2023-07-29
マチ子さんは妊娠をきっかけに夫のブン太と結婚しました。家事も生活費もきっちり「半分」にしたいブン太のこだわりは次第にエスカレートし、幸せだった生活が壊れ始めます。家にも会社にも居場所がないと感じていた、マチ子さん。つわりに苦しむマチ子さんは同僚から厳しくあたられ、有休をとってしばらく会社を休むことになりました。しかし、有給日数は少なく、つわりのために休み続ければ欠勤扱いになってしまいます。そこで、マチ子さんは傷病手当を利用しようとますが、病院での検査結果に問題はなく、医師から診断書を書くことを断られます。その日の夜、ブン太からは今月分の生活費を渡すよう催促され……。
私は「はやく横になりたい」と思いながら、生活費を催促する夫に「今日は銀行に行く余裕がなかった」と説明しました。
すると夫に、それは言い訳だと言われて……。
夫・ブン太は「生活費の半分くらい、約束の日に間に合うよう準備するのが当然だ」と言います。
同僚に続いてブン太にまで、社会人失格のような扱いをされたマチ子さん。
「妊娠してないからそんなことが言えるんだよ」と、マチ子さんはつわりのつらさや、会社を早退したり有休をとったりする必要があることを説明。
マチ子さんの体調を心配するブン太でしたが、検査結果に問題がないとわかると態度を一変。マチ子さんは怒りを通り越して、気分が悪くなる一方でした……。
翌日、マチ子さんは家事をしたり心配してくれたりするブン太の姿を思い出し、約束を守れなかったことを謝ろうとします。
しかしブン太は、マチ子さんの話を遮り、家事当番の話を持ち出します……。
マチ子さんがつわりのつらさを訴えても、検査結果の数値で態度を変えるブン太。
家事や生活費の半分ルールや検査の数値などに縛られるあまり、マチ子さんが目の前で苦しんでいる姿が見えないのかもしれませんね。
世の中、白黒はっきりつけられることばかりではないはず。
ブン太に心配されたことで謝ろうと思ったマチ子さんのように、思いやりの行動ひとつで人の心情は変わるものではないでしょうか。
ブン太には、ルールや数値より大切なこともあると、はやく気付いてほしいものですね。
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