長ナス、丸ナス、白ナスなど、種類が豊富な「ナス」は和洋中問わず使える万能野菜。中でも、
みずみずしく甘みがあり、生食できるのが「水ナス」です。
![](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/4/E1712064494443/detail/7d28bd50624f49b2d521d23870be7afceffe2189c9aa030d9ffd6e90e1f3607d.jpg)
今回はナスの中でも
甘くて食べやすい「水ナス」の美味しい食べ方や保存方法をご紹介します。夏に欠かせない万能野菜をぜひ味わってくださいね。
■「水ナス」ってどんなナス?長ナスや白ナス、丸ナスなどに比べてサイズが大きく、
水分が多いのが水ナスの特徴です。水ナスは大阪泉州地方の名産として知られています。皮や実が柔らかく、
アクが少なく甘みがあるので生で食べられます。5月から夏にかけて旬を迎える水ナスの流通量は多くないため、見つけたらぜひ手に取りたい野菜です。
![](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/4/E1712064494443/detail/7674d3d5375d8addcd488626f905a87df19118cb2d5c35e8b1b17a05033ba4cd.jpg)
・おいしい「水ナス」の見分け方
ヘタが黒く、実の色が濃い紫色でハリの良いものを選びましょう。手に取ったとき、弾力がありずっしり重みがあるものを選んでください。
・水ナスの保存方法
みずみずしさが大切な「水ナス」は寒さや乾燥に弱い野菜です。乾燥を避けるため新聞紙などに包んで保存袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。冷蔵保存する際は、輪切りにし、空気に触れないように保存袋に入れ冷凍庫へ。約1ヶ月程度保存できます。
■ 一番美味しい食べ方「旬の水ナス 簡単漬物」サクサクした食感が特徴の「水ナス」は漬物にするととてもジューシー。冷蔵庫で1時間以上漬けましょう。前の晩に漬けておくと朝おいしく食べられます。みずみずしさをぜひ味わってください!
旬の水ナス 簡単漬物
【材料】(2人分)水ナス 1個(150g)
水 50ml
塩 小さじ 1
昆布(5cm角) 1枚
【下準備】1、水ナスはヘタを取り、縦半分に切る。切り口を下にして、横幅1cmくらいに切る。
【作り方】1、耐熱容器に水と塩を入れ、ラップをしないで電子レンジで1分加熱する。塩が溶けるように混ぜる。
![旬の水ナス 簡単漬物の作り方1](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/4/E1712064494443/detail/921e0294c28d1cc7c79268105168198299d55c6160263077df0137c76a3e95bf.jpg)
2、密封ができる厚手の袋に水ナスと(1)、昆布を入れ、袋の上からそっと揉む。空気を抜いて封をし、冷蔵庫で1時間以上置く。
時間が長いほうが良く浸かります。前の夜や朝のうちに作っておくことをお勧めします。
![旬の水ナス 簡単漬物の作り方2](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/4/E1712064494443/detail/f9b5acaff8a3081fe34239aff9b92718eb2a61f1055cbc909baf3e95bcb36c78.jpg)
3、水ナスを取り出し、器に盛る。
【このレシピのポイント・コツ】電子レンジは600Wを使用しています。
■生食でおいしい!【水ナスサラダ:5選】・ナスのヨーグルトサラダ
![](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/4/E1712064494443/detail/cb7acf3db596fb7a6bee33fdbc4d33799dec55a2115bfa577569203066f7baa8.jpg)
プレーンヨーグルト、粒マスタード、マヨネーズのドレッシングでナスを和えました。「水ナス」で作る時は、アク抜きの必要がないので切って和えて完成です。さっと作れるヘルシーなサラダです。
・ナス入りコールスローサラダ
![](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/4/E1712064494443/detail/53735891bcacaa8c7c7118e103eb76de2948820d9446e9937f629d19c1cdd404.jpg)
キャベツ、キュウリ、ミョウガに大葉など、野菜それぞれの甘みが味わえるサラダです。ナスも生で食べましょう。炒めたベーコンの塩気が絡まり美味。最後に味を見て塩コショウで調整してください。
・ナスのエスニックサラダ
![](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/4/E1712064494443/detail/d1e2355197f74f6470ac88dbf5738e3714b799685b7df48db0210e428e6ea9ad.jpg)
レシピでは長ナスを使うためレンジでチンする工程を含みますが「水ナス」はそのままレンチンせず使えます。「水ナス」の甘みがエスニックソースとよく合います。ナッツを入れて食感のアクセントをプラスしましょう。
・ナスの梅かつおサラダ
![](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/4/E1712064494443/detail/8bd12c3d01c5a2f5d0c862ad99fedeae5cc04b77cdd35ce46a7316d1aba07c7e.jpg)
「水ナス」で作る場合は茹でずにそのまま使いましょう。梅かつおでさっくり混ぜて完成のサラダは、お通し感覚で。餃子や天ぷらなどの副菜にオススメです。
・薬味たっぷりナスのサラダ
![](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/4/E1712064494443/detail/cef5af3e170c18a0e9f0eddc3282c636187672232b67f307cb9b8adaa28b319d.jpg)
大葉、ミョウガなど薬味をたっぷり使ったサラダはお口直しにピッタリ。このまま素麺に乗せても良いですね。ラー油の量はお好みで調節してください。
■生食でおいしい!【水ナスアレンジ:5選】・ナスとトマトのカルパッチョ
![](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/4/E1712064494443/detail/06d941c25ded64bba40598cc30b14ee94dfa6153d88e4c4e226072fad9b1229f.jpg)
オリーブオイルとバルサミコ酢で作るカルパッチョ。水ナスはレンチンせずそのまま使ってOK。水ナスの瑞々しさを存分に味わえる一品です。
・ナスのカツレツ
![](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/4/E1712064494443/detail/39afac74950e54502a1d22dde6153f62715b546e8c4b54ba7641ea3c3bd2b4e8.jpg)
水ナスのジューシーさが味わえる食べ応え満点のバジルが香るカツレツです。何もつけなくてもおいしいですが、お好みでレモンを絞ったりケチャップやソースを添えて。白ワインに合いますよ。
・ナスの無限ナムル
![](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/4/E1712064494443/detail/945097f8ebfeb24e5378871fb7abba16fdf76ee3a1691fb723a36ed604296aba.jpg)
水ナスで作る場合は、お好みの大きさに切るか手で割くなどして、ゴマ油ベースの調味液と和えるだけ。少しおくと味がなじみます。火もレンジも使わず作れるため、あと一品欲しい時にオススメです。
・味がしみてトロトロ!ナスの煮浸し
![](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/4/E1712064494443/detail/1fe22499fe01bddbb2c5e8ea6e1330e94870c3a616f75c564226396a212f3d66.jpg)
レシピでは長ナスを使いますが、水ナスでもおいしく作れます。トロトロの水ナスがダシを吸ってさらにジューシーに!味わい深い一品です。温かくても冷やしてもどちらもおいしく食べられます。
・夏野菜deトマトつけパスタ
![](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/4/E1712064494443/detail/6a5a215b3f30118571ff9ee4116f71c0effd7944c44c87d38d48d504fdb6ad32.jpg)
オリーブオイルでソテーした水ナスがジューシーなつけ麺ならぬつけパスタ。一皿で夏野菜をたくさん摂取できます。つけダレは温かいうちに食べても、冷蔵庫で冷やして食べてもGOOD! お好きな方で味わってください。
これから旬を迎える水ナス。サラダだけでなく漬物や煮ても良し、焼いても良し活用範囲の広い野菜です。お酒のおつまみにもオススメ。お好みの食べ方で旬の味を楽しみましょう。
(豊島早苗)