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夏休みに子どもと「虫捕り」をしたら、奇跡を感じる思いがけない出会いがあった!【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.34】

この夏は、息子も小学校に上がったことで、ダブル宿題パンチの夏休み。

昔に比べると毎朝のラジオ体操のノルマや、たくさんの宿題に追われることも少なくなり、楽になったとは言えるのですが…。

在宅ワーカーの私は毎日の食事の準備と宿題の指導、そして、贅沢はできないけれど、楽しい体験をさせてあげたい…という使命感に燃えていました。

休みが取れない夫の代わりに、息子念願の東京駅に連れていったり、映画を観に行ったり、娘が行きたがっていた遠くのショッピングモールやお祭りに行ったり。

それなりに、絵日記のネタには欠かない夏休みを送っていました。

そんな中で、一番経験させてよかったと感じたことは…。

カブトムシ捕り!!

夏休みに子どもと「虫捕り」をしたら、奇跡を感じる思いがけない出会いがあり感動!【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.34】

■息子のためにカブトムシ捕り!
何を隠そう、私は虫が苦手です。

息子が虫好きになって努力はしたのですが、やっぱりまだ、触ることはできませんでした。

それでもって、成長するにつれて虫が苦手になってきた娘。

去年、捕まえたカブトムシやクワガタを最後まで飼ってはいたのですが、愛情よりも義務感が勝っている感じがあったのです。

ですが息子は「去年よりデカいクワガタを取る!!」と燃えている。

夫は私以上に虫がダメ。
私が行かなきゃ誰が行く。

そんな感じで、まだお留守番に不安があるお姉ちゃんを連れて、3人で夜の虫捕りに行くのでした。

3人で夜の虫捕りに行くのでした
ビビりの私は虫よけ・長靴・フル装備。

YouTubeで虫捕りの勉強していた息子は、言わなくても長袖長ズボンです。偉い。

 

■地元の方から有力情報を得た
初めて行く林や公園には昼間のうちに前もって下見に行くのですが、地元の方が話しかけてきてくださり、「ここは早朝に全部業者の人が捕っていく」とか「あそこにスズメバチの巣があるから夜がいい」などの情報をくださいました。ありがたい…!

地元の方から有力情報を得た
そんな情報を踏まえて到着すると、カブクワが集まる木へ最短距離で向かいます。

虫はおろか、夜の林にビクビクの娘は虫捕りどころではないのですが、木にはカブトムシとクワガタがしっかりいます。

狩猟本能が夫より強い私は、時に動かず耳を澄ませ、時に網を投げ、確実に虫をGETするスキルを培っていました。

ここはまさに遊び場
そう、ここはまさに遊び場。

自然の、ゲームセンターや〜〜〜!!

息子からの羨望のまなざしは、実にうれしいものでした。

絶対にクワガタ以外も落ちてくるので、木を蹴ることは私はしません(大きなクモやムカデもいるため、注意!)。
 
 

■夜の林では思わぬ出会いも…
そんなこんなで、今年も10匹近いカブトムシとクワガタをGETして飼育しているのですが、思わぬ出会いがありました。

それは、セミの羽化の現場です。

陽が暮れる夕方頃になると、土の中からセミのサナギが現れ、一生懸命、木を探してよちよちと歩いていきます。

その間に鳥に食べられてしまったり、踏みつぶされてしまったりするサナギもいます。

林や公園にも、事切れ、アリに集られているサナギが何匹かいました。

そして、やっとのことで木によじ登り、夜、セミは羽化していきます。

夜、セミは羽化していきます
その姿の美しさには、虫が苦手な娘も感動し、虫が大好きな息子はもう、言葉を失うくらいでした。

夏になると当たり前に現れると思っていたセミが、こんな熾烈な戦いを経験し、必死の思いで羽化して生まれてきたということは、この現場を目の当たりにしないと、なかなか知ることができません。

そして、子どもを産むことを経験させてもらった私にとっては、その命の誕生の壮絶さ、尊さを改めて思い出させてもらう場面でもありました。

今いることは当たり前じゃない。とんでもない奇跡。

セミは、こんな壮絶な誕生を迎えても、その命は1カ月程度と言われています。

そんな中、私は我が子とこんなに長い時間、過ごせている。

そのありがたさを噛み締めながら、今日もたくさんの昆虫ゼリーを交換するのでした。

今日もたくさんの昆虫ゼリーを交換するのでした
 
 
(たんこ)

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