■前回のあらすじ
医師からADHDの診断をしてもらえず落ち込む夫。そこで、私は自分の夫に対する悩みの原点に戻り、ある提案をするのでした。
■できることから始めてみよう今までは「昨日起きれなかったな〜」ってひとり言みたいな感じで言ってくることが多くて、そしたらこっちも「いや、ちゃんと謝ってよそこは…」とムッとしてしまいスルー。ナギさんはそそくさと出勤していく…っていうパターンが多かったのです。
なので、
ハッキリと謝ってほしい、と伝えました。すぐには気持ちの切り替えは難しいけれど、言われるのと言われないのとじゃこっちの気分も全然違うから、と。
そして実際に
「ごめんね、ありがとう」と言われたら、思った以上に気持ちが落ち着くことがわかりました。そして、ナギさんに一方的に言わせるのもアレだしな…と思い、私もナギさんに声をかけていこうと思ったのです。
■コミュニケーションの大切さを実感というわけで、今のところはこの
「声がけ」で小康状態です。
謝罪と感謝の言葉だけでここまで気持ちが落ち着くようになるとは思わず、自分でも驚いています。
今回、ナギさんがC薬を飲み始めて調子は良くなったものの、一番解決したかった問題は解決していないので、今後もぶつかったりイライラしたりしてしまうこともあるかもしれません。
最後に、このシリーズはADHD当事者の方も読んでてくださっていて、すごくありがたかったです。でも私の、ナギさんに対する悩みを描くことによって「自分もこんなふうに迷惑に思われてるのかも…」と不安にさせてしまったり、意図せず傷つける表現をしてしまっていたかもしれません。そうなってしまっていたら、本当にごめんなさい。
そして私はイライラを態度に出してしまったことで、ナギさんをたくさん傷つけてしまいました。「傷つけちゃってごめんね」と謝りました。
いろいろあるけど、ナギさんのことは好きなので、やっていこうと思います(うまくまとめられなかった!)。ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
(ちくまサラ)