2023-06-19
長男を出産する前に、チャイルドシートを準備しておきました。このチャイルドシートに乗せる前の確認が不十分だった私たち夫婦。それにより、かわいい息子を危険な目に遭わせてしまった失敗談と、学んだことを伝えたいと思います。
出産後の移動は、息子を抱っこひもで抱え、徒歩で行動していました。しかし季節が夏に変わるころ、徒歩での移動が難しくなり、車を使うことを考え始めました。そこで必要になるのがチャイルドシート。
私たちは出産前にチャイルドシートを準備をしていましたが、なかなか使えずにいました。というのも、新米のママとパパである私たちは、子育てをする上で、初めての経験すべてにドキドキしがち……。抱っこからおろすとすぐに泣いてしまう息子を、正しくチャイルドシートに乗せられるのか不安だったのです。
チャイルドシートへの乗せ方を何度も予習し、いよいよ息子を乗せてみることに。布団に寝かせるのとは少し違う体勢で、「苦しくないか、正しくできているか」と何度も確認しながら、ようやく乗せることができた!と思ったところで息子が泣き始めました。
「どこか痛いのか?」と不安になり、一度ベルトを外して抱っこすると、なんと息子の背中が汗でびっしょり。ハッとしてチャイルドシートの座面を触ってみると、熱くなっています。私たちがまだ座っていない車のシートも触ってみると、座ったときに少し不快に感じる程度ではありますが、熱さがありました。
私たちは息子をチャイルドシートに正しく乗せることばかりに気を取られ、車の中の温度やシートの状態を確認できずにいたのです。
車のシートの場合、大人の私たちの肌に触れる面積は一部。それでも少し不快に感じるほどの熱さなのに、赤ちゃんは体の肌の半分以上がチャイルドシートに触れるため、大人よりも熱を感じたはずです。
さらに、体温調節が未発達な乳児なので、「もしこんな状態が長く続いたら、脱水や熱中症を引き起こしたかもしれない……」。そう思うと恐ろしく、今後の対策について夫と話し合うことにしました。
その後、サンシェードやチャイルドシート用の冷感シートを追加したり、シートに触れて熱さを感じたら保冷剤で少し冷やしたりしました。調べてみるとできることはたくさんあったのに、未熟な私たちのせいで息子を危険な目に遭わせてしまったことをとても反省しています。
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監修/助産師 松田玲子
著者:山下亜衣10歳と7歳のサッカー小僧の母。子どもたちを応援するため、アスリートフードマイスターを取得。転勤族で現在は地方での生活を満喫中。趣味はキャンプ。
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