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財布に優しく栄養価も高い「ブロッコリーときくらげの生姜風味ナムル」【金丸利恵のダイエットレッスン Vol.41】

自分にあう痩せ方を見つける『マイダイエットメソッド』を主宰しています、管理栄養士で、おうちごはん研究家の金丸利恵です。

1月に、令和8年度からブロッコリーを「指定野菜」に追加すると農林水産省より発表がありました。天候不良などで、価格が下落したときに、生産者に補助金が支払われ、安定的な供給ができる仕組みで、なんと50年ぶりに追加されたそうです。


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現在の指定野菜は、キャベツ、きゅうり、里芋、大根、玉ネギ、トマト、ナス、ニンジン、ネギ、白菜、ジャガイモ、ピーマン、ほうれん草、レタス。確かに通年を通して、スーパーに並ぶ食材ばかり。

ダイエットの食事指導をしていても、ブロッコリーは食卓に多く上がる印象があります。お弁当の彩りやメインの付け合わせにと、サブ的な位置づけですが、ブロッコリーは多くある野菜類の中でも、主役級に栄養価が高いのです。

今回は、話題的にも栄養的にも、旬を迎えたブロッコリーについてご紹介しますね。

■ブロッコリーは栄養価が優れている

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ブロッコリーは緑黄食野菜に分類され、以下の栄養素が豊富です。

・βカロテン


カロテン(カロチン)含量が900μg/100gと豊富です。βカロテンは体内で必要な量だけビタミンAに変換され、目や気管支、腸などの粘膜の保護に役立ちます。カロテンそのものも体内の活性酸素を取り除くので、老化や病気の予防に働きます。

・ビタミンE(αトコフェロール)


ビタミンEは脂質の酸化を抑えるため、肌荒れ、脂肪肝、動脈硬化などの予防に役立ちます。収縮された血管を広げ、血流を良くする働きもあり、薬膳では寒さの影響を受けやすい「腎」の働き高める食材のひとつにブロッコリーが挙げられます。

・ビタミンC


免疫力保持、美肌、骨の健康、抗酸化、ストレスの緩和など、多くの働きがあるビタミンCは、ブロッコリーにも豊富に含まれます。100gで140rと1日の推奨量の100rを上回ります。100gで花蕾で4房くらいでしょうか。加熱してもほぼビタミンCは失われず、どんな料理にも向きます

また、タンパク質も多く、100g中5.4gと卵1個に近い量を含みます。蒸すとほんのり甘みを感じますが、糖質は低く、食物繊維は多いため、ダイエットにも筋肉を増やしたい人にも合う、スーパー野菜なのです。

■ブロッコリー特有の香り成分は解毒や抗酸化に働く

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ブロッコリーは大根、キャベツ、ワサビ、マスタード、芽キャベツ、ブロッコリースプラウトと同じアブラナ科の野菜です。生で食べると、大根同様にピリッとした刺激的な辛味があり、茹でると独特のモワっとした香りがあります。これはイソチオシアネートという成分で、構造に硫黄を含んでいます。

硫黄は体内では、システインというアミノ酸に含まれ、グルタチオンの構成成分になります。グルタチオンはカラダの細胞に存在しており、抗酸化と解毒に大きな働きをしています。

抗酸化とは、体内で発生する活性酸素を除去し、酸化を抑制すること。活性酸素が多くなると外面的には肌のシミやしわ、たるみ,老化が進み、内面的にはガンや糖尿病や脂質異常症、動脈硬化、白内障など様々な病気を招きます。

また、グルタチオンはアルコールや薬、添加物の取りすぎや、有害物質、重金属の汚染など、体にとって不要なものを解毒する働きもあります。アルコールの過剰飲酒や喫煙、薬の長期服用、腸内環境の悪化など、解毒するものが多すぎると、解毒にグルタチオンを使いきってしまい、抗酸化まで力が及ばなくなります。

ブロッコリーは、解毒の酵素を作るのに必要な硫黄も含まれますが、抗酸化力があるカロテンやビタミンEやCも豊富なので、どちらにも有効です。解毒の対象となるものを体内に入れないよう意識しつつ、ブロッコリーで抗酸化&解毒パワーを補っていきましょう。

■ブロッコリーの食べ方

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意外ですが、ブロッコリーは生でも食べられます。みじん切りにして、ツナや刻み玉ネギ、オリーブ油、レモン汁と和えたサラダはおすすめです。

加熱するときは、ビタミンやミネラルの流失を防ぐために電子レンジ活用が便利ですが、せいろで蒸したり、少量の水で、蓋をして蒸し煮すると、より甘みが強く美味しく感じられます。柔らかいほうが食べやすい、という方は熱湯で茹でると、加熱時間の調整がしやすいです。

どの方法でも、加熱後はザルにあけて、うちわであおいで冷ますと、鮮やかな緑のまま維持できます。流水にさらすと水っぽくなるのでやめましょう。色のくすみが気にならないなら、自然に冷ましてもOK。

βカロテン、ビタミンEは脂溶性ビタミンなので、油と一緒に胆汁でミセル化されたのち、吸収されます。ブロッコリーにマヨネーズをつけたり、サラダでドレッシングを使うのは理にかなっているのです。ダイエット中は油脂を控えめにしたいので、肉や魚に含まれる脂肪や、調理に使う油で充分です。また良質の油脂を含む、ゴマやクルミで和えるのも良いですね。

今回は、簡単ナムルをご紹介します。生のすりおろしでなく、加熱したショウガを組み合せることで、カラダを内側から温めます。同じく腎をサポートする黒い食材キクラゲもプラスして、冬向けのナムルに。ひと手間ですが、乾燥エビを乾煎りすることで香ばしくなり、食欲が進みますよ。ぜひ作ってみてくださいね。



■「ブロッコリーときくらげの生姜風味ナムル」の作り方

調理時間 15分
レシピ制作:金丸利恵


ブロッコリーときくらげの生姜風味ナムル
ブロッコリーときくらげの生姜風味ナムル

【材料】(2人分)

ブロッコリー 4房(100g)
キクラゲ(乾燥) 5g
桜えび(アミエビ) 大さじ 1
ショウガ 5g
塩麹 小さじ 2
ゴマ油 小さじ 1


【下準備】

1、ブロッコリーは小房に分ける。

2、キクラゲは水に浸けて戻す。柔らかくなったら千切りにする。

3、ショウガは千切りにする。


【作り方】

1、鍋にアミエビを入れて乾煎りする。香ばしい香りがでてきたら取り出す。

ブロッコリーときくらげの生姜風味ナムルの作り方1

2、鍋に湯を沸かし、ブロッコリーを好みの柔らかさに茹でる。茹でたら取り出し、ザルにあける。うちわであおいで冷ます。冷めたら食べやすい大きさに割く。

ブロッコリーときくらげの生姜風味ナムルの作り方2

3、(2)の鍋にキクラゲとショウガを入れ、さっとゆでてから水気を切る。

ブロッコリーときくらげの生姜風味ナムルの作り方3

4、(1)(2)(3)をボウルに入れ、分量の塩こうじとゴマ油を入れて和える。器に盛る。

ブロッコリーときくらげの生姜風味ナムルの作り方4




栄養成分 1人分
エネルギー 59kcal
たんぱく質 4.4g
脂質    2.5g
炭水化物  7.6g
食塩相当量 0.9g



参考文献 食品成分データベース


(金丸 利恵)
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