2023-09-04
マミヤさんの長女・2014年生まれの自閉症スペクトラムのしぇーちゃんが小学2年生のときのお話です。夏休みが明け、2学期が始まった途端、学校へ行くと体の調子が悪くなる日が続いたしぇーちゃん。ある日、しぇーちゃんが涙を流しながら「私、学校に行くのがつらいの」と正直な気持ちを伝えてくれたことをきっかけに、マミヤさん親子は不登校の道を選択することに。ホームスクーリングに取り組みながら過ごすこと1週間、しぇーちゃんは「休んで元気になった気がする」と自分から再登校することを決意! 無理のない範囲で、時短で再登校してみることにしました。
4時間目まで登校すると決め、別室教室などを使いながら、しぇーちゃんのペースで時短登校を続けていました。
そんなある日……。
授業中、プリントの問題を解く時間になると、「疲れたから」という理由で取り組まずに家に持ち帰ることが続きました。しぇーちゃんに理由を聞いてみても、運動会の練習で疲れたという理由でもなさそう……。
学校も保護者も「再登校中は無理をさせない」ということを心がけていましたが、その結果、しぇーちゃんは「疲れた」と言えばしなくていいと思ってしまったのかもしれません。家ではプリントをスラスラ解けていること、そして休み時間は元気に過ごせているということから、マミヤさんはしぇーちゃんと話し合うことにしました。
親子で「“疲れライン”の基準を大まかに決めておけたらいいね」と話しあい、「運動会の練習をしていないなら、普通授業は基本的に頑張る」「運動会の練習のあとなら、よく考えて本当にできない場合は先生に伝える」
と決めました。結果、この話し合いのあと、プリントをしないということはなくなったそうです。
子どもの気持ちを尊重したいものの、子どもの意見を鵜呑みにしてしまうと甘やかすことになってしまう可能性も。どこまで子どもの背中を押せばいいのか、明確な答えがないからこそ親は悩んでしまうものですよね。
SNSのコメント欄にも、
「難しい対応だと思いますが、丁寧に向き合っている姿に尊敬しかありません」
「これは難しい……判断能力が未熟な子どもの自主性にどこまで任せていいものか」
「本当に難しいです。背中を押すのも、受け止めるのも、甘えなのかを見極めるのって本当に難しい」
など、こういった場合の対応に難しさを感じるという意見が多数。
正解がないからこそ、マミヤさん親子のようにその都度、納得がいくまで親子でじっくり話し合うことが大切なのかもしれません。
マミヤさんは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
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