山芋はすりおろして食べる「とろろ」のイメージが強いかもしれませんが、
調理法によって食感や味わいが変化し、アレンジの幅は無限大!
今回は、山芋の人気アレンジレシピ【3選】をご紹介。
晩酌のおともやご飯のおかずにもぴったりなので、ぜひ参考にしてください。
■調理法でアレンジ自在山芋は生でもおいしいのはもちろんですが、加熱すると大きな変化が! 主成分であるデンプンに熱が加わると、
とろみのある食感がふわふわ&モチモチに変わり、風味もUPするんです。オーブン料理や揚げ物にすれば、柔らかな食感の主役おかずが作れます。
ボリュームが増すので、料理のつなぎとしても大活躍。山芋の特徴を覚えてしまえば、料理のアレンジがグッと広がります。お好みの食べ方をぜひ見つけてみましょう。
【まるでお餅】山芋のモチモチ揚げ山芋のモチモチ揚げ
【材料】(2人分)山芋 100g または 大和芋
青のり 小さじ 1
みりん 小さじ 1
塩 少々
焼きのり 1/2枚
ミルびき岩塩 適量
揚げ油 適量
【作り方】1、山芋は皮をむいて分量外の酢で酢洗いをし、すりおろして青のり、みりん、塩と混ぜ合わせる。揚げ油を180℃に予熱し始める。

2、焼きのりに(1)を真ん中にのせて包む。

3、180℃の揚げ油で(2)を色よく揚げ、食べやすい大きさに切る。器に盛り、ミルびき岩塩を振る。

すりおろして、巻いて、揚げるだけ! 山芋が独特のふんわり&もちっと食感に仕上がります。揚げすぎると食感が固くなり、焦げてしまうので注意。磯の香りが香ばしく、シンプルに塩を振って食べるのがおすすめです。家飲みのおつまみにいかがですか?
【うま塩味】山芋と明太子の磯辺揚げ山芋と明太子の磯辺揚げ
【材料】(1人分)山芋 30g
明太子 10g
焼きのり 1/4枚
揚げ油 適量
【作り方】1、山芋は皮をむいて、すりおろす。明太子は皮に切り込みを入れ、中身を出して山芋と合わせておく。焼きのりは半分に切る。

2、山芋と明太子を合わせたものを焼きのりで巻き、170℃の揚げ油で揚げる。
山芋の磯辺揚げに「明太子」を加えて、ピリ辛にアレンジ! 山芋のふわふわ感と明太子の塩加減が絶妙です。しっかり味がついているので、そのまま食べても美味。ご飯やビールとも好相性です。辛いのが苦手な方やお子様にはタラコを代用しても◎。
【ボリューム満点】山芋のふわふわお焼きふわふわ!山芋のお焼き 簡単人気レシピ by杉本 亜希子さん
【材料】(2人分)<生地>
山芋 50g
小麦粉 大さじ 2
片栗粉 大さじ 2.5
溶き卵 1/2個分
水 50ml
塩 少々
ニラ 1/4束
干し桜エビ 大さじ 1
チリメンジャコ 大さじ 2
白菜キムチ 10g
ゴマ油 大さじ 1
<つけダレ>
みりん 小さじ 1
作り置き甘酢 大さじ 1/2
しょうゆ 大さじ 1
ニンニク(すりおろし) 少々
粉唐辛子 少々
ゴマ油 小さじ 1
プチトマト 4個
【下準備】1、山芋は皮をむき、すりおろす。アクが強い場合は分量外の酢少々を入れた水につけ、水気を拭き取ってすりおろす。
2、ニラは根元のかたい部分を切り落とし、長さ3cmに切る。

3、白菜キムチが大きい場合はザク切りにする。
4、<つけダレ>の材料を混ぜ合わせる。
【作り方】1、ボウルに<生地>の材料を加え、よく混ぜ合わせる。

2、(1)にニラ、干し桜エビ、チリメンジャコ、白菜キムチを加えてよく混ぜ合わせる。

3、小さめのフライパンにゴマ油を中火で熱し、(2)を広げて両面焼き色がつくまで焼く。

4、食べやすい大きさに切って器にプチトマトと共に盛り合わせ、<つけダレ>につけて食べる。

すりおろした山芋を入れた「おやき」はふわふわ食感がたまりません。お好みでニラ、干しエビ、キムチなどを混ぜ込めば、十分メインのおかずになります。ニンニクを効かせたタレで召し上がれ。ひと口サイズならお子様でも食べやすく、しっかり栄養補給できちゃいます。
■山芋で家飲みを楽しもう!山芋は生でも加熱してもおいしく、
手軽に居酒屋風おつまみが作れる人気食材。山芋ならではの独特の食感が後を引き、ついついお酒が進んでしまいます。
今回ご紹介した3レシピは見栄えも良く、気分も上がります。磯辺焼きの香ばしさはビールにぴったり! お焼きは日本酒と合わせてみたくなりますね。気になるメニューを作って、家飲みを楽しんでみてください。
(川原あやか)