今、気になるあの人 キャスリン・モリスさん
2007-07-11 11:00 eltha
話題のアメリカン・ドラマ 『コールドケース3』で注目 レンタルビデオや衛星放送(NHK-BS、WOWOW、SKY PerfecTV!)、ケーブルテレビなどの普及で、数多くの作品が鑑賞できるようになった海外ドラマ。韓流ブームがひと段落してからは、取り分けアメリカン・ドラマの人気が盛り返している。 WOWOWで7月7日より第3シーズンの放送が始まった人気サスペンス・ドラマ『コールドケース』(毎週土曜23:00〜/全23話)もその一つ。6月下旬には、プロモーションのために主人公のリリー・ラッシュ役を演じているキャスリン・モリスさんが来日。ファンを招いたトークショーも盛況だった。 |
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『コールドケース』は全米CBSネットワークで2003年9月から放送され、高い人気を得ているドラマで、殺人事件に時効がないアメリカ、フィラデルフィア市警殺人課で未解決凶悪犯罪、通称“コールドケース”の捜査に挑む女性刑事の活躍を描いた物語。
アメリカン・ドラマに出演する俳優は、有名無名にかかわらず、キャラクターに合う人をオーディションで選ぶのが一般的だが、リリー役のキャスリン・モリスはまさにはまり役だ。
「刑事役を楽しんでいます。リリーはスマートだし、頭も冴えているし、心身ともにタフであると同時に、とても繊細な感性を持っている女性です。そんなリリーのことを自分自身のことのように理解できるようになってきました。まるで姉妹のような感じかしら」(キャスリン・モリス)
リリーがコールドケース担当の刑事として長けているは、なぜ凶悪な事件が起きてしまったのか、犯罪に巻き込まれた人々の心情に寄り添い、容疑者に対しても心を開くことができる点だ。だからこそ、何十年も前の事件の関係者が重い口を開き、意外な真相を語り出す・・・。普通の犯罪ミステリーを超えた、濃密なニューマン・ドラマとしての見ごたえが、そこにある。
70年代〜80年代の名曲も続々
ヒット曲が結ぶ現在と過去
主要な登場人物のプライベートも丁寧に描くのがアメリカン・ドラマの面白いところだ。リリーの母親は認知症、妹は問題児、自身もまた少女時代に強盗に襲われたときのトラウマに苦しんでいる(第2シーズンでそれが判明)。 |
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さらに感動を高めるのがBGMだ。各事件で発生した当時のヒット曲を使った演出は、ノスタルジーを誘うだけでなく、犯罪に巻き込まれた人たちの不条理を浮かび上がらせ、涙腺を刺激する。
「シーズン1で、マドンナのバラードの名曲『Live To Tell』などを使用した話が印象に残っているわ。エピソードにとてもよくマッチしていた」(キャスリン・モリス)
第3シーズンでは、1978年のエアロスミス「Dream On」(3話)、1965年のザ・テンプテーションズ「My Girl」(9話)、1973年のエルトン・ジョン「Your Song」(17話)などの名曲が続々登場。とくに11話は、ドラマなどに楽曲提供しないことで有名なブルース・スプリングスティーンの曲だけで構成されているというだけでも、観る価値ありだ。
役作りのダイエットなんて、興味なし!
素顔のキャスリン・モリスさん
来日中、『ビリーズブートキャンプ』が日本で大ブレイクしていることを知り、「ロスにあるビリーのジムに通ったことがあるの、きつくて死ぬかと思ったわ(笑)。でも、ビリーのトレニーングが役立ったという人を何人も知っている。ところで、アメリカでは『POWER 90(*1)』というのも人気があるんだけど、ご存知かしら?」と気さくに話していたキャスリンさん。スリムで引き締まった体型をキープする秘けつは? |
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ドラマではかっちりしたダークスーツ姿がほとんどだが、素顔のキャスリンはピンクのミニドレスが似合う(トークショーで着用)、柔らかいのに強いオーラを持った女性だ。
「女性らしい強さとソフトさを両方持っていたい。娘、母、姉妹、友達、恋人、どんな立場にあっても、自分らしさの中に女性らしらがあるように。外見がきれいな人は見ればわかる。でも、内面が魅力的でないと、美しい人とは思われてないのでは?私もできる限り、ベストを尽くしているわ、みんなで頑張りましょう!」
(C)2007 Warner Bros. Entertainment Inc.
『コールドケース3』毎週土曜23:00〜WOWOWで放送中
【公式HP】http://www.wowow.co.jp/drama/cold/index.html