■これまでのあらすじ
大好きな母が姉の中学受験で忙しくなってしまったことで、次女のくらへの当たりが強くなってしまう。夜に家でひとりでいることが怖くて塾の送迎に連れて行ってほしいと言い出したくらだったが、いざ行くと車にただ乗っているだけで退屈してしまい、母を苛立たせてしまう。またある日は母に結ってもらった髪型に「高さが違う」と言うと気分を害した母から自分でやるよう言われたので、翌日自分でやろうとすると母は怒り出すのだった。
■私、大事にされてない!?


我が家はわりと放任主義でした。放っておかれすぎて「私のことどうでもいいのかな」と思ったりしていました。
でもきっと構われ過ぎていたらそれはそれで何か別の感情を抱いていたんだろうな…と。
あと別に「うちはいいって言われたよー」って普通に言えばいいのに、みんなと一緒の意見じゃないとなんだか恥ずかしかった多感な時期でした。
■スクールカーストが…
■コレは知っている…!

すぐ「今度は私が標的になったんだな」とわかりました。というのも前にも同じことがあったんですよね。
その時は別の子が標的になっていて、グループのリーダー格の子が「〇〇ちゃんムカつくよね、無視しよ!」って言い出して、リーダー格の子に嫌われたくなくて言う通りにしていました。
その時は2週間くらいで普通に話すようになっていましたが、いじめに加担していたのは事実なのでやり返されるのも因果応報…。
しかし、この時期は本当にきつかったです…。子どもの世界も残酷ですよね。
大人になればある程度自分でコミュニティを選べますが、子どもの時は「ここから逃げられない」「ここにいるしかない」「ここでうまくやるしかない」と思い込んでいました。
いじめ、絶対ダメ!
(くら)