■前回のあらすじ
末っ子夫に苦手な家事を頼むときには、「メリットがある」を打ち出すことが大事。しかし理子さんの家では家事をしない夫に怒りモードになると、夫は逃げてしまい…。そんなある日、義姉の家に遊びに行くことに…。
夫が尊敬している姉・真理の新居に遊びに行くことになった私たち。弁護士として共働きしている義姉の真理さんの家はピカピカの新築で、まさに憧れそのものでした。
苦笑いする私を見て、真理さんは太一が何も手伝っていないことを察しました。そして…。
実は真理さん自身も、過去に同じような経験をしていて…。忙しく働くのはお互い様なのに、自分にばかり家事や育児の負担がかかっていることに対して、ツラい思いをしていた過去があったのです…。
ここからは、心理カウンセラーの五百田達成さんに今回紹介した理子と太一の行動や発言を振り返りながら、「生まれ順でまるわかり!」なポイントを教えてもらいます!心理カウンセラーの五百田さん、教えて!こんにちは、心理カウンセラーの五百田達成です。毎話ごとにストーリーを振り返りながら、生まれ順による特性をお伝えすることで、夫婦関係を円満にしていくポイントなどをお伝えできればと思います。どうぞよろしくお願いします!
末っ子ってどんな特性があるの?? 前回同様、まずは末っ子の特性を振り返ってみましょう。末っ子にはこのような特性があります。
(1)「末っ子のモットーは「きっと誰かがやってくれる」」
(2)「できないことは、人に任せよう」と思っている
(3)「“頼りにならない存在”でいさせてほしい」
(4)「 あらゆることを なぁなぁにしていきたい」
(5)「平和に楽しく 適当にやりたいんだってば!」
これらをふまえて、今回のご夫婦を見てみましょう。
夫が末っ子“らしく”なってしまうのには理由が…成人した大人でも、実家の家族の前では、子どものころの素の自分が出てしまうもの。弟の太一さんは姉の真理さんの前に出ると、過剰に弟になるはず。昔から食事の支度などを積極的にしてくれる母、姉たちに囲まれて育った太一さんが末っ子らしくなるのは必然でしょう。
しかも、末っ子は一番下のポジションを“演じる”のがうまいので、姉の前では過剰に頼りない弟になりがちです。奥さんの立場からしたら若干気持ち悪く感じる部分もあるかもしれません(笑)。でもしかたがないのです。
「えー、わかんない、えへへ」と家族の前で振る舞って“飯食ってきた”のですから…。もしこれが、友人の家を訪れた場合であれば、「太一さんは家事とかやってるの?」と友人家族に聞かれても「意外とやってますよ」なんてお決まりのセリフを言うかもしれませんが、今回は姉の前だから油断して「やってないよー」と素直に言えてしまったのでしょうね。
「うちの弟ちゃんとやってる?」と聞くのは長子ならでは…その理由は?一方、姉の真理さんは長子ならではの真面目さがあって、何事もしっかりやり過ぎてしまう。
とはいえ良くも悪くも、意外と長子は自分の弟や妹を自分の付属品と思っていがちです(笑)。「弟ちゃんとやってる?」と聞くのもしっかりものの姉ならではの質問ですが、自分の支配下の弟に干渉しているだけのこと。おそらく末っ子たちが「うちの姉・兄しっかりやってます?」と兄妹の配偶者に聞くことはあまりないでしょう(笑)。
次回は、育児、家事、仕事に追われてボロボロになってしまった、真理さんの壮絶な体験が出てくるようですよ。それでは、第4話でお会いしましょう。
生まれ順"でまるわかり! 末っ子ってこんな性格。 ※この漫画は実話を元に編集しています
(ウーマンエキサイト編集部)