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将来の“見た目年齢”に差ができる!? 今しておくべき「ほうれい線」ケア

年とともにできやすくなる「ほうれい線」。口の両脇にくっきり深いシワが刻まれていると、顔全体が老けた印象に見えてしまいがちです。ほうれい線は、一体どうしてできてしまうのでしょうか? そのメカニズムを知れば、対策も考えられるはずです。

老け顔の要因! 「ほうれい線」はなぜできる?

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主な原因は、頬の「たるみ」
ほうれい線は、頬の「たるみ」によって起こるといわれています。頬がたるんで下がると、口の両脇にできるシワが深くなって目立ちやすくなるからです。頬のたるみには、いくつかの原因が考えられます。

第一に考えられるのが、加齢による「肌の弾力(ハリ)の低下」。皮膚は、表皮・真皮・皮下組織という3つの層から成り立っていますが、そのうち大部分を占めるのが「真皮」です。真皮では、コラーゲンやエラスチンといった線維(細い糸状の組織)が網目状になって肌を支え、形状や弾力をキープしています。

これらの線維が、加齢により減少したり、弱くなったりすると、肌から弾力が失われ、たるみが起こってしまうのです。加齢のほか、紫外線が線維にダメージを与えてたるみを引き起こすこともあります。
 
 

20代でも要注意!
大きなたるみのもう一つの原因は、「筋力の低下」です。顔の皮膚の下には、さまざまな表情筋がついています。表情筋は加齢とともに徐々に衰え、頬のたるみにつながります。たとえ20代でも、会話の機会が少ない、表情に乏しい、柔らかいものばかり食べるなど、あまり表情筋を使わない人は頬がたるみやすくなるといわれています。

さらに、「皮下脂肪の増加」や「乾燥」が、たるみの原因になる可能性も。顔の皮下脂肪が増えると、肌はどうしても下がりますし、ダイエットとリバウンドを繰り返すことで頬がたるむこともあります。また、乾燥は、表皮の抵抗力や保湿力を低下させ、真皮にも影響し、小ジワや肌のハリの低下、頬のたるみの原因になります。

日常生活の中でできる対策は?
加齢によって肌の弾力が低下したり、筋力が低下したりするのは仕方がないこと。年を重ねれば、顔に多少のほうれい線が刻まれるのは当然です。でも、日常生活の中で、頬のたるみを招く行動を控えて、ほうれい線をなるべく目立たせないようにすることはできそうです。

まず、毎日欠かさずスキンケアをして十分に保湿を行い、肌を乾燥させないようにすることは基本といえます。コラーゲンやエラスチンを破壊する紫外線を防ぐことも大切。特に30代、40代になったら、ちょっと近所に行くときやベランダに出るときも、帽子や日傘、日焼け止めクリームを使って紫外線対策を徹底しましょう。顔の脂肪を増減させる急激なダイエットやリバウンド、激太りにも気をつけたいですね。

そしてもっとも重要なポイントは、表情筋をしっかり使って、筋肉を衰えさせないようにすること。パートナーや家族、ママ友と積極的に会話をして、よく笑い、よく噛んで食事を楽しむ。これだけでも、将来の「見た目年齢」に大きな差が現れるかもしれません。
 
 
(二条しおり)
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