■前回のあらすじ
子ども時代、住んでいる家に恐怖心を抱いていたものの、「我慢できるうちは」と我慢していました。でも、それもいよいよ限界。廊下から「ズズズ…」と這うような音が頻繁に聞こえるようになったのです。







その話を、ずーーーーっと親や周りから聞いて育ったじいちゃん。
そんなじいちゃんも、親から2代目社長を任され、シビアに社会に揉まれてきました。
井戸をみんなが大事にしてるのは知っている。
でも、ここまで順調に会社が大きくなったのは、皆の(特に自分の)がんばりのおかげやないん?
そんなん言いよったら、ずーっとこんな邪魔な場所に井戸がある事になるけど?
…で、考えた結果。
ある日、業者を呼んでこう言ったのです。
「あの井戸埋めてください!」

金井戸、独断で埋めることに。
ちなみに、急に山伏とか出てきて何時代!? と思われるかもしれませんが、私が住んでいたところには昔から山岳信仰というものがあって、普通に地域に山伏さんがおられました。
(山森めぐみ)