2023-11-10
ねこじまさんの長男・まっちくんが小学1年生のときのお話です。入学式のときから「早く帰りたい」と連呼していたまっちくん。4月に入学してからすぐ、「学校に行きたくないよぉ」と登校しぶりが始まりました。小さなころから常同行動や強いこだわりなどがあり、集団の中で順番や列を覚えるのが苦手だったまっちくん。発達検査を受けたものの、診断名はつかず、「年齢とともに緩和してくることもあるので、様子を見ましょう」とのこと。悩みを解決する糸口が見つかればいいなと期待していたねこじまさんは、悶々としてしまいます。結局あまり登校できないまま1学期が終了。あっという間に夏休みが終わり、2学期が始まりました。
2学期が始まると、まっちくんの登校しぶりはますますひどくなってしまいます。そんな中、予約していた大学病院の心理発達科を再び受診し、医師に悩みを相談したところ、「お母さんじゃなくて、本人の困りごとは?」「慣れたらまた変わってくるでしょう」と言われてしまいました。
診断名もつかず、言われることはいつも同じ……。
受診する意味がわからなくなってしまい、つらい気持ちになったねこじまさんは、もうこの病院へ訪れることをやめる決断するのでした。
そして、10月ごろのある朝……。
その日は、下の子のための保健センターの1歳児教室の日でした。保健士さんに個別相談ができる日だったので、どうしても参加したかったそう。
前日からまっちくんには説明していたものの、当日、結局登校しぶりになってしまい、まったく予定通りに事が運ばず、ねこじまさんは焦ってしまうのでした。
子育ては予測不可能な事態の連続。時間がないときに限って予想外なことが重なり、うまくいかないことってありますよね。いつもなら待てることでも、日頃の「勘弁してよ……」という思いが積み重なり、思わず涙が出そうになってしまうことも。
ねこじまさんの言動に共感できる方も多いのではないでしょうか。
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