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年末からの過食に注意!油不要の万能スープ「旨味たっぷり手羽先と野菜の塩ポトフ」【金丸利恵のダイエットレッスン Vol.40】

自分にあう痩せ方を見つける『マイダイエットメソッド』を主宰しています、管理栄養士で、おうちごはん研究家の金丸利恵です。

楽しかった年末年始が過ぎ、普段の生活が戻ってくる頃ですが、食欲だけが戻らない、と過食気味になっていませんか?食事から2〜3時間しかたってないのに、何かつまんでる、もしくは眠くなって、コーヒーや甘い物を食べて紛らわせてる…。そんな状況だったら要注意。それ、「反応性低血糖」かもしれません。



■食後の空腹感・疲れ・眠気・集中力低下は「反応性低血糖」の可能性が
「反応性低血糖」とは、食事後に血糖値が急激に上昇し、その後急激に下降する状態を指します。空腹時の血糖値は正常範囲とされる70〜109 mg/dLを維持し、食後は血糖値が上がって、正常範囲は概ね140 mg/dL未満と考えられています。しかし、糖尿病でもないのに、血糖のコントロールが乱れ、血糖値が下がりすぎてしまう人が増えているのです。

その背景には、糖質の過剰摂取、特に砂糖やブドウ糖果糖液糖などの取りすぎがあります。空腹時間が長いタイミングで菓子パンや甘い飲料など精製糖質が多いものを食すと、血糖値は急上昇し、その後に急降下します。また、噛む回数が少なく早食い傾向にあると、血糖値スパイクを起こしやすくなります。

甘い物や早食いすれば、全員がそうなる、というわけではありません。眠さやダルさ、異様な空腹感などの症状が出ている方は、血糖値の上昇とインスリン分泌のタイミングがずれていることが多いです。

食事により血糖値が上がると、膵臓からインスリンが分泌され、血液中の糖を細胞に取り込みます。細胞に取り込まれると、血液中の糖が減る、つまり血糖値が下がりますが、インスリンの働きが悪いと、血糖値がなかなか下がらず、膵臓から追加でインスリンが分泌されます。この遅れて大量に出たインスリンが急激に血糖値を下げるので「低血糖」という状況が起こるのです。初動のインスリンの働きが悪くなってる方は、より低血糖になりやすいと言えます。

■糖質の過剰摂取・生活リズムの乱れ・運動不足が関わっている
なぜ、そのような反応が起きるのでしょうか。遺伝や体質もありますが、食べ方にも問題があります。栄養指導をしていると、食べたいときにだけ好きなものをちょこっとつまむ、食事をお菓子や加糖飲料で済ます、朝食や昼食を抜くなど、小食や欠食の方に反応性低血糖が多いように感じます。また、糖質制限で主食(ごはん、パンなど)を抜いてる方が、たまに糖質を食べると眠くてだるくて仕方がない、という話も聞きます。

長年そのような食生活を続けていると、インスリンの分泌量が少なくなり、インスリンの働きが悪くなって少し糖質を体内にいれただけでも、血糖値が乱れてしまうのです。

また、年末年始という短期間であっても、飲み会でピザやパスタやスイーツ、お正月はおせちやお餅、すき焼きなど、いつもより糖質を大量に摂りすぎると、反応性低血糖になりやすくなります。血糖値が下がったときに、また何か口にする…。そう言えば冬休み中に甘い物を食べる頻度が増えたかも、なんて心当たりはありませんか?

血糖値は運動とも関わりが深いです。寒いから外出しないで家でゴロゴロ…。という日が続くと、活動量が激減します。運動すると筋肉への血流が増え、筋肉へのブドウ糖の取り込みが盛んになり、血糖値が下がります。運動しないとこの働きが低下するので、ますます高血糖になりやすく、そこからの低血糖へ、という悪循環に。甘い物の間食と運動不足ループ。その習慣は早めに断ち切って、正常な血糖コントロールに戻しましょう。




■「反応性低血糖」に対する対策
食後にまた食べたくなる、眠気がとまらない、という方は以下の方法をお試しください。調子が良くなったら習慣化を目指し、継続していきましょう。

@ 砂糖を多く使ってる食品(お菓子、菓子パン、加糖飲料など)を控える


特に単独で糖分の多い食品を摂ると、急激な血糖上昇が引き起こされ、それに対する反応で過剰なインスリンが分泌されることがあります。食事からの栄養が不足していると甘い物が食べたくなるので、お菓子を食事代わりにするのはやめましょう。

A 30回以上噛んで食べる


意識しても増やすのが難しいのが咀嚼回数。どうしても早くなってしまう、という方は、食事の一番初めに具がたっぷり入った熱々の汁物を食べるようにすると良いでしょう。いったん空腹が落ち着くと、余裕をもって咀嚼できるようになります。

B 主菜(メインのおかず、肉、魚、卵、豆腐など)+副菜(野菜、海藻、きのこ)にご飯適量を組みあわせ、バランス良く食べる


血糖値を急上昇させないコツは、良質なタンパク質、健康的な脂肪、食物繊維を摂ることです。うどんやラーメンなど単品より、定食形式を選ぶと自然とバランスが整います。

C 朝昼晩と3食食べる。それでも症状が強い場合は、1日に数回小分けに食事を摂る


3食食べて安定する方はそれで良いですが、食事と食事の間に空腹感や落ち着かない感じ、集中力の低下などがある方は、1日の総摂取量を増やさずに、小分けに分けて食べて血糖値が下がりすぎないようにしましょう。朝食でご飯1膳(150g)食べるとしたら、朝食で100gにし、9時〜10時の間に50gの小さいおにぎりを食べます。午後も同様、15時までに、昼食で減らした分を食べます。ここで注意したいのは、間食にお菓子など甘い物を食べないこと。血糖値の乱高下を引き起こしやすくなるので、小さいおにぎり、するめやゆで卵、小魚ナッツなどがおすすめです。

D 食後にカラダを動かす


適度な運動は血糖コントロールに役立ちます。運動により血流が良くなると、筋肉で糖を取り込みエネルギーにするため、インスリンの働きが弱くても血糖値を適度に下げてくれるのです。そのため、食後にカラダを動かすことを推奨します。食後にウォーキングする、階段を使う、眠くなりそうだったらスクワットをする、など試してみてください。

■長期的に主食を食べてない人は徐々に血糖リハビリを
ごはんやパンを食べなければ眠くならない、と主食を抜いてしまう方がいますが、糖質制限はかえって反応性低血糖を招きやすくなります。控えるのは砂糖が多いものや小麦製品などの精製された糖質です。ごはんは活動量に合わせて食べるようにしましょう。

とは言え、長年主食を抜いていた人は、普通に食べ始めると、血糖値の乱高下を起こすことがあります。カラダが糖の代謝を休んでいた結果、反応しやすくなっているのです。そんな場合は、ニンジンや玉ネギ、レンコンなど、糖質を含む根菜から食べ始め、慣れてきたら主食を少しづつ増やしていくといいでしょう。

今回ご紹介するのは、『旨味たっぷり手羽先と野菜の塩ポトフ』です。骨付きの肉をコトコト煮ると、骨のミネラルが溶け出て栄養豊富に。この際、酢を少々入れると、PHの関係でミネラルが出やすくなり、肉も柔らかくなります。大根やニンジンなど根菜を柔らかく煮て、熱々をゆっくり良く噛んで食べましょう。糖質制限を長くされてる方へのリハビリに良いメニューですが、普通のお食事としても優秀。ご飯に合わせてお召し上がりください。味付けは塩だけとシンプルながら、長く煮ることで、素材の旨味がしっかり引き出されています。お好みで粒マスタードを付けて。野菜たっぷり、鶏肉のたんぱく質もしっかり摂れる万能スープ、油も使わないのでダイエットにも重宝しますよ。



■「旨味たっぷり手羽先と野菜の塩ポトフ」の作り方

調理時間 60分
レシピ制作:金丸利恵


旨味たっぷり手羽先と野菜の塩ポトフ
旨味たっぷり手羽先と野菜の塩ポトフ

【材料】(2人分)

鶏手羽先 6本
大根 5~6cm
玉ネギ 1/2個
ニンジン 1/2本
キャベツ 1/8個

水 800ml
白ワイン 大さじ 1
酢 小さじ 1
ローリエ 1~2枚
塩 小さじ 1/2
塩(仕上げ) 小さじ 1/2
粒マスタード 適量


【下準備】

1、手羽先は包丁かキッチンハサミで骨にそって切り込みを入れる。

旨味たっぷり手羽先と野菜の塩ポトフの下準備1

2、大根は横半分に切り、皮を剥く。面取りをしたら、表面に十字の隠し包丁を入れる。

3、ニンジンは皮を剥き、縦に4等分にする。

4、玉ネギ、キャベツはバラバラにならないよう、芯を残したまま縦半分に切る。


【作り方】

1、鍋に大根を入れ、かぶるくらいの水を注ぎ、中火にかける。竹串が刺さるまで15分程度ゆでる。
ザルにあけ、水気を切っておく。

大根は乱切りにすれば下茹では不要です。

2、鍋に手羽先を入れ、<A>の材料を入れ、中火にかける。沸騰したらアクを取る。

旨味たっぷり手羽先と野菜の塩ポトフの作り方2

3、(2)に大根、ニンジン、玉ネギ、キャベツを入れる。分量の塩小さじ1/2を入れ、蓋をして煮る。沸騰したら火を弱め、弱火で40分程度煮る。途中で野菜から水分が出てきたら、具材が煮汁に浸かるように具材を動かす。

旨味たっぷり手羽先と野菜の塩ポトフの作り方3

4、仕上げに塩で味を調える。器に盛り、お好みで粒マスタードをつけて食べる。

旨味たっぷり手羽先と野菜の塩ポトフの作り方4




栄養成分 1人分
エネルギー 304kcal
たんぱく質 21.5g
脂質    18.7g
炭水化物  16.7g
食塩相当量 3.4g




(金丸 利恵)
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