コクと旨みのバランスが絶妙な「合いびき肉」は、さまざまな料理に活用できる便利な食材です。
今回は、そんな
合いびき肉を使った優秀レシピを3選ご紹介します。

おもてなしに喜ばれる重ね焼きや子どもに人気のカレーやパスタなど、どれも絶品。難しそうに見えて
意外と簡単なのでぜひ試してみてください!
年末年始のパーティーシーズンにも大活躍しますよ。
■合いびき肉の選び方&保存方法合いびき肉とは豚と牛肉をあわせてひき肉にしたものです。豚ひき肉の甘い脂と牛ひき肉の強い旨みが混ざり合い、深い味わいが楽しめます。
選ぶ際は、
ドリップが出ていないものがおすすめです。また、
肉の赤色と脂肪の白色がはっきりしているものは新鮮な証。割合は6:4や7:3など好みで使い分けましょう。
とはいえ、合いびき肉をはじめとするひき肉は
酸化しやすいため、早めに調理することが大切です。冷凍保存する場合は、空気に触れないようラップで全体を覆い、
10日を目安に食べ切ってください。
【おもてなしに】ナスとひき肉の重ね焼きナスとひき肉の重ね焼き
【材料】(2人分)合いびき肉 150g
玉ネギ 1/4個
ニンジン 1/4本
ニンニク(みじん切り) 1/2片分
シメジ 1/2パック
トマト(小) 1個
ナス 1~2本
バジル(生) 4~6枚
タイム(ドライ) 小さじ 1
ピザ用チーズ 50g
<調味料>
顆粒スープの素 小さじ 1
ウスターソース 大さじ 1/2
ケチャップ 大さじ 1.5
小麦粉 小さじ 2~3
塩コショウ 少々
<ソース>
ケチャップ 大さじ 2
ウスターソース 大さじ 1/2
塩コショウ 少々
オリーブ油 大さじ 1.5
【下準備】1、玉ネギはみじん切りにする。
2、ニンジンは皮をむき、粗くすりおろす。
3、シメジは石づきを切り落とし、みじん切りにする。
4、トマトはヘタをくり抜き、粗いみじん切りにする。
5、ナスはヘタを切り落とし、縦幅2〜3mmに切る。分量外の塩水に放ってアクを抜き、水気をきる。

6、バジルは食べやすい大きさにちぎる。
7、<ソース>の材料を混ぜ合わせる。
8、オーブンを200℃に予熱しておく。
【作り方】1、フライパンにオリーブ油、ニンニクを入れて中火にかけ、ニンニクの香りがたってきたら、玉ネギを加えてしんなりするまで炒める。シメジを加えてさらに炒め合わせ、冷ましておく。

2、ボウルに合びき肉、ニンジン、(1)、<調味料>の材料を加え、よく混ぜ合わせる。

3、耐熱容器にナスの1/3量を敷き、1/3量のトマト、半量のバジル、タイムをのせて塩コショウ、小麦粉を振り、(2)の半量を広げる。

4、残りのナスの半量を敷き、塩コショウ、小麦粉を振り、残りの(2)を広げる。1/3量のトマト、残りのバジル、タイムをのせ、塩コショウ、小麦粉を振る。最後に残りのナスを並べる。

5、上から軽く押さえ、残りのトマトをのせ、ピザ用チーズを散らす。200℃に予熱しておいたオーブンに入れ、20分焼いて<ソース>を添える。
【このレシピのポイント・コツ】ここではガスオーブンを使用しています。オーブンにより温度や焼き時間には違いがあるので、ふだんからお家のオーブンの癖を知っておくことをおすすめします。
合いびき肉と炒め野菜で作った肉ダネとナスを交互に重ねるボリューム満点の優秀レシピです。切り分けるとミルフィーユ状になっていて見た目のインパクト抜群。合い挽き肉の旨みを吸ったナスからジュワッとあふれる肉汁がたまらないおいしさです。手が込んでいるように見えますが、味付けはウスターソースやケチャップなど身近なものなので意外と簡単!
【初心者さん向け】トマト缶で本場の味! 絶品キーマカレートマト缶で本場の味!絶品キーマカレー
【材料】(4人分)合いびき肉 300g
ラム肉 200g
玉ネギ 2個
ニンジン 1/2本
ピーマン 4~5個
ニンニク 1片
ショウガ 1片
ローリエ 2~3枚
固形スープの素 1個
水煮トマト(粗つぶし) 1パック
赤ワイン 100ml
水(市販ルウ指定水量) 500ml
カレールウ(市販品) 1箱
カレー粉 大さじ 1~2
塩コショウ 少々
クミンシード 小さじ 1
サラダ油 大さじ 2
バター 10g
タイ米(炊きたて) 茶碗 4~5杯分
薬味(お好みの) 適量
【下準備】1、ラム肉は細かく刻み、合いびき肉と合わせる。

2、玉ネギは粗めのみじん切りにする。
3、ニンジンは皮をむき、みじん切りにする。
4、ピーマンは縦半分に切ってヘタと種を取り、みじん切りにする。
5、ニンニクは縦半分に切って芽を取り、ショウガは皮をむき、それぞれみじん切りにする。
【作り方】1、鍋にサラダ油、バター、クミンシードを入れて弱火にかける。香りが立ってきたら、玉ネギ、ニンジン、ニンニク、ショウガを入れて中火にし、しんなりするまで炒め合わせる。

2、ピーマンを加えて炒め合わせ、合わせた合びき肉を加え、肉の色が変わるまで炒める。カレー粉を加えて炒め合わせ、塩コショウをする。

3、ローリエ、固形スープの素、水煮トマト、赤ワイン、水を加える。強火にして煮立ったら、軽くクツクツ煮立つ火加減で12〜13分煮る。

4、カレールウを割り入れ、弱火でルウを溶かし、さらに10分時々混ぜながら弱火で煮込む。器にタイ米、カレーを盛り、お好みの薬味を添える(ローストスライスアーモンド、ゆで卵、らっきょう、福神漬け、イカ塩辛など)。
【このレシピのポイント・コツ】水煮トマトがホールの場合は手でつぶしながら汁ごと加えて下さい。トマトの種が気になる方は、一度網を通して、種や皮を取り除いてもいいですね。1パック(300g)の水煮トマトが求められない場合は、缶詰をお使いください。ホール缶は400gの物が多いですので、その場合は水を400mlに調整して下さい。
今回はタイ米を使いましたが、もちろん普通の白米でもOKです。
お店顔負けのキーマカレーを作りたい方におすすめなのがこちらのレシピ。クミンシードの香りと合いびき肉の旨みが合わさり、奥深いカレーに仕上がります。水以外に、水煮トマトと赤ワインも加えて煮込むため、香りと酸味がプラスされるのもポイント。レシピでは合いびき肉とラム肉を使っていますが、合いびき肉だけでもOK。材料を切って煮込むだけなので、料理初心者さんも失敗なく作れます。
【15分で完成】簡単なのに本格的 ミートソーススパゲッティー簡単なのに本格的 ミートソーススパゲッティー by保田 美幸さん
【材料】(2人分)合いびき肉 200g
オリーブ油 大さじ 1
ニンニク 1/2片
<ソース>
炒め玉ネギ(市販品) 50g
赤ワイン 大さじ 2
塩 適量
粗びき黒コショウ 適量
イタリアンパセリ(刻み) 適量
ドライトマト 1/2枚
スパゲティー 180g
水 1800ml
塩 18g
粉チーズ 適量
【下準備】1、ニンニクはみじん切りにする。ドライトマトは水で柔らかくもどし、水気を絞って粗く刻む。
【作り方】1、鍋に水と塩を入れて湯を沸かし、スパゲティーを表示の時間通りにゆで始める。

2、スパゲティーをゆでる間に、フライパンにオリーブ油を中火で熱して合いびき肉をポロポロに炒める。

3、ニンニクを加えて炒め合わせ、香りがたったら<ソース>の材料をを加えて混ぜ合わせる。

4、水気をきったスパゲティーを加えてからめ、器に盛り、粉チーズを振る。
【このレシピのポイント・コツ】イタリアンパセリが残っていれば、飾りに添えると目にも美味しくなりますね。
合いびき肉が少しだけ余っているときはミートソースにするのがイチオシです。合いびき肉は全体がポロポロになるまで炒めてから味付けすることで、合いびき肉特有の臭みが気になりませんよ。味付けは塩と粗挽き黒コショウでシンプルに。赤ワインの風味とイタリアンパセリの爽やかな香りがおいしさを格上げしてくれますよ。合いびき肉を無駄なく使い切りたい方は、ぜひお試しを。
■合いびき肉は使い勝手抜群の優秀食材!合いびき肉は旨みとコクが強いため、ボリューミーな料理を作りたいときにうってつけです。比較的安価で購入でき、
冷凍すれば日持ちする点も優秀。野菜との相性が良く、ニンジンや玉ネギ、キノコなどと組み合わせるとかさ増しできます。
ご紹介したレシピは3つとも幅広い世代に好まれるレシピ。さっそく作ってみてくださいね。
(ともみ)