■前回のあらすじ
新しい服を着た時、夫が無反応で何も言ってくれず、寂しさが募り…。
私の変化に興味がなさそうな夫のそぶりについ寂しくなり、彼からもらった紙切れを取り出してしまった私。
■セーブしていた気持ちが、寂しさからよみがえって…あの紙切れの文章を改めて読んでみると、彼の優しさや愛情が、ひしひしと伝わってきます。
でも、進んだら、どうなるんだろう…。
こんな経験は初めてで、軽い気持ちでなんて、アドレス登録できませんでした。
でも、でも、確認してみたい…この言葉はどういう意味なのか。
私なんかのことを、どう思っているのか…。
皮肉にも、背中を押したのは、夫のそっけない態度でした。
■勇気を出して、友達登録! すると…「まあ、夫だって学生さんとか患者さんとアドレス交換してるし…」
寂しさから、ついにメッセージアプリの友達登録をしてしまった私。
しかし、追加しただけで、一言を送る勇気はありませんでした。
すると…。
『こんにちは。コンビニの方でしょうか…?』
む、向こうからきたーーー!!「はい! その節はどうも…」
と、私が妙な返事をすると…。
『お名前、たん子さんっていうんですね!』
■いろんな意味でドキドキなやり取りを開始子どもの写真(アイコン)とフルネーム出てるーーー!!焦りつつも、あいさつを交わすと…。
『僕は八百屋大学(仮名)に通う、安井代(仮名)といいます!』
だ、大学生…!?
これ…犯罪では…!?
いろんなの意味でドキドキだらけのやり取りの中で、
彼はまだ20歳の学生ということがわかりました。対する私は日々の生活に疲れ果てた33歳の子持ち。
これは、一体何が起こっているのだろう…。
次回に続く(全11話)毎日9時更新!
(たんこ)