2024-01-02
主婦のなな子は嫁ぎ先で姑からいびられる日々を送っていました。また、好きでもない農家を手伝わなくてはならず……。かわいい子どもたちの存在が心の支えにはなっていたものの、現実の結婚生活は思い描いていた暮らしとは程遠いものだったのです。次第に、「農家の嫁以外もやってみたい」と思うように……。すると、息子を保育園へ送った帰り道、新しくできるスーパーのパート募集の求人を見つけます。その日以降、なな子の中でパートで働きたいという思いが強くなっていきました。早速夫に相談をすると、義母に話をしてくれたのですが……!?
「はぁぁ!?パート?ダメダメそんなん」
「なな子がやりたいんだと」
「いつもの仕事はどーすんだ」
「あいつに聞いてよ」
義母と夫の会話が耳に入ってくると、
あまりにも角が立つ言い方をされていたことに
ムッとしてしまったなな子。
「いーじゃん?
天気関係なく金が入るんだし」
「働いた分、こっちにも入れることだね」
義母がそう言うと、
夫は「よかったな」とひと言。
「なんでお義母さんにあんな言い方……。
受かるかどうかも分からないのに」
「なんだよ、俺がせっかく説得してやったのに」
その言葉を聞いたなな子は、
ムッとしてしまいました。
ひとまず、義母の了承を得られたので、
早速求人の問い合わせをおこなうことに。
緊張しながら電話をかけると、
面接の日時を指定されました。
(面接、白シャツでいいかな……)
すでにこのときのなな子の頭の中は、
面接のことでいっぱいになっていたのでした。
何はともあれ、無事に義母の了承が得られてよかったです。なな子は学校を卒業後、すぐに結婚をしたため社会に出たことがないようですが、今回の面接が受かればいい経験になるのではないでしょうか。パートで働けるようになれば、見える景色も違ってくるかもしれません。無事に受かるといいですね。
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