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「浴槽の湯が少ないから安心」は命の危険!冬の乳幼児のお風呂、ママ・パパがやりがちなNG行動とは?

2022-11-24

助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、冬の赤ちゃんのお風呂の入れ方について教えてくれました。お風呂に入れるのに日頃から試行錯誤しているというパパやママも多いことでしょう。特に、ワンオペでの赤ちゃんのお風呂入れは大変ですよね。寒い季節ならではの注意したいポイントや、じょうずにお風呂に入れるためのポイントなどもお話ししてくれているので、ぜひ参考にしてくださいね。

赤ちゃんのお風呂入れに苦労しているというご家庭もあるかと思います。特に冬になって寒くなると、赤ちゃんが湯冷めしないようにと気を使うところですよね。

そこで今回は、冬のお風呂で気をつけてほしいポイントについてお話ししていきます。

お風呂から出た後が大事!?準備はしっかりと

お風呂から出た後は、素早く赤ちゃんの身体を拭いて寒くならないようにしたいですよね。 タオル、着替え、オムツ、保湿剤など必要なものは準備を十分にしてから入るようにしましょう。

服を着て感じている温度より、濡れている髪や身体では寒く感じることがあります。 脱衣所は寒くなるので、暖房やヒーターなどで暖めておきましょう。脱衣所が暖められない場合は、水分を拭き取ったらリビングなど暖かい場所に移動して保湿や着替えなどをするようにしましょう。

月齢が進んで動きが活発になってきたら、タオルに包まれてじっとはできないので、バスローブなどを利用するのが便利です。

赤ちゃんは頭の面積が広いので、頭から冷えがちです。1番に頭や髪の毛をしっかり拭いていきましょう。

湯船の中に待たせるのは危険!脱衣所で待たせるポイント

お手伝いしてくれる人がいると、お風呂場に連れてきてもらったり、洗い終わった後に着替えを変わってもらったりと協力することができますが、ワンオペの場合は難しいですよね。皆さん、いろいろと一緒に入る工夫をされていることと思います。

つかまり立ちができるようになったり、伝い歩きができるようになると、浅くお湯を張ってお子さんを湯船で待たせる方がいます。できるだけ寒くなくしてあげたいという気持ちからだと思いますが、とても危険です。子どもは、10cm以下の数cmの深さの水でも溺れてしまうといわれています。湯船の中で待たせるというのはやめましょう。

以前は、首などにつける浮き輪のようなもので湯船に浮くグッズが流行りましたが、すり抜けて落ちたり、口や首を圧迫することがありとても危険です。これらのグッズに関しても使う際には注意が必要です。使用する際には、必ず赤ちゃんから目を離さず、大人が常にそばにいる状態で使用するようにしましょう。

洗い場に専用のバスチェアやバスマットをひく方法もありますが、洗い場が狭くて難しい場合もあるかと思います。 脱衣所で赤ちゃんを待たせる場合には、簡易ヒーターなどで脱衣所を温めたり、オムツ一枚にしてバスタオルに包んだ状態で待たせるのがよいでしょう。 少し扉をあけて顔がみえると安心する場合もあります。

寝返りをしたり、ハイハイなど動きが活発な場合は、ハイローチェアやバウンサーなどベルトがついたものを脱衣所に置いて、しっかりと固定しておきましょう。

ワンオペお風呂は、ママの洗う時間を短縮する工夫を

ママも一緒に洗いながら、赤ちゃんもお風呂に入れるのは、ひとりでは大変ですよね。ワンオペで赤ちゃんをお風呂に入れる場合には、時間短縮やママの負担を軽減させる工夫をしながら自分自身に合った方法を探してみるのがよいでしょう。

例えば、ベビーバスでの沐浴は生後1カ月までが使用目安とされていますが、ワンオペで赤ちゃんをお風呂に入れなくてはいけない場合は、生後1カ月を過ぎてもベビーバスを利用するなどしてもよいでしょう。

その他にも、赤ちゃんを待たせる時間をできるだけ少なくする工夫がいくつかあるので紹介しましょう。参考にしてくださいね。

・赤ちゃんとのお風呂の際には身体を洗うだけにする。ママの髪や顔は、赤ちゃんが寝ているときなどに洗面台で洗う。

・リンスインシャンプーを使用する。

・赤ちゃんのお風呂だけにして、パパや家族がいる時間にママがもう一度入浴する。

・髪用の速乾タオルやバスローブなど、お風呂上がりのママ自身にかかる時間を短縮させる。

・赤ちゃんと共用できる保湿剤で、赤ちゃんの保湿をしながら一緒に自分の身体や顔の保湿ケアもおこなう。

まとめ

冬の時期のお風呂は、寒さ対策など色々と気を使いますよね。赤ちゃんにとって安全に入浴するだけでなく、ママやパパも楽しいバスタイムになるように工夫していきましょう。

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提供元:ベビーカレンダー

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