大人の“学び直し”なぜ増加? 仕事だけに捉われない生き方に広がり「自分に自信がつく」「人を見る目が養われた」
2022-07-20 eltha
社会人の7割弱が勉強に意欲 “業務外”の知識や教養が生活の豊かさや人生の充実感に
実際に勉強した人、勉強に意欲がある人を合わせると、67.8%に及んだ。その勉強内容(複数回答)を尋ねると、【語学】が最も多く43.8%、次いで【資格取得や副業関連】が42.5%、【本業の仕事関連】が40.3%、【教養・趣味】が40.1%だった。
また、【実際に勉強をしたことある/現在勉強している】人を対象に、勉強をしてからの生活や人生の変化も聞いてみた。会社員の20代女性は、「仕事外での勉強は自身のスキルアップをより強く感じるし、充実した時間が過ごせる」と回答。「本業外の勉強は、生活の刺激になるし豊かになる」(会社員/40代男性)、「資格や成績を取るためじゃない学びは楽しいし面白い発見があって好き」(専業主婦/60代女性)といった充実感を得られたというコメントが複数見られた。
また専業主婦の40代女性は、「勉強して身に付いたことは、たとえその後の人生で生かせなかったとしても、素地を増やしたり枝葉を広げられたりするのは間違いないことだと気付けたのは大きかった。『自分には何もない』と悩んでいる時こそ勉強するチャンスだと思う」と回答。
そのほか、「自分に自信が持てるようになった」(自営業/30代男性)、「世界が広がった気がする」(専業主婦/30代女性)、「大人になってからでも学校の友達ができた」(自営業/40代女性)、「人を見る目が養われた」(会社員/50代男性)といった回答などからも、勉強することで視野が広がり、気持ちの余裕ができたり、新たな人脈が生まれたりすることがあるようだ。
さらに、学生時代との変化を感じるコメントも。「学生時代よりも勉強に対する気持ちが高い ので、学びが大きい」(会社員/40代男性)、「自信につながった。強制じゃないから、学ぶことが楽しい」(公務員/50代女性)、「学生から久しぶりの勉強で、お金を払って自分から学ぼうと思って勉強するとよく覚えられる」(会社員/60代男性)、「学生の頃よりもっと真剣に勉強するようになった」(専業主婦/60代女性)。
学生時代には感じられなかった勉強の楽しさや大切さを、様々な経験を経て大人になったいま実感し、日々の楽しみや人生の充実感に昇華している社会人は少なくないようだ。
【調査概要】
調査時期:2022年5月31日(火)〜6月7日(火)
調査対象:計1000名(自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】男女会員20代〜60代
回答者全体1055名のうち、社会人の方(主婦・定年退職・無職含む) 1000名の回答
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ(https://omr.oricon.co.jp/)
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