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「前髪切りすぎた」でデビューした三戸なつめ、求められる“不思議ちゃん”キャラに葛藤も…救いとなった俳優への道と10年目の野心

2023-08-12 eltha

憧れは片桐はいり「短い前髪のままでどんな役でも演じられる説得力がほしい」

 2020年、30歳になった年にはNHK朝ドラ『おちょやん』の主人公の母親役を好演。幼い娘を包み込む母性あふれる演技が、登場シーンはわずかながら強い印象を残した。

「(母親役の役作りは)世のお母さん方のSNSを参考にさせていただきました。経験もないことですし、そこには自分の計り知れない想いがあるんだろうなと。ブログを読めば読むほど、子育てって本当に偉業ですよね。ますます結婚から気持ちが遠のきそう(苦笑)。ただ、たとえ120%は理解できなくても、人間を知ろうとする努力はこれからも演技をする上でのベースにしていきたいですね」

  映画『この小さな手』ではシングルマザーを演じた。30代は俳優としてますます役の幅を広げていく時期になるに違いない。
「ただ、“地に足のついた人物”を演じる上で意外とネックになるのが前髪なんです。キャラクター化された人物だったらまだしも、母親役などのときは『前髪は長めで』と言われることが多いんですね。もちろん髪型も含めて役に寄せていくことが大事ではあるんですが、私の演技にもっと説得力があれば、短い前髪のままでどんな役でも演じられるんじゃないかと思うこともあって。片桐はいりさんのように、個性的な佇まいのまま日常も非日常も演じられる演技のエネルギーを身につけていくのがこれからの目標です」

 三戸なつめをアイコン化させ、苦しめたこともあった短い前髪。しかし、そもそもは自分が好きで切りそろえたものだった。

「今も前髪を切ると、ときめくんですよ。男性ウケは悪いですけど(笑)。でもウケる、ウケないじゃなくて『うん、この長さが自分だ』って納得できることが大切だって今は思ってます」
(取材・文/児玉澄子)

『なつめろん』(宝島社)

 三戸なつめが記念すべきアニバーサリーイヤーに出版するのは、撮り下ろし写真&書き下ろし原稿で構成する特別なフォトエッセイ。

 台湾で撮り下ろした写真の他に、本人の自筆エッセイ&イラストをたっぷり収録。三戸のこれまでの歩みや仕事論、ライフスタイル、人生を楽しく生きるちょっとした工夫などを、ゆる〜く語っている。

 三戸なつめの「今」をたっぷり詰め込んだ一冊。
■『なつめろん』出版記念サイン会

大阪会場
【日程】8/26(土)
【会場】ヨドバシカメラマルチメディア梅田
【概要】トークイベント(14:30〜 ※参加無料)&サイン会
【参加方法】8/12(土)〜8/26(土)16:00までに店頭でチケット購入

東京会場
【日程】9/2(土)
【会場】SHIBUYA TSUTAYA
【概要】サイン会
【参加方法】事前ネット購入 URL:https://ameblo.jp/shibuya-tsutaya/entry-12814348593.html
※上記サイトは8/12(土)正午12:00から有効となります。

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