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「うそでしょ…赤ちゃん出ちゃってる!?」驚愕!おしるしだと思ったらまさかの…トイレで出産!?

2023-11-24

2人目の出産ということもあり、のんびりと構えていたのですが、ある日、腹痛を感じてトイレに行くと出血が……。まさかこんな出産を経験するとは想像していなかった、衝撃エピソードです。

※この記事は、第1回「体験談&マンガ投稿コンテスト」の予選通過作品です。

2人目だからとのんびりしていた私

私は1歳8カ月の長男と夫、夫の両親と一軒家で暮らしていました。出産当日は、朝から長男のベビーカーを押して教会の礼拝に行き、その後、1駅先の私の祖母の家まで歩いて行き、昼食を食べました。それからまたベビーカーを押して近くの競馬場に行き、夕方まで長男とアスレチックで思いっきり遊びました。

夕方6時ごろやっと自宅に帰ると、ちょうど夫が飲み会に出かけるところでした。「出産予定日近いのになあ」と不満に思いましたが、笑顔で見送りました。夕飯を食べ、8時ごろに長男と入浴していると、おなかに何となく痛みを感じました。9時に長男を寝かしつけると、またおなかが痛みます。長男は初産だったこともあり、陣痛開始から12時間後にようやく生まれました。今回もきっとそんな感じだろうと思いのんびりと構えていましたが、念のため入院セットを玄関に準備しました。

おしるしだと思った出血は…?

夜11時半ごろ、夫が帰宅したので、「もしかしたら陣痛きてるかも」と言うと、「えーっ!」と夫は驚いたり喜んだりしていましたが、何しろベロベロに酔っぱらっていたので、私は怒って背を向けて布団に入りました。すると夫も布団に寝そべり、5分後にはいびきをかき始めました。「陣痛きてるって言ったのに寝るんかい!」と私は怒って起こそうかとも思いましたが、あきらめて陣痛の間隔を記録していました。

すると、急に激しい痛みが襲いかかり、その勢いで「漏らしちゃったかも?」という感覚がありました。トイレに行きパンツを下ろそうとすると、手に血が! 「あっ!」と思い、夫に「おしるしー!」と叫びました。

夫がくるまでにパンツの処理をしなくてはと思い、パンツの中にあるものを触ると……何とそれは赤ちゃんだったのです!

夫がトイレのドアを開けたちょうどそのとき、赤ちゃんが「おぎゃー」と泣きました。夫は仰天し、「おばあちゃーん!」と義母を呼びました。すぐに2階から義母が降りてきて、「あらあら大変、生まれちゃったのね。お風呂に入れないと」と言って、浴室に行きお湯はりを始めました。夫はおろおろしながら、119番に電話しました。

救急車に運ばれ助産院へ

すぐに救急隊員が到着して、トイレの中で赤ちゃんと座りこんでいる私を見て、「大きいのだと思ったんですね」と察してくれました。赤ちゃんの首にへその緒が巻き付いていたので、救急隊員はそれを取ってから、へその緒がつながったままの赤ちゃんを私のおなかに置き、私をストレッチャーに乗せました。私は救急車に運ばれながら、夫に入院セットを持ってきてもらうよう頼みました。夫は相変わらずおろおろしながら、私のあとに続き救急車に乗り込みました。

かかりつけの助産院に着くと、助産師さんが「2人目は早いって言ったじゃないの!」と夫を叱っていました。助産師さんが手早くへその緒を切り、赤ちゃんを抱き上げると、女の子だとわかりました。その瞬間、娘はうんちをしてしまったらしく、助産師さんは、「体重量る前に減っちゃったわねえ」とつぶやいていました。沐浴してからようやく身体測定をすると、身長は49cm、体重は2,800gでした。

長女は産着を着せられ、毛布にくるまれて私の隣にそっと寝かされました。助産師さんが部屋から出て行くと、夫は「ふぅー」と大きく息を吐いて畳に転がりました。その息は酒臭く、私は「やれやれ……」とため息をつき、先行きを少し不安に思ったのでした。

2人目の出産ということで、初産よりのんびりしていたらセンセーショナルな事件となってしまいました。何が起こるかわからないのが出産なんだなと思いました。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

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監修/助産師 松田玲子

著者:杉野萌中3の息子、中1の娘の2児の母。現在は介護福祉士として働くかたわら、詩やエッセイの執筆、新聞投稿をおこなう。社会へのメッセージから、過去の自身の恋愛、家族への思いなど幅広いテーマで執筆中。

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提供元:ベビーカレンダー

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