秋の味覚の代表、栗。ゆで栗、甘露煮、焼き栗など、食べ方はいろいろありますが、
やっぱり栗ごはんは外せない定番メニューです。白いごはんに淡い黄色の栗がゴロゴロと入っているその見た目は、まさに秋らしい一品。この時期には必ず食べたくなるという人も多いのではないでしょうか。
出典:E・レシピ「ほっくりおいしい 栗ご飯」
今回は、栗ごはんの基本の作り方のほか、注目の栗ごはんレシピ6選を紹介します。
お米ともち米の比率によって食感はさまざま。もち米を使わずにもちもちにできるレシピもご紹介します。いろいろ試して、お好みの栗ごはんを見つけてくださいね。
■栗ごはんの作り方皮付きの栗の場合、まずは皮をむく作業から始めます。少し根気が必要ですが、生の栗から炊いた栗ごはんの味わいは格別です。シンプルな味つけで、栗の自然な甘みを存分に楽しみましょう。
ほっくりおいしい 栗ご飯【材料】(4人分)むき栗 1パック
お米(うるち米) 1.5カップ
もち米 1カップ
昆布(10cm角) 1枚
酒 大さじ 3
塩 小さじ 1
ゴマ塩 適量
【下準備】1、むき栗の場合は塩水でサッと洗い、水気を切る。皮付きの栗の場合は、鍋に栗とかぶる位の水を入れて強火にかけ、煮立ったら中火にして15分位ゆでて水に放つ。粗熱が取れたら表面の固い皮と渋皮をむく。
2、お米(うるち米)ともち米を合わせ、炊く30分以上前に水で洗ってザルに上げておく
3、昆布は固く絞ったぬれ布巾で、汚れを拭き取る。
【作り方】1、炊飯器に洗った米、酒、塩を入れ、普通に水加減をしてひと混ぜし、栗をのせる。昆布を入れてスイッチを入れる。
2、炊き上がったら昆布を取り出し、全体に軽く混ぜて茶碗によそい、ゴマ塩を振る。
■注目の栗ごはんレシピ【6選】栗ごはんはうるち米ともち米の配分で、仕上がりのもちもち感が異なります。もち米が多いとよりもっちりとしたおこわ風の仕上がりに。時間がないときにもサッと作れる、甘栗を混ぜるだけのお手軽な栗ごはんのレシピもご紹介します。
・秋の定番! もち米入り栗ご飯
出典:E・レシピ「秋の定番!もち米入り栗ご飯」
こちらはうるち米ともち米の比率が2:1の、少しもっちりした食感の栗ごはん。おこわだとちょっと重たいなと感じる方には、このくらいのもちもち感がちょうど良いのではないでしょうか。あらかじめ皮がむいてあるむき栗を使えば、面倒な皮むきが必要なく、便利です。
・モチモチ! シンプル栗ご飯
出典:E・レシピ「モチモチ!シンプル栗ご飯」
こちらはうるち米ともち米の比率が1:1で、かなりもっちりとした、おこわに近い食感の栗ごはんです。もち米は吸水率が高いので、炊飯器で炊く場合には浸水は必要ありません。最初にサッと洗って、栗の皮をむいている間はザルに上げておくと良いですよ。
・京のおばんざい 栗ご飯
出典:E・レシピ「京のおばんざい 栗ご飯」
炊くときに昆布は入れず、味つけは塩のみのシンプルな栗ごはんです。昆布の風味がない分、栗の香りや甘みをしっかりと感じることができます。美味しい旬の栗が手に入ったら、まずはシンプルな味つけで食べてみると良いかもしれません。
・おこわ風栗ご飯
出典:E・レシピ「おこわ風栗ご飯」
白玉粉を加えることで、もち米を使わなくても、もちもちとしたおこわ風のごはんを炊くことができます。こちらのレシピの場合はよりもっちりさせるために、お米もしっかり浸水させましょう。栗は甘露煮を使うことで、手軽に作れますよ。
・栗入り黒豆ご飯
出典:E・レシピ「栗入り黒豆ご飯」
黒豆の色でほんのり色づいたごはんに、栗の黄色が映える栗ごはん。土鍋で炊いて、そのまま食卓に出せば、それだけでご馳走になりますね。黒豆は空炒りしてから炊き込むと、香ばしさが楽しめます。仕上げの山椒あられも良いアクセントに。
・カマンベールチーズの混ぜご飯
出典:E・レシピ「カマンベールチーズの混ぜご飯」
こちらは天津甘栗を使った、簡単な混ぜ込み栗ごはん。カマンベールチーズを入れるため、やや洋風な味わいです。温かいごはんに混ぜることで少しとろけたチーズの塩気と、天津甘栗の甘みがよく合い美味しいですよ。手軽に作れるので、ランチにもぴったり!
生栗から作る栗ごはんは、今しか楽しめない季節の味覚。朝晩少し涼しくなってきた頃、栗ごはんを炊く香りがすると、なんとも言えない幸福感を抱きますよね。まだ暑い日もありますが、ぜひご紹介したレシピを参考に栗ごはんを楽しんで、一足早く秋を感じてみてください。
(稲見ぶん)