恋に行きづまったとき、ふとしたひとことが心を軽くしてくれることがあります。身近な人からの言葉も大切にしたいですが、ときには過去の偉人たちが残した名言に触れてみてはいかがでしょうか?
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今回は、私が「たしかに!」「なるほど!」と思わず納得した、「恋の名言」をご紹介します。
■ニーチェの恋名言「男が本当に好きなものは2つ。危険と遊びである。そしてまた、男は女を愛するが、それは遊びのなかでもっとも危険なものであるからだ」(ニーチェ)
私は、一度好きになってしまえば、そう簡単には冷めないタイプ。そのため過去の恋愛では、相手が私への興味を失い、別れを告げられるパターンばかりでした。
そして、恋が終わるたびに「自分の何が悪かったのか?」と悩み、落ち込み、ネガティブ期間に突入…。
しかし、ニーチェのこの言葉を知って、少し救われました。
要するに、つき合いが長くなり、彼氏にとっての「もっとも危険な遊び」ではなくなったというだけのことかも?
そう思うと、気持ちが少し楽になって、ネガティブ期間をかなり短縮できるようになりました。
■太宰治の恋名言「『恋愛とは何か』。私は言う。『それは非常に恥ずかしいものである』と」(太宰治)
これは、太宰治が著書『チャンス』に記した言葉。これにはストレートに「やっぱり、そうだよね…」という感じです。
見栄を張ったり、「大人の女らしく」などと考えたりして、かっこよく恋愛しようとしても、まずうまくいきませんよね。
恋愛は恥ずかしくて当たり前。そう開き直らせてくれた言葉です。
■ラ・ロシュフーコーの恋名言「恋は火と同じように絶えず揺れ動いてこそ保たれる。期待したり、恐れなくなったりしたら、もうおしまいだ」(ラ・ロシュフーコー)
相手に期待しなくなり、不安もなくなってしまえば、とても楽。しかしこの言葉を知ってから、その状態は「恋が終わっている」のかも? と考えるようになりました。
それ以降、「火が揺れ動かなくなったら、その恋は終わりにする」。これが、恋愛ルールのひとつになりました。それまでは惰性でつき合いを続けがちだったのですが、この言葉で少し変わることができました。
今回紹介した「恋の名言」は、あくまでも私の心に響いたもの。同じ言葉でも人によって解釈がちがうこともありますし、ピンとこなかった女性もいるかもしれませんね。
偉人たちが残した「恋の名言」は、ほかにもたくさんあります。どこかで誰かが、きっとみなさんに合う「恋の名言」を残しているはず。恋に悩んだときには、あなたの恋を助けてくれる言葉を、探してみてはいかがでしょうか?
(森川ほしの)