「運」のつく食べもので、縁起をかつぐ運気が上がっていく冬至の時には
「運」のつくもの、ということで
「ん」のつく食べものを食べて縁起をかつぎます。例えば、
にんじん、だいこん、れんこん、なんきん(かぼちゃ)、ぎんなん、きんかん、いんげんなどですね。
「ん」は「いろは」の最後でもあり、太陽の生まれ変わる最後「一陽来復」に通ずるとされています。もちろん運を呼び寄せるという意味もありますが、これらの根菜は
身体をあたため、これから来る厳しい冬に耐えるだけの
身体を作るという知恵でもありました。
冬至にはかぼちゃの他、
小豆を使った
冬至粥や、小豆とかぼちゃを一緒に煮た
いとこ煮などがあります。小豆は平安の昔から
邪気を払い、穢れを祓う食べものとされ、身を清めて明日へ向かうために食べられてきたのでしょう。
たくさんの野菜を用意しなくても、南瓜だけでも簡単に美味しい料理が作れます。今回はお鍋ひとつで作れる「かぼちゃ煮」をご紹介します。ほっこりとしたやさしい味で、お弁当にもぴったりですよ。