保護した赤ちゃん猫と添い寝する姿が尊い…「涙が出るくらい嬉しい」飼い主が感じた運命
2022-07-01 eltha
子猫を保護した飼い主さん たぬと母猫への想いがよみがえる
しま子が、自らたぬのところに行きました...たぬは喧嘩っ早く、他の猫たちからは、敬遠されている存在。ずっと暮らしてきた者としては、感慨深いです...#しま子#たぬたぬ#猫との生活 #猫のいる幸せ #猫のいる暮らし #猫好きさんと繋がりたい #猫 #猫好き #CatsOfTwitter #cats #cat pic.twitter.com/nzq9z3xUVN
? ねこといっしょ (@nekotoixtusho) June 14, 2022
しま子ちゃんがたぬに寄り添う動画が話題となったが、たぬは喧嘩が強く、特に兄弟猫に大して当たりが強い性格だという。そのため、ほかの猫たちから“たぬ”は煙たがれているように見受けられる、と飼い主さん。そんな様子を見ているからか、今回迎えたばかりのしま子が自らたぬのところへ行き、背中に顔を寄せる姿には感慨深かったという。
たぬの母(ママン)は10年前に飼い主さんが、職場の裏口でガリガリに痩せて、車のオイルか何かにまみれていたのを見つけて保護。その後一緒に暮らし、5匹の赤ちゃんを産んだという。「今回、しま子のことをどうしても見過ごせなかったのは、10年前にママンを保護した場所でもあったからです」と当時を振り返る。
たぬとしま子の様子を語るうえでママンの存在は欠かせない。
「ママンが生きていた頃は、家族全員くっついて寝ていました。しかし、亡くなってからは、それぞれの兄弟が、家の中で自分の縄張りを持つように、独立した感じに…。大のお母さん好きなたぬは、大人になってからもずっとママンのそばを離れませんでした」
しかし、自然界では、いつまでも母と息子が一緒にいるということは考えられない。飼い主さんは「人と暮らしているゆえの状況だったと思います」と自責の念に駆られている。
そのため、ママンはたぬがいつまで経っても自分と一緒にいたがることに、相当なストレスを感じていた。それゆえ、時折激しくたぬを怒ることもあったという。
「たぬは、自分が受け入れられないことが理解できないようで、怒られても大好きな母親にくっついていこうとします。と同時に、そんな状況にストレスを感じているようで、もともと筋肉質で、喧嘩が強い猫だったので、他の猫たちに当たって、ストレス解消をしているような姿が見られました」
どんな時も寄り添ってくれた猫たちに恩を感じる日々
「しま子は、まだ生まれて1ヵ月ぐらいの仔猫なので、僕のことを母のように慕っています。でも、いるもはたぬが僕の傍にいるので、ひやひやしながら、自然とお互い近くにいるしま子とたぬの様子をうかがっていました」
「他の猫であれば、威嚇したり、猫パンチしたりするたぬが、スッと寄ってきたしま子の毛づくろいを始めたんです。しま子も嬉しいようで、たぬの姿を見つけると、トトトと駆け寄って身をすり寄せるようになりました」
自然の摂理でママンから距離を置かれたこともあったが、母を想う気持ちは変わらなかったたぬ。ママンから愛されていた自分としま子を重ねたのだろうか。
「しま子が、寝ているたぬの体に身を寄せて、寝始めたのです。その姿は、たぬがまだ幼かったころの、ママンとたぬの親子の姿のようにも見えました。たぬとママンと暮らしてきた自分には、涙が出るぐらい、嬉しく、またいろんな思いが交錯するシーンでした」
ほんの15秒足らずの動画にも、たぬ、しま子、飼い主さんの思いが詰まった優しい世界だった。飼い主さんがママンを保護した場所でしま子と出会ったのは、運命だったのかもしれない。
「自分は子どもの頃から、猫と暮らしてきました。どんな時も、同じトーンでそばに寄り添ってくれていたので、とても恩を感じています。これからも、困った猫と出会った時は、自分のできる限りのことはしたいと思っています」
監修者 ねこといっしょ
猫5匹と同居中。2022/6/11雨の中、赤ちゃん猫を保護。
@nekotoixtusho