料理をおしゃれに格上げしてくれる「リコッタチーズ」。パンケーキでお馴染みですね。サラダなどの用途があっても、全部使い切れないのではないかと購入をためらった経験がある方もいるのではないでしょうか。

リコッタチーズは
脂肪分が少なく爽やかな酸味があり豆腐感覚でおかずやおつまみ、スイーツに手軽に使える万能な食材なのです。
今回はおうちで作れる自家製リコッタチーズのレシピをはじめ、使い方のヒントになるアイディアをご紹介します。リコッタチーズの魅力を再発見できるものばかりです。ぜひお試しくださいね。
■リコッタチーズってどんなチーズ?
リコッタチーズは、チーズを作る工程で出た乳清(ホエー)を再度加熱して作るチーズで、イタリア語で「二度煮る」という意味があるそうです。脂肪分が少なくさっぱりしており、ほろほろした豆腐のような食感があります。塩気も少ないので豆腐感覚でおかずやおつまみ、スイーツに使えます。
■リコッタチーズの食べ方サラダに乗せたりケーキに使う以外にこんな使い方もオススメ。
・バゲットに乗せてタルティーヌに
リコッタチーズをたっぷり乗せて、生ハムやトマトを乗せてオードブルに。フルーツやナッツと合わせ、ハチミツをかけてスイーツ風など、おもてなしで大活躍すること間違いなしです。

・パセリやほうれん草と和えてラビオリやクレープに
ラビオリの生地がないときは餃子の皮でも作れます。クレープで包んでも◎。ほうれん草以外にバジルやパセリなどお好みの食材を合わせてください。おかず系のおしゃれな食べ方です。

・パンケーキの生地に加える
パンケーキの生地に加えるとふわふわもっちりした食感になり、リコッタチーズのリッチな味わいが楽しめます。ハチミツと相性が良いので、パンケーキにハチミツをかければさらに格別な味に。
■おうちで簡単自家製リコッタチーズの作り方牛乳に生クリームを加えて作るコクのあるリコッタチーズの自家製レシピです。
材料は牛乳、生クリーム、塩とお酢。シンプルで作り方もとても簡単。出来たてはほんのり温かく格別!ワンランク上の味わいです。
手作りリコッタチーズのタルティーヌ
【材料】(2人分)<リコッタチーズ>
牛乳 300ml
生クリーム 50ml
塩 少々
酢 大さじ 1/2
クルミパン 1個
ハチミツ 適量
【作り方】1、鍋に<リコッタチーズ>の材料を入れて軽く混ぜ、中火にかけてフツフツと沸いてきたら弱火にし、2分程加熱して牛乳が分離したら火を止める。

2、ボウルにザルとキッチンペーパーを重ねて(1)を入れ、10分程置く。

3、クルミパンは厚さ1cmに切り、トースターで表面に焼き色がつくまで焼き、(2)をぬってハチミツをかける。
【このレシピのポイント・コツ】パンはバケットやカンパーニュなどお好みの物をお使い下さい。
■リコッタチーズの使い方【おつまみ編】・リコッタ豆腐の海苔巻き
リコッタチーズとしょうゆ、かつおぶしの相性の良さにびっくりするヘルシーおつまみ。リコッタチーズは100gあたり約174kcalとヘルシーです。おつまみにオススメしたい簡単なアレンジです。豆腐と同じように色々アレンジできるアイデアレシピです。
■リコッタチーズの使い方【スイーツ編】・柿のリコッタチーズ和え
リコッタチーズとハチミツを合わせ、柿を入れて和えた簡単スイーツ。柿以外にリンゴやオレンジ、グレープフルーツやシャインマスカットなど色々なフルーツに合います。クラッカーに乗せてオードブルにしても良いですね。
・リコッタアイス
混ぜて固めるだけの簡単スイーツ。お好みでナッツやドライフルーツ、チョコやビスケットなどを入れても良いでしょう。リコッタチーズ効果で普段のバニラアイスが格別の味わいに変化しますよ。
・カンノーロバナナ
ネクストブレイクの呼び声の高いイタリアの伝統菓子「カンノーロ」。サクッと香ばしい生地の中にリコッタチーズとオレンジピールを合わせた贅沢なクリームをたっぷり入れて食べましょう。揚げたてが食べられるのは手作りならではですね。
これからクリスマスや年末年始でイベントごとが増えますね。そんな時は料理の格が上がるリコッタチーズを使っておしゃれに演出してくださいね。
(豊島早苗)