■前回のあらすじ
息子出産後、離乳食の鬼と化した私。体にいいものを食べさせたいという一心で食卓に日本食がカムバック。夫は再び固まることに…。
私が努力をしてもしなくても、食べてくれる子は食べてくれる。食べてくれない子は何をしても食べてくれない。
娘の離乳食が始まってから、その事実を受け入れるまで随分かかり、悲痛な毎日でした。
離乳食を嫌がる子の対策を毎日調べては試行錯誤。作り方をいろいろ工夫したり、スプーンや器を何個も変えたり、市販の離乳食を買ってみたり…。他にも、好きなテレビをつけながらあげたり、ちょっと早めのモグモグ期にしてみたり、戻してみたり、ぬいぐるみにスプーンを縫い付けてあげてみたり、歌って踊ってあげてみたり。やっとちょっと食べてくれたと思った途端、食べた以上の量がリバースされ…。もう気が狂いそうでした。
どうして、どうして、食べてくれないんだろう。
基準値の体の大きさで産まれてくれた娘ですが、この頃には基準グラフから大きく下回り落ち込む私…。
今考えるとあの頃の私は悲愴感に満ちていて、ご飯を食べる時間が娘にとって楽しい場ではなかったのだろうなと思います。もっと気楽に過ごせてたらよかったのに、あの頃の私に伝えられるなら伝えてあげたいです。
(ケイコモエナ)