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【医師監修】ナイトブラの効果はある or ない?! 正しい使い方とは

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女性にとって必要でありながらも、息苦しさを感じさせるアイテム・ブラジャー。寝る時くらいは締めつけから解放されたいけれど、バストの形が崩れるのは嫌…。そんな思いからか、最近はナイトブラを身に着けるのが20代女性の間でポピュラーなのだとか。

ナイトブラにはどのような効果があるのでしょうか? ナイトブラとバストアップの秘密に迫ります。

【監修】
イシハラクリニック副院長 石原新菜 先生


小学校は2年生までスイスで過ごし、その後、高校卒業まで静岡県伊東市で育つ。2000年4月帝京大学医学部に入学。2006年3月卒業、同大学病院で2年間の研修医を経て、現在父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。クリニックでの診察の他、わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。

著書に、13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸し生姜健康法』(アスコム健康BOOKS)をはじめ、『「体を温める」と子どもは病気にならない』(PHP研究所)等30冊を数える。


■ナイトブラにはバストアップ効果はない?
ナイトブラの商品紹介にはバストアップを期待させるワードも目につきますが、果たしてナイトブラに効果はあるのでしょうか?

▼ナイトブラとは


「夜に寝る時にもブラジャーをつけていないと胸が垂れる」と、女性の間ではまことしやかにささやかれてきました。しかし、昼用のブラジャーをつけて寝るとワイヤーやホックが体にあたったり、締めつけたりしてあまり快適とはいえません。その点、ナイトブラはワイヤーやホックがついていないものが多く、安眠を妨げることがなく快適です。

着け心地以外にも、昼用ブラとナイトブラには決定的な違いがあります。それは、バストをサポートするための構造です。起きている時と寝ている時では姿勢が違うため、昼間と就寝時ではバストにかかる重力の向きが違います。

立っている時には重力が下にかかりますが、寝ている時は姿勢によってバストが上下左右に動いて安定しません。昼用ブラは立ち姿勢でいる時のバストを下から支え、ナイトブラは体のあちこちに流れるバストを適切な位置にキープしてくれるつくりになっているのです。

▼ナイトブラにバストアップ効果はない?


育乳、バストアップ、谷間メイク…。ナイトブラの商品紹介には、胸を大きくする効果があると期待したくなるワードが並ぶことも。

しかし、ナイトブラはあくまでも寝ている間にあちこちに流れるバストをホールドしてくれるものであり、残念ながら胸を大きくするアイテムではありません。ボリュームアップのためではなく、現在のバストをキープするためのものと考えた方が良さそうです。

就寝中にもバストの形をしっかり整えることで、これまでは垂れたりはみ出たりしていた分のバストがキープされた結果、胸の形がキレイになって大きくなったように感じることはあるかもしれませんね。

■ナイトブラ+αで効果が期待できる可能性はあるの?
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ナイトブラを着けているだけでは、残念ながらバストアップ効果がないことがわかりました。でも、ナイトブラの着用とあわせて対策することでバストアップも望めるかもしれません。

▼ナイトブラ+食生活を変える


ナイトブラでバストの形を整えつつ、バストアップ効果に期待できる食生活を実践しましょう。胸を大きくするには、胸の脂肪や乳腺を発達させることが必要。そのために欠かせないのが女性ホルモンです。

バストアップのためにとりたい栄養素と食品

【大豆イソフラボン】
女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きをし、乳腺を刺激。
含まれる主な食材:豆腐、厚揚げ、納豆、味噌(みそ)、豆乳
摂取の目安:70〜75mg/1日

【ボロン(ホウ素)】
女性ホルモンの働きを活性化。
含まれる主な食材:キャベツ、りんご、梨、とろろ昆布
摂取の目安:3.0mg/1日

【たんぱく質】
女性ホルモンの分泌を促すほか、大胸筋を発達させる。
含まれる主な食材:牛肉、豚肉、鶏肉、卵、豆腐、チーズ、サバやサケなどの魚類
摂取の目安:50g/1日

【ビタミンE】
血行を促進し、女性ホルモンを乳腺に届けやすくする。
含まれる主な食材:かぼちゃ、アボカド、アーモンド、落花生
摂取の目安:6.0mg/1日

胸を大きくしたい気持ちはわかりますが、目安量以上に摂取するのは考えもの。食材によっては食べ過ぎるとホルモンバランスが乱れるおそれもあります。栄養バランスを考えた食事をとりましょう。

参考サイト:
内閣府食品安全委員会
オムロン式美人「女性ホルモンのバランスを整えるのによい食べ物は何ですか。」



▼ナイトブラ+運動


胸のほとんどは脂肪でできているので、ダイエットをすると胸からやせていくなんて話はよく耳にするのでは? その通り、胸は脂肪と乳腺、そしてこれらを支える「クーパー靭帯(じんたい)」からなるもの。

胸のほとんどが脂肪なら、運動をしてもムダのようにも思えますが、胸そのものではなく、まわりの筋肉を鍛えて胸を大きくすることなら可能です。大胸筋上部を鍛えればバストが上がり、大胸筋下部にアプローチすればバストを寄せることも。

胸の前で手のひらをあわせるだけでこれらの筋肉を鍛えることができるので、ぜひ試してみてください。
胸の前で手を合わせ、両方の手のひらを押し合うように力を入れてそのまま10秒キープしたら、ゆっくりと手のひらの力を抜きましょう。これを10回繰り返します。

手軽にできるからといって、やりすぎは禁物です。なぜなら、筋トレは脂肪を燃焼させるもの。やりすぎると期待とは反対にバストが小さくなってしまうおそれもあります。バストアップのための筋トレは2〜3日に1回を目安に取り組みましょう。

▼ナイトブラ+マッサージ


胸用美容液を塗って、マッサージするのもおすすめです。美容液成分がバストやデコルテにハリや弾力を与え、マッサージすることでぷるんとしたバストへと導いてくれます。

1.美容液を手のひらにのばしたら、片方の手で反対側のバストを外側から内側へ円を描くようになでる。

2.デコルテから首筋まで引き上げるように、手のひらを密着させてマッサージする。


▼ナイトブラ+サプリ


女性ホルモンを活性化させてバストアップを狙うサプリメントとナイトブラを合わせるのもひとつの手段です。世の中には多くのバストアップサプリがありますが、大豆イソフラボン、プラセンタ、エラスチン、コラーゲンを配合したサプリメントには期待できそう。

これらのサプリが女性ホルモンに似た働きをしてホルモンの分泌バランスを整え、バストアップにつなげてくれるかもしれません。

ただし、「プエラリア・ミリフィカ」という成分を含んだ健康食品には注意が必要です。国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の調べで、プエラリア・ミリフィカには強い女性ホルモン様物質が含まれることがわかりました。

月経不順や不正出血をはじめとする健康被害を引き起こすおそれがあるとして、厚生労働省が注意を促しています。サプリメントを選ぶときはしっかりチェックして、用法容量はきちんと守りましょう。

参考サイト:厚生労働省プエラリア・ミリフィカを含む「健康食品」について



▼ナイトブラ+ツボ押し


バストアップが期待できるツボもあり、ツボ押しにより女性ホルモンを活性化させ、乳腺を発達させることができるそうです。いずれもお風呂上がりや寝る前にツボを押すと効果的。力は強すぎたり弱すぎたりしないよう、少し痛くて気持ち良いと感じる力加減で押しましょう。

・乳根(にゅうこん):乳頭下にある、胸とおなかの境界線に位置するツボ。中指でツボを3秒押し、ゆっくり離すのを10回ほど繰り返して。女性ホルモンの分泌やリンパの流れを促進してくれるでしょう。

・中府(ちゅうふ):それぞれの鎖骨から親指1本分下にあるツボ。肩を上げたときにへこむのでわかりやすいでしょう。人差し指、中指、薬指の3本で円を描くようにマッサージしたあと、5秒間ツボを押しましょう。10回ほど押すことで、リンパの流れを促進し、胸にハリを与える効果が。

・三陰交(さんいんこう):くるぶしから指4本分上にあるツボ。親指で20秒間押すのを2回おこなうと、女性ホルモンのバランスを整えて安定させてくれます。生理痛をやわらげることでも有名です。

・湧泉(ゆうせん)…足の中指のつけ根から指2本分下にあり、指を内側に曲げたときにへこむ、足の裏にあるツボ。つま先に向けて親指で3秒間押しましょう。血行を促進し、バストに栄養を届けてくれます。






■ナイトブラを正しく使って効果を引き出そう
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▼正しい着用方法


昼用ブラジャーとは違って、足から履くように身に着けるのがナイトブラの特徴。それ以外は昼用ブラのつけ方と大きな違いはありません。
1.ナイトブラを履くように足を入れる。
2.胸のところまでナイトブラを引き上げ、腕に通す。
3.前かがみになって、ナイトブラのワキ部分を手で持って浮かせ、もう一方の手で背中や脇の肉をカップの中に入れ込む。
4.体を起こしたら、ナイトブラの内側から手を入れてアンダーバスト部分の肉をカップの中に引き上げる。

▼継続が大事


乳腺組織を支えることで丸みを帯びたバストをキープしているクーパー靭帯。しかし、バストにかかる重力や日常生活の揺れでバストが動くことにより、クーパー靭帯の伸縮力は日々衰えていきます。残念ながらクーパー靭帯は一度伸びてしまうと、元に戻すことができません。

寝ている間に体のあちこちに流れてしまうバストのお肉をナイトブラできちんと支えておくことで、クーパー靭帯が衰えるスピードをゆるやかにし、バストが垂れるという老化を遅らせることができるでしょう。ナイトブラを毎晩着けるだけで、胸の手軽なエイジングケアができそうです。

▼サイズはしっかりチェックしよう


実際にショップで試着してから買うのがベストですが、通販だと手軽にナイトブラを購入することができます。その際はサイズ表記や口コミを参考にし、自分に合ったサイズを選びましょう。

ナイトブラは就寝中に動く胸をサポートしてくれますが、サイズが合わないものは効果があるどころか、バストを型崩れさせてしまうことも。バストは加齢によって変化するので、きちんと自分の体にフィットしているか定期的にチェックすることも必要です。

▼40代、50代でも効果はある?


美しいバストをキープしたいという20代の女性に人気のナイトブラ。ナイトブラでバストケアを始めるのは早いに越したことはありませんが、40代になったからといって諦める必要もありません。

ただし、年を重ねたり出産や授乳を経験した人のバストは若いときよりもやわらかく、下に垂れがちです。ブラジャーのサイズ自体は変わっていなくても、体に合うブラジャーは変わっている可能性も。

ナイトブラの効果をきちんと得るためには、今の自分の体に合ったものを選びましょう。ショップでは下着販売スタッフに採寸してもらい、自分にぴったりのものを確かめてから買うのをおすすめします。

▼こんな人にナイトブラはおすすめ!


バストケアのために昼用ブラを着けて寝ている人は、今すぐナイトブラに切り替えましょう。就寝中は寝ている時の姿勢によって、バストが上や左右に流れるため、昼用ブラではバストをしっかりと支えることができないからです。

ナイトブラを着けて効果があるのは、バストケアに限りません。ノーブラでは寝返りをうつたびにバストが動いて邪魔だと感じている人は、ナイトブラの効果を実感できるはず。夜はしっかりと眠りたい人は、一度ナイトブラを試してみてはいいかがでしょうか。

また、ノーブラの時にバストトップが服とこすれて不快な思いをしている人も、ナイトブラを着けると気になることもなくなるはず。快適な眠りのためにパジャマにこだわるように、ナイトブラを選んでみてもよさそうです。

■まとめ
たとえ胸を大きく育てることはできなくても、ナイトブラで美しい胸をキープすることはできます。ただ身に着けるだけですむのですから、チャレンジしてみる価値はありそう。

最近では、さまざまなメーカーからおしゃれなデザインのナイトブラが多く販売されています。寝る時だけだからといわず、せっかくですからリラックスタイムが楽しくなるようなデザインのものを選ぶと気分もあがりそう。美しいバストを維持するために、睡眠時間が手軽なお手入れタイムになりますよ。



(河野能子)

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