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FIVE NEW OLD【upPLUS online Talk!】

2021-04-13

きめ細かで美しいロックサウンドと高い演奏力を誇るライブパフォーマンスが支持されるFIVE NEW OLDから、ドラマ『3Bの恋人』への出演が話題のボーカル&ギター・HIROSHIさんが登場♪ 結成10周年を経て完成した渾身の3rdアルバムについて、音楽に対する今の想いお届けします!

ファイブ・ニュー・オールド左から、SHUN(B)、HAYATO(Dr)、HIROSHI(Vo&G)、WATARU(G&Key)。「ONE MORE DRIP」(日常にアロマオイルのような彩りを)をバンドコンセプトに、2010年兵庫県にて結成。2017年メジャーデビュー。国内のみならず、香港、台湾など、海外でもライブを展開。4月9日から”MUSIC WARDROBE”ツアーがスタートする。HIROSHIが出演したドラマ『3Bの恋人』DVDは7/2発売。

「重ねて美しくなる」という点で音楽とメイクには共通点がある

――「美容師」「バンドマン」「バーテンダー」を、付き合ってはいけない職業男子として“3B”として描いたドラマ『3Bの恋人』では、バンドマンではなく美容師の慎太郎役を演じられましたが、それについて周りからツッコミはありましたか?

HIROSHI さんざんツッコまれましたけど、バンドマンが美容師役っておもしろいかな、と思って。世の中が考えるバンドマンの“俺様感”みたいなものは、バンドマンのユウを演じた神谷さん(THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの神谷健太)のほうが、うまく出せたんじゃないかなと(笑)。僕は物腰柔らかな慎太郎役で正解でしたね。

――美容師を演じてみて、何か得たものはありますか?

HIROSHI ドライヤーをかけるシーンが何回かあったんですが、めちゃ得意になりましたね(笑)。

――今日もネイルをされていますが、ネイルはお好きなんですか?

HIROSHI ギタリストは弾いている指を見られることもありますし、2年くらい前から好きになりました。ドラマ出演をきっかけにメイクをしていただくことが増えて、メイクにも興味が出てきて、普段でもメイクしてみたりするようになりました。いざやってみると、女性ってメイクやネイル、ヘアスタイル……いろんな準備を積み重ねて一緒の時間を過ごしてくれているんだな、と思えるようになってうれしさと感謝を感じるようになりましたね。

――『upPLUS』は美容雑誌なのですが、ご自身もメイクやネイルをするようになって、メイク好きの気持ちがわかる感じですか?

HIROSHI 下地があってファンデーションがあって、アイメイクやリップ……、メイクって1個のアイテムでは完結しないじゃないですか。僕たちも音楽を作るためにひとつひとつの楽器の音を考えたり、いろんな音を重ねることで作品になっていく。「重ねて美しくなる」という点で共通点を感じます。僕らも音楽の機材を買うときワクワクするんですが、それもみなさんがコスメを選ぶときにも似ているんじゃないかなと(笑)。

――FIVE NEW OLDの音楽の、どんなところをメイク好きの読者にアピールしたいですか?

HIROSHI 「FIVE NEW OLDの音楽は、朝聴きたい」と言ってくださる方が多いんですよ。エネルギーが詰まっているオレンジジュースみたいな感じがしてうれしいですね。曲を作っている僕はめちゃ夜型なんですけど(笑)。みなさんが仕事や学校などに出かける準備をする朝、メイクしながら聴いていただくのにぴったりだと思います。

――メジャー3枚目となるニューアルバム『MUSIC WARDROBE』の中で、特に『upPLUS』読者におすすめの曲はありますか?

HIROSHI 6曲目の『Don’t Be Someone Else』は、「自分らしく」をテーマにしている曲なので、ゆったり横ノリで聴いていただきながらメイクもいいんじゃないかなと思います。

――『Don’t Be Someone Else』もそうですが、歌詞は英語のものが多いですね。歌詞を英語にすることで、聴く人に「伝わりにくいかも」という不安はなかったですか?

HIROSHI 僕自身は聴く人に伝わりすぎなくてもいいかな、と思っているんです。FIVE NEW OLDは結成当時から、音楽は生活の一部として何気ない瞬間を彩るものであってほしい、という「ONE MORE DRIP(日常にアロマオイルのような彩りを)」をコンセプトにしているんです。ジャズが流れていたら上質な気分になったり、HIP HOPが流れていたら少し深堀りするような会話をしたくなったり……、音楽が空間をデザインしてくれる力を大事にしたいと思っています。でもカギはかかっていないので、ふとしたときに「どんな歌詞なんだろう?」と調べてもらえたら、うれしいですね。

――ご自身もそうやって、洋楽を聴いてきたわけですよね。

HIROSHI そうですね。「めちゃいい曲だけど何歌っているんだろう?」「調べたら予想と違った」とか、ギャップも含めて新しい発見を楽しんでいただけたらうれしいですね。そうやって遠回りしたぶんの軌跡が聴いてくれる人に残っていくことを大事にしたいんです。

――英語の歌詞をメインにしてきたFIVE NEW OLDですが、このアルバムでは、『3Bの恋人』主題歌にもなった『Hallelujah』など、日本語の歌詞のナンバーもありますね。何か理由はあるのでしょうか?

HIROSHI 2020年はバンド結成10周年だったので、新たな節目に何かしたいという思いがありました。FIVE NEW OLDが英詞でやってきたのは、英語だとリズムが作りやすいこと、また「いろんな国の人に届いてほしい」と理由があったから。でも海外ツアーを経験して、逆に日本語の持つ響きを他の国に発信できたら、ふたつの武器を持っていることになるんじゃないかな、と。さっきの逆で日本語のミステリアスな部分を調べるということを、海外の人にも体験してもらえるメリットもあるんじゃないかなと思ったんです。

聴いた人の孤独や寂しさを紛らわせるような音楽を届けたい

――コロナ禍で多くのアーティストがライブができなくなったわけですが、この期間はむしろ、制作のチャンスととらえた感じでしょうか?

HIROSHI 2020年は10周年なのにライブができなくなったけど、切り替えは早かったですね。こういうことがあったからこそ役者をやらせていただいたり、先ほどの美容の話など今まで音楽に追われて見えていなかった自分の興味のアンテナがはれたので、実りはあったと思います。

――『MUSIC WARDROBE』は16曲も入っていて、日本語詞、英語詞、インストゥルメンタルなど本当にバラエティ豊かなナンバーがそろっていますね。

HIROSHI もう惜しみなくやらせていただきました。本当はちょっと次のアルバムに残しておけばよかったんですけど(笑)、やはり“今”を聴いてほしいので。コロナ禍において、自分たちの届けたい音楽を腰を据えて作れたと思うので、そういう意味で新しい音楽体験ができたと思っています。

――このアルバムでは、“新しい音で聴いてくれる人に会いに行けるような音楽”を目指したそうですね。それはどういう意味を持ちますか?

HIROSHI こういう時代だからこそ、みなさんも音楽をゆっくり聴く時間が、前よりできたかもしれない。ライブで直接会いに行けない分、聴いた人の孤独や寂しさを紛らわせるような音楽を届けられたら、という意味です。どの曲も常に聴いてくれる人を思い描きながら書きましたね。

――では最後に、2021年の目標をお願いします。

HIROSHI 10周年イヤーはライブ活動はできなかったんですが、このメンバーでFIVE NEW OLDというバンドをなんとかできていることに、すごく幸せを感じられました。今後は会いにいける音楽を直接会いに行って演奏して、幸せを分かち合えたらな、と思っています。

『MUSIC WARDROBE』FIVE NEW OLD4,950円(初回限定盤 CD+DVD)3,300円(通常盤 CD)4月7日発売 etichetta/ワーナーミュージック・ジャパン

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取材・文/山西裕美(ヒストリアル)

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