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年少・年中で「繰り上がり・繰り下がりの計算」ができるように…”習い事なし”を選択した母の決意

2023-04-22 eltha

繰り上げ、繰り下げの計算に、年中さんながらチャレンジしていた娘さん

繰り上げ、繰り下げの計算に、年中さんながらチャレンジしていた娘さん

 子どもたちが幼児のときから知育を始め、その様子を発信している、ゆるりさん(@yururi.cb)。ゲーム感覚で計算を楽しめるように仕組みを考えたことで、長女が年中、次女が年少の時には、繰り上がりの足し算ができるようになっていた。子どもが2歳を過ぎた頃、習い事を始める家庭が増えたことに焦りを感じていたというが、さまざまな負担を考慮して、幼児期の習い事はさせない選択をした。でも「何か」を提供したい…そこで行きついたのが「おうち知育」だったという。

習い事をしている子との差がどんどん開く?「不安や焦りもあった」

ーー家庭での知育を子どもたちに実施しようと考えたきっかけは何だったのでしょうか? 

「長女が2歳を過ぎたあたりで、習い事を始める人が周囲で増えました。当時は保育園難民で働いておらず、家と公園の往復の毎日を過ごしていて、急に変わりだした周囲に驚いたことを覚えています。このとき初めて子どもの教育について考えた記憶があります」

ーー周りの動きに触発された部分があった?

「習い事については色々調べました。小さい頃からの環境づくりが大切だと気づいてはいて、幼少期の習い事は当時の私にとってとても魅力的でしたが、結局は金銭的に負担が大きく習い事はさせませんでした。

 英語・幼児教育・ピアノ・ダンス・水泳…どんどん習い事をしている子と我が子の差が開いていくようで不安になりました。今なら杞憂だと笑い飛ばせるのですが、『なにか』を我が子に提供したいと探したのが『おうち知育』でした」

ーー現在、お子さんは小2と小1とのこと。幼稚園(保育園)期間で、どのような知育・家庭学習を実施しましたか?

「まずは『集中力をつけてあげたい』を最初の目標にしました。2歳を過ぎた長女は、動くことが大好きでしたが、常に動き回る子で集中して遊ぶことはありませんでした。シール貼りやパズルをしてみましたが興味を持ってもらえず、長女が夢中になれるものを探した結果『レゴ』や『マグネティックマイティーマインド』などカタチ遊びに興味を持ち『集中して遊ぶ』事ができるようになりました」

ーー上のお子さんと下のお子さん、同じように進められたのでしょうか?

「当時1歳過ぎだった次女は、動き回ることが大好きな長女とは性質が違い、比較的なんでも一人で集中して遊んでいました。なかでも好きだったのは、丸い枠に同じ大きさの丸シールを貼る遊びや色分けで、それを黙々と進めていました。

 2人とも集中して遊べるようになっていたので、並行してプリント学習を始めることにしました。プリント学習を始めた理由は、単純に小学生になって急に宿題や勉強が始まったら嫌がりそうなので、習慣として取り入れておきたいと思ったからです。プリント学習は様々なものを使用した結果『七田のプリント』で落ち着きました」

ゲーム感覚で計算ができる、最適な場所が”お風呂”だった

ゲーム感覚で、10の組み合わせを覚えていく娘さんたち

ゲーム感覚で、10の組み合わせを覚えていく娘さんたち

ーー娘さんたちは、年少さんと年中さんの時には繰り上がりの計算をしていたそうですね。子どもたちに興味をもって取り組ませるために、ゆるりさんが最も苦労したこと、大変だったことは何ですか?

「長女は『計算が嫌い!』という思いが強い子だったので、お勉強感を出さないように遊びの中で学んでもらえるように試行錯誤しました。なんで分かってくれないんだろう…というイライラする気持ちを出さないようにするのが一番大変でした。わからないのに怒られたら、子どもの気持ちの持っていく場所がなくなってしまいそうだったので、怒らない事を意識しました」

ーーあくまで”遊び”と感じてもらうために、どんな対策をしましたか?

「お風呂で計算ゲームをやるという方法です。遊び感覚になることができて、子どもが熱中するポイントになったと思います。

 私自身も子供の頃お風呂で作った水鉄砲で遊んだり、入浴剤に水をつけてお団子にして遊んでいたので、お風呂は遊んだり室内でできないことをできる特別な場所という感覚がありました。お風呂で『遊ぶ』と『学ぶ』を一緒にするとどうかなぁと思ったのがきっかけでした」
ーーお子さんたちの反応は?

「我が子もお風呂で遊ぶことが大好きで、長々と入ってはごっこ遊びを良くしていたので、お風呂での計算ゲームは大ヒットしました。机の上で座っていると、お勉強感がどうしても抜けず、長女はあまりやる気にならなかったのでお風呂という全く違う場所ですることで気分を一新できたと思います」

ーー子どもたちに知育をすることは、ゆるりさんにとってどのような意味を持ちますか?

「親子で一緒に遊ぶ感覚で知育をしているので、コミュニケーションの一つだと思っています。最近では各地方の名産物などを遊び感覚で覚えていっているのですが、親の私が問題を出されたりしています。

 親子で遊んでついでに覚えたらラッキーという感じで、家族で取り組んでいっています。正直、毎日時間がないので遊びと学びを一緒にできて一石二鳥にしたいだけかもしれません」

ーーゆるりさんは、知育を一緒に楽しむことによって、お子さんたちにどのような力がつけばよいと考えていますか?

「何かに躓いても『こうやったらいいんじゃないか?』と解決方法を見出してくれる子になって欲しいと思っています。苦手なことでも視点を変えれば楽しくなる!と気がついてくれたらなぁと。自らアレンジして挑んで試行錯誤しながら目標に向かっていく、そんな大人になってもらいたいです」
Instagram:yururi___manga
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