ときには命をも奪ってしまうのです」

 10月に愛媛から来た猫たちも、まさにその状態だった。

 「眼球は酸素に触れていないと、失明してしまいます。この猫たちは眼球に膜が張ってしまい、このまま放置したら目が見えなくなってしまう状態だったので、保護することになりました。目をなんとかしてあげたいけれど、オペをするのはなかなか難しい状態。それでも可能性を探ってみようと、膜を切除して、動かなくなっている眼球を治す手術をしました」

風邪の後遺症で目が開かなくなっていた猫(写真:ねこけんブログより)

風邪の後遺症で目が開かなくなっていた猫(写真:ねこけんブログより)

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 こうして、獣医師の手によって手術された猫たち。適切な処置により、なんとか光を取り戻すことができた。今では完全に見えるようになっている。

 「ただ…、目がね、少し小さいんですよね(笑)」

 猫といえばクリクリした大きな瞳が特徴だが、たしかに手術を受けた猫たちの瞳はつぶらすぎるとでも言おうか…。

 「眼球に張った膜を除去する際、目の端っこがどこなのかわかりにくいんです。まずは少しでも見えるようにすることが最優先で、目の大きさについては『こんなもんかなぁ?』と切除しながら獣医師の先生も相談してくださるんです。その後、治ったのは良かったのですが、よくよく見ると思いのほか目が小さめになって…(笑)。でも、味のある可愛い顔だと思います」

 つぶらな瞳ではあるものの、猫たちが視力を取り戻すことができたのは万々歳。『ねこけん』ブログによると、その風貌から“寛平ちゃん”とも呼ばれ、愛されているそうだ。

 「少しでも見えるだけで、猫が生きていくにはずいぶん違うはず。見えるようになって本当に良かったと思います」

 適切な治療さえできれば、猫は光を奪われることなく、生きていくことができる。地域猫の世話をしている人の中には、「ゴハンはあげるけど、治療までは…」という人もいるというが、一歩踏み出してほしいと『ねこけん』は願う。

 「捕まえたりするのも難しいとは思います。でももし、具合の悪そうな外猫を見かけたら、できることなら病院に連れて行ってあげてほしい。その一歩が命を救うことになるので、手を差し伸べていただけたらと思います」



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