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76万回再生!同性カップルが妊娠!?2人が子どもを授かるまでの道のりとは?【新しい家族のカタチ】

2022-09-27

職場の同僚のMahoさんとRisaさん。一緒に仕事をする中でお互いに惹かれあい、お付き合いをスタートさせました。現在はお二人の間にお子さんも生まれ、子育てに励んでいらっしゃいます。YouTubeチャンネル「Maho Risa Family」では、そんなお二人の正直な気持ちや家族の在り方について、ありのままの姿を動画で紹介されています。

職場の同僚であるMahoさんとRisaさん。最初は仕事仲間として接していたそうですが、徐々にお互いを意識するようになったと言います。

Mahoさんから見たRisaさんは、「誰とでもすごく仲良くなって、みんなを巻き込んで仕事ができる人」とずっと尊敬していたのだそうです。一方、「Mahoはとにかくいっぱい笑う人。一緒にいて楽しいんです」とRisaさん。いつしか仲の良い同僚という関係を越え、自然とお付き合いが始まったのだそうです。

今回は、同性であるMahoさんとRisaさんの妊活の流れについてご紹介します。お二人は妊活プロセスに4つのステップを踏んだと言います。いったいどんなステップだったのでしょうか。

ステップ1:どうして子どもを持ちたいと思ったのか「ビジョンのすり合わせ」

女性同士の妊活!リサーチ&話し合いを重ね、私たち子どもを授かりました【新しい家族のカタチ】

Risaさん(写真左)とMahoさん(写真右)

最初のステップは話し合い。「どんな人生を歩んでいきたいか」「どういう家族を作っていきたいか」について話し合ったそうです。

仕事柄、資料を作ってプレゼンをすることが多いというお二人。資料を作成し、ディスカッションを重ねたと言います。しかも、宿泊をして、「考える時間」「考えをシェアする時間」などを設けたのだとか。まるで合宿みたいだったと、当時を振り返り笑い合います。

Mahoさん:私は今の状況に感謝した上で、自分自身で幸せになるための意思決定をし、幸せを最大化したいと考えています。「私個人」「私とRisa」「Maho Risa Family」としてもっと幸せを増やしたい。そして両親や友だち家族という広い単位でも幸せを増やしていきたいと思っています。

子どもに関しては、「自分が幸せになるだけでなく、子どもも幸せにできないと一歩踏み出してはいけない」と思っていました。でも、Risaと一緒に過ごしていく中で、「Risaとだったら、絶対に子どもを幸せにできる」という確信を持てたんです。

Risaさん:Mahoの考えと重なる部分はもちろんあります。私は自分だけでなく、いろんな人との関わりの中で幸せを感じるタイプなので、その関わりを広げていきたいと思っています。私自身、家族との関係があまり良くなかった時期もあったのですが、祖母が亡くなった出来事を通じて、家族との関係が良くなっていきました。そのときに改めて家族との繋がりを感じ、「自分は自分でいいんだ」と安心しました。そして、家族の重要性を実感できたんです。

昔から子どもは持ちたいと思ってはいましたが、その時のパートナーの性別次第で「自分が絶対に産みたい」というところまでは考えていませんでした。Mahoと出会ってファミリープランを話す中で、「できれば2人子どもが欲しいね」という話になり、「それぞれ1人ずつ産むなら年齢の高い私から妊活を始めよう」ということになりました。

お互いの気持ちを言語化し、改めて考えを確認し合ったお二人。「家族でも話さないと理解しきれないことがある。きちんと話す場を作って想いや考えを言語化してシェアすることが大事だと思う」そう、力説されていました。

ステップ2:リアルな情報で具体的なイメージを。「同性カップルの子育て事情を情報収集」

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すり合わせの次は情報収集! 「同性カップルで子どもを持つのはどういうことか」をイメージすることが重要だと考えたお二人は、本や動画などで情報収集を始めます。

Risaさん:同性カップルで子どもを育てている人が周りにいないから「実在するのか……?」という所からのスタートでした。Youtubeなどで見つけて動画で実際の様子を見ることができたのは本当に良かったです。

Mahoさん:もちろんネガティブな事例に関しても調べました。将来子どもが悩んだりする事例も勉強して、どう改善していこうか考えました。

生まれた子ども側の視点も学んだことで、「最初から真実を全て子どもに伝えていこう」と考えたというお二人。他にも、同性パートナーが子どもを持つことを支援している団体にも話を聞いたり、法律の観点や方法などについても調べたりと、いろいろな人の話を聞くうちに、お二人の中で子どもを持つということがよりリアルになっていったと言います。

現在は、同じように事例がなくて悩んでいる人がいたら、このMaho Risa Familyチャンネルがサポートになればいいなと考えているのだそう。

ステップ3:最初、親に反対されたけれど……。「家族や友達への報告・共有」

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3つ目のステップは家族・友人への報告。なるべく早く家族や友人へは報告するようにしたそうです。その真意とは……。

Mahoさん:子どもを育てるとき、子どもの成長のために私たちだけでなくいろいろな大人に関わってサポートしてもらいたいと考えています。そのため、早めに周囲に報告することが大切だと思っていました。

Risaさん:私たちの想いや方法を理解して受け入れてもらうには時間がかかると思っていました。そのこともあって、早めに伝えることにしたんです。

理解してもらうのに時間がかかると予想したからこそ、早く伝えたというお二人。当初、Mahoさんのご両親は難色を示していたそうです。「よくわからないから」「どういう方法か知らないから」という理由だけでなく、「子ども(私)や孫のことが心配だったからなのでは」とMahoさんは話します。

Mahoさん:(子どもを持つことが)悩まずただハッピーなことばかりとは思っていないんです。自分たちにとっても子どもにとっても、同性カップルであるからこその悩みはあると思います。でも、「それ以上の幸せを作っていきたい」という気持ちを伝えていったことで、親には徐々に理解してもらえるようになりました。

時間をかけてお二人の気持ちを伝えていったことで、今ではご両親も理解していて、孫の誕生をとっても楽しみにされているのだとか。

友だちは「子どもを持つのも、選択肢としてあるのは当然のこと」と、自然に受け入れてくれたそうです。むしろ、「2人は子どもどうするの?」と友だちから聞かれたこともあったとか。「妊活している」と話すと応援してくれたそうです。そんな友だちに、お二人はとても感謝をしていると言っていました。

ステップ4:そして、いよいよ!「妊活スタ―ト」

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いよいよ妊活を決意し、いろいろな選択肢の中から実績が豊富なデンマークの精子バンクを選択。なんとドナーの候補は1,000人以上! 血液型や身長、性格、直筆の手紙などさまざまな情報から精査して、ドナーを選んだそうです。

Risaさん:将来子どもに伝えていくときに、父親についての人柄など、情報が多ければ多いほど良いなと考えたんです。

Mahoさん:子どもが18歳以上になった時に、「望めば父親に会いに行ける」という選択ができるようなドナーを選びました。

子どもが選択できる選択肢をなるべく多くしたいと考えたとお二人は言います。そして、ドナー決定後、Risaさんは毎月妊活にチャレンジ。5回目で赤ちゃんを授かることができたそうです。話し合いを始めてからここまでおよそ1年半。「子どもに将来『こういう想いで授かったんだよ』と説明できるので(話し合いなどを経たのは)よかったと思っています」と、笑顔で話されていました。

◇ ◇ ◇

Mahoさん、Risaさん、ステキなお話をどうもありがとうございました!動画を拝見していて、お二人が心から信頼し合い、納得できるまで話し合いを重ねて今があること、自分たちだけでなく子どもの将来も考えながら妊活に挑戦したことが伝わってきました。

会社の同僚として出会い、互いに惹かれ合ってMaho Risa Familyとして新たな一歩を踏み出されているお二人。キラキラした笑顔を見ていると、将来もし悩むことがあったとしても、Maho Risa Family一丸となって乗り越えていけるはずと思わずにはいられません。

今の世の中には、さまざまな「家族のカタチ」があります。多様化の時代、どんなカタチの家族も幸せになれる社会になるといいですね。

ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=『新しい家族のカタチ』について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。

YouTubeチャンネル「Maho Risa Family」では、お二人の日常生活の様子、妊娠経過についてなど、さまざまな動画を投稿されています。こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。

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提供元:ベビーカレンダー

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